執筆者:水口貴博

時間の使い方が上手になる30の方法

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時間の使い方が上手な人は、クイックとスローを使い分ける。

時間の使い方が上手な人は、クイックとスローを使い分ける。 | 時間の使い方が上手になる30の方法

「時間の使い方が上手な人」

そう聞いて思い浮かべるのは、どんな仕事の様子でしょうか。

普通に考えるなら、無駄を省いて効率よくスピーディーに仕事する様子をイメージする人が多いのではないでしょうか。

余計な雑談は避け、ストイックに効率を追い求め、できるだけ早く仕事を仕上げる様子です。

いわゆる、クイックです。

たしかにスピードが求められる仕事では「クイック」が大切です。

金銭と責任が絡んでいる仕事なら、余計な無駄を省いて、きちんと仕上げる必要があります。

仕事を素早く仕上げることも、付加価値の1つ。

時間の無駄遣いを避けている点では、最高の結果です。

集中力を発揮しながらスピード感を持って仕事をすることで、より高い結果を発揮しやすくなるでしょう。

それはそれで、時間を上手に使う意味になるでしょう。

しかし、何でもクイックがよいわけではありません。

時にはスローが大事になる場面もあります。

たとえば、紅葉を楽しむ場合です。

旅行で紅葉を楽しむなら、スローが大事です。

バスや電車でさっと通り過ぎてしまうと、ほとんど景色を楽しむ余裕がありません。

一瞬見て終わりでは、紅葉の色鮮やかで幻想的な雰囲気を楽しめない。

記憶にも残りにくくなります。

美しい風景を楽しみながら、のんびりするから、贅沢ぜいたくな時間の流れを実感できます。

紅葉は、あえてスローを楽しむことで、じっくり感動ができます。

記憶にもしっかり残り、美しくて印象深い思い出になるのです。

またフルコースのディナーでも、スローが大事です。

急いで食べると、せっかくの味を楽しむ余裕がなくなります。

順番に出てくる一品をゆっくり楽しみながら食事をするほうが、同席者との会話も弾むでしょう。

スローを楽しむことで、たった1回の食事であっても、思い出と呼べるほど有意義な時間を過ごせます。

クイックだけでもいけない。

スローだけでもいけない。

どちらのほうが大切なのか考えるのはナンセンスです。

どちらも大切です。

「とにかくスピードさえあればよい」と、クイック一辺倒で考えないことです。

それぞれ役割が異なるため、目的に応じた使い分けが大切です。

クイックとスローを使い分けてこそ、本当に時間の使い方が上手な人なのです。

時間の使い方が上手になる方法(27)
  • 目的に応じて、クイックとスローを使い分ける。
時間が節約できても、不幸になっては意味がない。

時間の使い方が上手になる30の方法

  1. 時間を制する者は、人生を制する。
  2. 時間の質を上げる基本は、集中力。
  3. しっかり睡眠時間を取ることで、仕事の生産性が高まる。
  4. 「時間をいただいている」と考えると、時間意識が向上する。
  5. 計画も予定も、きれいでなくていい。
    大まかで十分。
  6. 予定表は、決まる前に書き始めていい。
  7. 「忙しい」という口癖がある人にかぎって、時間にルーズ。
  8. 時間がないと愚痴っていると、ますます時間がなくなる。
  9. 自分の忙しさをアピールするのはNG。
    相手の忙しさを尊重するのはOK。
  10. 忙しいときほど、すらすら本が読める。
  11. 尿意を我慢しないことが、時間の質を高める。
  12. メモは、きれいな字にこだわらなくていい。
    汚い字でも、自分が読めればOK。
  13. 時間がなくなる原因は、完璧主義のせいかもしれない。
  14. 空いた時間に勉強しようとすると、一生勉強できない。
  15. エレベーターに依存しない。
    時と場合によっては、エレベーターより階段のほうが早い。
  16. 座ってすると、スピードが遅くなる。
    立ってすると、スピードが速くなる。
  17. 移動時間をぼうっと過ごすのではない。
    少しでも有効に活用して、建設的な時間を過ごすのだ。
  18. 待ち時間は、メンタルを鍛える機会になる。
  19. 時間がないから諦めるのではない。
    時間がないからやってみる。
  20. 見たいテレビ番組は、リアルタイムで見ない。
    原則として録画で見る。
  21. 時間の言い方が曖昧だと、相手の迷惑になることもある。
  22. 時間の使い方が上手な人と付き合うと、時間の使い方が上手になる。
  23. 受験時代は、時間管理能力を高める絶好の時期。
  24. お礼を言う時間がないほど忙しいなら、すでに仕事は破綻している。
  25. デジタル時計よりアナログ時計のほうが、時間感覚が研ぎ澄まされる。
  26. 1日10分の読書をばかにしない。
    蓄積と継続は、必ず大きな山になる。
  27. 時間の使い方が上手な人は、クイックとスローを使い分ける。
  28. 時間が節約できても、不幸になっては意味がない。
  29. 後回しにしている仕事の大半は、今すぐできる。
  30. 時間の使い方について考えることを、わくわく楽しもう。

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