事情があって、仕事を後回しにすることがあります。
後回しにしている仕事はありませんか。
もちろんほかに優先すべき仕事もあるでしょう。
たとえば、トラブル対応やクレーム対応です。
緊急性の高い仕事なら、軽微な仕事を後回しにするのも仕方ありません。
ほかの仕事を中断してでも、最優先にするのが正解です。
身の回りが落ち着き、時間に余裕ができてから対応するほうが、じっくり仕事に集中できるでしょう。
しかし、そうした仕事は、あったとしても少ないはずです。
実際のところ、後回しにしている仕事の大半は、今すぐできるはずです。
「時間がない」「都合が悪い」「タイミングが悪い」というのは建前にすぎません。
気づかないうちに私たちは「響きのいい言い訳をする天才」になっています。
もっともらしい言い分があれば、なおさら自分を納得させやすい。
「そうだよね。別に急ぐ必要はないよね。後にしてもいいよね」と自分を甘えさせてしまう。
一度癖になると、何度も繰り返してしまいます。
「明日すればいいよね。来週すればいいよね。来月すればいいよね」と、どんどん予定が先に延びていく。
怠け心がエスカレートしていくのです。
後回しにしている仕事を、再確認してみてください。
後回しにしている仕事の大半は、本気になれば、今すぐできるはずです。
冷静になってみると、後回しにする理由は単なるわがままかもしれません。
後回しにしている仕事を今すぐ始めるだけで、止まっていた仕事が進み始めます。
「えいっ」と踏ん張って着手する。
その仕事を今日終わらせておけば、仕事全体が前倒しになります。
完全に終わらせるのが難しくても、途中まで進めるくらいならできるはずです。
仕事が少しでも前倒しになるなら、上手に時間を使ったことになります。
未来を作っているのは、今の積み重ねです。
今の積み重ねが仕事の差になり、未来につながっていくのです。