時間がないと愚痴っている人がいます。
「ああ、時間がない」
「どうして自分はこんなに時間がないのだろうか」
「もっと時間があればいいのになあ」
「時間の貧乏神にでも取りつかれているのかなあ」
「時間を奪う仕事が憎い」
時間不足に不満があり、ストレスもため込み、あれこれ愚痴を言っています。
たしかに時間がなければ、不平不満の1つも言いたくなるでしょう。
愚痴ることでストレス発散をしている意味もあるのかもしれません。
時間はないが、ストレスはある。
「時間がない」と愚痴ることで少し気持ちが軽くなっているなら、無意味とも言い切れないでしょう。
しかし、時間がないと愚痴る人は、改善されない原因が自分にもあることに気づいていません。
愚痴ることに時間を使っているから、ますます時間がなくなります。
愚痴ることに労力を使っているから、ますます仕事が遅れます。
自分で自分の首を絞めている状態です。
明らかに悪循環です。
時間がないと愚痴っていると、ますます時間がなくなるのです。
時間不足を愚痴ったところで、何も生まれません。
時間がないと愚痴る時間や労力があるなら、時間不足の改善に使うことです。
余計な仕事を減らしたり、誰かに仕事を手伝ってもらったり、仕事の効率やスケジュールを見直したりです。
いったん引き受けた仕事でも、仕事量を減らしたり、締め切りを延ばしたりする手だてがあるはずです。
時には仕事を断る勇気も必要です。
そのほうが、少なくとも建設的です。
時間も体力も有限だからこそ、有効活用が大切です。
時間不足の愚痴をやめたとき、改善の扉が開くのです。