自分磨きや自己投資を真剣に取り組む人に対し、冷ややかな目を向ける人がいます。
「何をそんなに必死になってるんだろう」
「これが意識高い系ってやつか」
「自分に酔ってるんじゃない?」
そんなふうに努力している人をからかうような声をかける。
はっきりばかにするような声をかける人もいます。
これはもったいない態度です。
自分自身の未来の可能性を狭めてしまう行為だからです。
からかう声をかけると、自分はそれをできなくなります。
自分がからかったことを、自分がやるのはおかしなことです。
自分がやろうとすると、発言と行動に矛盾が生じてしまい、強い違和感やストレスが生じます。
これを心理学で「認知的不協和」といいます。
「自分が否定したことを今さら自分がするなんて……」と違和感に苦しめられ、一歩踏み出せなくなるのです。
「自分は自分磨きも自己投資もしない」と今は思っていても、人生はわかりません。
人生には節目があります。
いつか気が変わって、自分磨き・自己投資をしたい気持ちになるかわかりません。
年齢を重ねると、昔とは違った価値観になることもあります。
ふとしたことがきっかけで、自分磨き・自己投資に目覚めることがあるかもしれません。
人は誰でも、自分をよりよくしたいと思うもの。
自分のために何か取り組みたいと思うのは当然です。
からかうと、自分はそれをできなくなる。
自分磨き・自己投資を否定していると、いざ自分がその道に進みたくてもストップがかかり、できなくなるのです。
努力する人をからかう言葉は、未来の自分を縛る「呪いの言葉」となるのです。
だからこそ、努力する人をばかにしません。
冷たい声もかけません。
むしろ努力を認め、称賛の声をかけるのです。
「頑張っているね!」
「いい自分、いい未来を作ろうと、努力しているんだなあ!」
「自分もぜひ見習いたい!」
自分磨き・自己投資をしている人を褒めたたえれば、自分もそれをやりやすくなります。
自分にも優しくなれ、成長を受け入れられるようになります。
努力する人からパワーをもらって、自分磨き・自己投資をしやすくなるのです。
内面であれ外見であれ、積極的に自分を向上させたいと思うことは素晴らしいことです。