本を読む絶好のタイミングといえば、どんなときでしょうか。
最初に思い浮かぶのは、やはりまとまった時間があるときではないでしょうか。
休日や連休など、時間に余裕のあるタイミングなら、たっぷり本を読めます。
200ページくらいある本でも、一気に読み切ることもできるでしょう。
一度に数冊まとめて読むことも不可能ではありません。
もちろんまとまった時間も悪くありませんが、本を読む絶好のタイミングとして、見落としがちなタイミングもあります。
忙しいときなのです。
なぜ忙しいときが本を読む絶好のタイミングなのか。
それは、頭が高速回転しているからです。
たとえば、電車での移動中、妙にすらすら本を読めた経験はないでしょうか。
お世辞にもよい環境とは言えない場所ですが、すらすら本を読めた経験があるでしょう。
頭が高速回転しているからです。
忙しいときはテンションが高いため、頭が高速回転しています。
適度な緊張感があって、一時的に脳が活性化されています。
そのため、本を読むとき、自然と速読ができるようになります。
読む時間は短くても、読むスピードが速いので、すらすら読めてしまうのです。
朝の通勤ラッシュも、読書をする絶好のタイミングです。
時間は短くても、読むスピードが速いので、質の高い時間を送れるでしょう。
「忙しいなあ。忙しいから本でも読むか」でいいのです。
まとまった時間があってもいいですが、なくてもOK。
時間に余裕がなくてまったく問題ありません。
まとまった時間はなくても、隙間時間ならあるはずです。
1ページでも読めば、読書です。
時間は短いかもしれませんが、活字を読んで、知識を吸収できたことに変わりはありません。
「忙しいから本を読めない」は誤解です。
「忙しいから本を読める」が正解です。
忙しいときにも本を読みましょう。
忙しくなるにつれて、読むスピードもそれだけ速くなります。
多忙は、読書の敵ではなく味方です。
多忙を生かして、1ページでも本を読みましょう。
忙しいときほど、すらすら本が読めるのです。