人見知りの克服には、成功体験が伴った場数を積み重ねることがポイントです。
成功体験が伴った場数を積み重ねるのはどうすればいいのか。
第一の意識改革です。
さっそく次のことを心がけてみてください。
「自分から初対面の人に話しかけて、会話を楽しむ」
基本的なことですが、最も大事な心がけです。
最初は抵抗感があって、気が進まないかもしれませんが、勇気を出して取り組んでみてください。
特に重要なポイントは「会話を楽しむ」という部分です。
面白い会話や楽しい会話である必要はありません。
当たり障りのない会話で十分です。
たとえば、天気の話題です。
定番の話題ですが、会話を楽しめ、十分な場数になります。
たとえ雨でも「あいにくの天気ですね」「少し肌寒いですね」といった会話でかまいません。
余裕があれば、明るく楽しくポジティブな会話を心がけるといいでしょう。
初対面の人と会話をする経験を繰り返すことで、場数と成功体験の積み重ねになります。
これを何十回・何百回と繰り返し経験します。
すると「初対面でも怖くない」「人と話すのは楽しい」「もっと話がしたい」という気持ちになります。
結果として、人見知りの程度が軽くなっていくのです。
この方法は、過去に失敗体験があっても有効です。
成功体験を積み重ねていくことで、過去の失敗体験を上書きしてくれます。
人見知りが強い人であっても、場数と成功体験さえ増やしていけば、人見知りをなくすことが可能です。
人見知りは直らない性格ではありません。
人見知りの原因は、人に対する警戒心であり、克服可能な性格です。
場数と成功体験を積み重ねて、人付き合いにポジティブな印象を向上させていけば、大人になってからも克服は可能です。
人見知りは病気ではないので、病院に行く必要も薬を飲む必要もありません。
あくまで個人の努力が有効です。
20代や30代はもちろん、それ以上の年齢であっても、正しい努力さえすれば、十分克服は可能です。