上品な人になるためには「そろえること」を大切にしましょう。
何をそろえるかというと、すべてです。
手をそろえ、足をそろえ、物をそろえます。
「たかがそろえるだけ」と思うかもしれませんが、軽視できません。
そろえることを実践するだけで、自然と上品な印象が漂うようになります。
上品な人は「そろえること」を大切にしています。
玄関の靴は、きれいにそろえられています。
椅子に座っているとき、膝の上の手がきちんとそろっています。
テーブルの下の足元も、同じ方向に向けてそろっています。
本棚の本は、ジャンルや大きさごとにそろえられています。
洗濯が終わった衣類は、きちんとたたんでそろえて収納します。
きれいにそろっている状態は、見た目が美しくてエレガントです。
細かいところまでそろっていると、その人には美しい心があるとわかります。
きちんとしている印象につながり、好感が高まります。
きちんと身の回りのことをそろえることができれば、自然と上品な雰囲気が漂うようになります。
あなたはどれだけそろえることができているでしょうか。
たしかにそろえるのは、少し手間暇がかかるもの。
靴をそろえたり、本棚の本をそろえたりするのも、一手間かかります。
忙しいときには後回しにしたくなるでしょう。
しかし「そろえるなんて面倒くさい」と思っているようでは、上品な人にはなれません。
散らかっている状態は美しくない。
上品な人になりたいなら、面倒くさがらず、ぜひそろえることを実践してください。
椅子に座っているとき、膝の上の手はきれいにそろえましょう。
横に指を並べるのではなく、少し角度をつけてそろえるのがポイントです。
手を重ねるときは、左手を上にするのが基本です。
足はきちんと閉じて、つま先をそろえましょう。
足を組みたくても、ぐっと我慢です。
つま先がそろっていると上品な印象があります。
玄関で靴を脱いだら、振り返ってしゃがみ、靴をそろえましょう。
脱ぎっぱなしはよくありません。
きれいに靴がそろっていると、出かけるとき、靴をはきやすくなります。
日常のささいな瞬間ですが、品格に関わる大切な場面です。
本棚を整理整頓するときは、大きさやジャンルごとにそろえましょう。
きれいにそろっているときも、統一感が出て美しくなります。
本も取り出しやすくなって便利です。
洗濯が終わった衣類は、きちんとたたんでそろえ、収納にしまいましょう。
きれいに衣類が収納されていると、清潔感があって見た目も素晴らしい。
「面倒くさい」と思ったら正念場です。
慣れないうちは面倒に感じますが、最初だけです。
そろえることが慣れてくれば、当たり前の習慣になります。
いったん習慣になっていれば、ストレスなく自然にできるようになります。
むしろそろっていないことに気持ち悪さすら感じるようになるでしょう。
「そろえる」というのは、上品であることの証しです。
そろえることができるものは、すべてそろえるようにしたい。
神経質ではありません。
これが「上品」というものです。
人から「神経質だね」と笑われても、この習慣を貫くようにしてください。
あなたが神経質なのではなく、その人ががさつなだけです。
そろえるだけで品格が高まるのですから、これほど簡単なことはありません。
そろえることができる人は、上品な人なのです。