人見知りを否定していませんか。
人見知りを「悪い性格」と考えていませんか。
たしかに人見知りの性格があると、人と仲良くなるのに少し時間がかかってしまうでしょう。
自分から人を避けたり、会話でも言葉数が少なかったりすると、親しくなるまでに時間もかかるでしょう。
やはり人見知りのない性格のほうが、人付き合いの幅も広がるでしょう。
フレンドリーで人なつっこい人のほうが、仲良くなるのも早くて、人気者になりやすいのも事実。
しかし、人見知りにネガティブなイメージを持っていると、ますます心が卑屈になります。
自分の中でマイナスの感情が生まれ、卑屈な気持ちになります。
どんどん自分に自信がなくなり、気持ちまで暗くなってしまいます。
人見知りが、改善するどころか悪化してしまうでしょう。
考えてみてください。
もし人見知りが悪い性格なら、幼い子どもたちはみんな悪い性格ということになります。
そうではありませんね。
人見知りは悪い性格だと否定しないことです。
人見知りは、誰かに危害を加える行為ではありません。
失礼なことでもなければ、非常識でもマナー違反でもありません。
人見知りの人は、普通の人より警戒心や恐怖心が強かったり人付き合いに慎重だったりするにすぎません。
むしろ人見知りの性格があることを、前向きに受け入れましょう。
「人見知りはおかしなことではない。誰にでもあること」と考えること。
知らない人がいれば、最初は警戒心や恐怖心を感じるのが普通です。
むしろ開き直るくらいでもかまいません。
「人見知りの何が悪いの?」
「悪い性格だと言わないでほしい」
「人見知りは私の個性」
「人見知りは私のチャームポイント」
人見知りを前向きに受け止めると、卑屈な心やネガティブなイメージが消えます。
ポジティブになったり開き直ったりするほうが、人見知りの改善はよほど早くなります。