上品な人の特徴の1つ。
それは「落ち着いた動作」です。
落ち着いた動作とはいえ「もたもた」「のろのろ」ではありません。
あくまで「余裕」「冷静」という意味の落ち着きです。
上品な人は、動作が落ち着いています。
歩くときも、せかせか動き回ったり小走りだったりすることはありません。
地面を噛み締めるかのように、1歩ずつ落ち着いて歩きます。
早口で話したり慌てて話したりすることはありません。
一言ずつ丁寧に落ち着いて話します。
時間がなくて急いでいるときでも、落ち着いて話すのが特徴です。
食事をするときも、がつがつ食べることはありません。
一口ずつ食べ物を口に運び、落ち着いて食べます。
うなずくときも、上下に素早く何度もうなずくのではなく、ゆっくり一度だけうなずきます。
あなたの身近にいる「上品な人」を思い出してください。
その女性は、きっと落ち着いた動作をしているはずです。
落ち着いた動作は、優雅に見えます。
しぐさも話し方も振る舞い方も、全体的に落ち着いているので、自然と上品に見えるのです。
上品に見えるコツは、とにかく「落ち着いた動作」を心がけることです。
あなたも、上品な印象を出したいなら、落ち着いた動作を心がけてみましょう。
「ゆっくり」を心がけるだけでいいのです。
落ち着いた動作は「歩くとき」「話すとき」「食べるとき」の3場面から始めましょう。
歩くときは、落ち着いて歩くようにしましょう。
歩くのが遅くなるのが心配であれば、大股で歩きましょう。
大股で歩けば、落ち着いた様子を保ちつつ、スピードを出して歩けます。
話すときも、早口でぺちゃくちゃ勢いよく話すのではなく、一言ずつ落ち着いて話しましょう。
ゆっくり話したほうが、一言の重みが増すので、相手に言葉がよく伝わります。
相手は言葉が聞き取りやすくなって、落ち着いて話ができます。
特にせっかちな人は、早口が癖になっていることが多いため、早めに直しておくのがいいでしょう。
話の相槌も、小刻みに何度もうなずくのではなく、ゆっくり一度だけうなずきます。
物足りなく思えますが、誤解です。
「しっかり話を理解しました」というメッセージを伝えることができます。
食事をするときも、がつがつ勢いよく食べるのは下品に見えるため、NGです。
ゆっくり落ち着いて食べるようにしましょう。
おなかがすいていても、よく噛んでゆっくり食べること。
ゆっくり食べたほうが、上品な様子に見えるだけでなく、食べすぎ防止にもつながります。
落ち着いた動作は、歩き方・食べ方・話し方だけではありません。
振る舞いのすべてにおいて「落ち着き」を心がけてください。
最初は違和感があるかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。
動作とはいえ、癖にすぎません。
普段から落ち着いた動作を心がけていれば、だんだん体に染みついていき、普通の状態になります。
せっかちな人は、抵抗感も大きいですが、上品な人になりたいなら必須条件の1つです。
落ち着いた動作を心がけるだけで、優雅で落ち着きのある雰囲気が出てきます。
自然と上品な人に見えてくるのです。