「お礼を言えないくらい忙しい」
「忙しすぎて、お礼を言う時間がない」
「忙しくて、お礼を言うのを忘れていました」
こんな発言に心当たりがあれば、要注意です。
その仕事は、すでに破綻しているかもしれないからです。
もちろん月末や繁忙期など、一時的に忙しくなる時期ならまだいいのです。
仕事と世間の兼ね合いで、どうしても一時的に忙しくなる時期はあるもの。
月末や繁忙期の後、また普段の落ち着いた日々に戻るのなら、特に問題ありません。
しかし、普段からずっとお礼を言う時間がないほど忙しいなら、放置するのは危険です。
お礼を言う時間がないほど忙しいなら、すでに仕事は破綻しています。
どんなに忙しくても、お礼は必要です。
お礼は人間関係の基本であり、最も基本的なビジネスマナーです。
お礼を言うから信用や信頼も深まって、人間関係がスムーズになり、次のビジネスチャンスにもつながります。
お礼を言う時間がないほど忙しい状態は、緊急事態と言っていいでしょう。
仕事が多すぎる状態であり、無理なスケジュールになっています。
仕事に余裕がなければ、いずれ大きなミスや失敗を招くのも時間の問題です。
肉体的にも精神的にも限界に近づきつつある状態のため、健康上にもよくありません。
そのため、早急な改善が必要になります。
仕事を1人で抱え込みすぎているなら、誰かにお願いして手伝ってもらうといいでしょう。
締め切りが厳しいなら、先方にお願いして、締め切りを延ばしてもらうのも1つの方法です。
仕事でいっぱいのスケジュールに、少しでも余裕を作ってください。
スケジュールに余裕を作るのは、自分のためだけでなく、先方のためでもあります。
「絶対弱音を吐かない」「意地でも1人でやり遂げる」という気持ちも大切ですが、限界もあります。
こだわりやプライドに執着していると、自分はよくても、周りに迷惑をかけます。
仕事を問題なく進めることが重要ですから、個人のこだわりやプライドを持ち込むのはよくありません。
お礼を言う時間がないほど忙しいなら、仕事そのものを見直すサインです。