執筆者:水口貴博

時間の使い方が上手になる30の方法

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「時間をいただいている」と考えると、時間意識が向上する。

「時間をいただいている」と考えると、時間意識が向上する。 | 時間の使い方が上手になる30の方法

時間意識を磨くには、時間に対する考え方が大切です。

時間の価値に気づけば、時間の使い方が上手になり、相手に対する感謝も湧いてきます。

たとえば、人と時間を合わせる場面があります。

普通なら、単に時間を合わせると考えるところですが、少し注意があります。

「時間を合わせる」という考え方は、時間意識がまだ弱い状態です。

相手に対する尊重がありません。

時間意識が弱いと「相手の時間は自分のもの」という勘違いをしやすくなります。

「少しくらい約束の時間を破ってもいい」という怠け心も出てきます。

時間意識を高めるなら、もっと時間の価値を感じる考え方に進化させたい。

それが「相手から時間をいただいている」という考え方です。

たとえば、約束の時間で待ち合わせをするとします。

このとき「単なる待ち合わせ」ではなく「相手から時間をいただいている」と考えます。

時間をいただいている考え方があれば、おのずと時間厳守の意識が向上するでしょう。

約束の時間どおりに来てくれた相手にも、自然と感謝の気持ちが湧いてくるでしょう。

そして1分1秒を大切に過ごそうと思うはずです。

プレゼンの機会があるとします。

指定時間に大勢が集まりますが、このときも「時間をいただいている」と考えることが大切です。

参加者が10人なら、10人から時間をいただいていることになります。

参加者が30人なら、30人から時間をいただいていることになります。

自分のプレゼンのために、わざわざ多くの人が見に来てくれる実感が湧くと、光栄な気持ちになるでしょう。

自然と謙虚な気持ちが湧いて、プレゼンに集まってくれた方々に深く感謝したくなります。

「時間どおりにプレゼンを進めよう」「時間どおりに終わらせよう」という時間厳守の意識も高まるはずです。

電話をかけるときも「時間をいただいている」という考え方がポイントです。

簡単なコミュニケーションでも、相手から貴重な時間をいただいています。

おのずと余計な無駄話は避けるべきと思うでしょう。

「要件は、簡潔にわかりやすく伝えよう」という意識も高まるでしょう。

たった3分の電話でも「貴重な時間をいただいてありがたい」と思えるはずです。

時間は、お金より貴重です。

相手から時間をいただいていることは、お金をいただいているのと同じことになります。

人と接する場面では「時間をいただいている」という考え方を持ちたい。

「時間をいただいている」という考え方があれば、自然と時間の使い方も上手になります。

時間の使い方が上手になる方法(4)
  • 「時間をいただいている」という意識を持つ。
計画も予定も、きれいでなくていい。
大まかで十分。

時間の使い方が上手になる30の方法

  1. 時間を制する者は、人生を制する。
  2. 時間の質を上げる基本は、集中力。
  3. しっかり睡眠時間を取ることで、仕事の生産性が高まる。
  4. 「時間をいただいている」と考えると、時間意識が向上する。
  5. 計画も予定も、きれいでなくていい。
    大まかで十分。
  6. 予定表は、決まる前に書き始めていい。
  7. 「忙しい」という口癖がある人にかぎって、時間にルーズ。
  8. 時間がないと愚痴っていると、ますます時間がなくなる。
  9. 自分の忙しさをアピールするのはNG。
    相手の忙しさを尊重するのはOK。
  10. 忙しいときほど、すらすら本が読める。
  11. 尿意を我慢しないことが、時間の質を高める。
  12. メモは、きれいな字にこだわらなくていい。
    汚い字でも、自分が読めればOK。
  13. 時間がなくなる原因は、完璧主義のせいかもしれない。
  14. 空いた時間に勉強しようとすると、一生勉強できない。
  15. エレベーターに依存しない。
    時と場合によっては、エレベーターより階段のほうが早い。
  16. 座ってすると、スピードが遅くなる。
    立ってすると、スピードが速くなる。
  17. 移動時間をぼうっと過ごすのではない。
    少しでも有効に活用して、建設的な時間を過ごすのだ。
  18. 待ち時間は、メンタルを鍛える機会になる。
  19. 時間がないから諦めるのではない。
    時間がないからやってみる。
  20. 見たいテレビ番組は、リアルタイムで見ない。
    原則として録画で見る。
  21. 時間の言い方が曖昧だと、相手の迷惑になることもある。
  22. 時間の使い方が上手な人と付き合うと、時間の使い方が上手になる。
  23. 受験時代は、時間管理能力を高める絶好の時期。
  24. お礼を言う時間がないほど忙しいなら、すでに仕事は破綻している。
  25. デジタル時計よりアナログ時計のほうが、時間感覚が研ぎ澄まされる。
  26. 1日10分の読書をばかにしない。
    蓄積と継続は、必ず大きな山になる。
  27. 時間の使い方が上手な人は、クイックとスローを使い分ける。
  28. 時間が節約できても、不幸になっては意味がない。
  29. 後回しにしている仕事の大半は、今すぐできる。
  30. 時間の使い方について考えることを、わくわく楽しもう。

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