執筆者:水口貴博

人見知りを克服する30の方法

3

人見知りの5つの種類と対策。

人見知りの5つの種類と対策。 | 人見知りを克服する30の方法

人見知りとは何か。

人見知りとは「見慣れない人を恥ずかしがって、なかなか打ち解けないこと」をいいます。

しかし、一言で「人見知り」といっても、特徴に応じて種類があります。

人見知りの種類に応じて、克服に向けた対策も異なります。

人見知りの種類は、次の5つが代表的です。

自分が該当するタイプを確認して、克服の近道を発見してください。

(タイプ1)
苦手な人だけ人見知り

人見知りとして最も一般的なのは「苦手な人だけ人見知り」というタイプです。

もちろん苦手な人に対して抵抗があるのは誰でも同じ。

柄の悪い人や怖そうな人など、自分の苦手とするタイプの人からは逃げようとします。

たとえ生理的に受け付けなくても、仕事なら嫌々ながらも、最低限は接していく必要があります。

しかし、人見知りの場合は顕著です。

苦手な人には、徹底的に心を閉ざして打ち解けようとしません。

逃げるように避けたり徹底的に排除したりなど、露骨な拒絶を示します。

苦手な人と一緒に仕事をすることがあっても、警戒心や恐怖心が強いと、自然なコミュニケーションを妨げます。

普通は、社会経験を積んでいくにつれて、苦手な人との接し方も身につけますが、うまくいかないこともあります。

苦手な人を避け続けた結果、苦手な人との対応がますます不十分になります。

苦手な人を避け続けていると、改善はますます遠ざかるばかり。

このタイプの対策としては、やはり自分から「苦手だな」と思う人に話しかけていくことが大切です。

仲良くなる必要はなく、当たり障りのない対応で十分です。

挨拶や雑談くらいならできるでしょう。

苦手な人と接する機会を増やすことで、苦手な人に対する抵抗感が小さくなります。

(タイプ2)
同性だけ人見知り

同性だから接しやすい人もいれば、同性だから接しにくい人もいます。

同性だけ人見知りは、幼少期の経験に原因があります。

たとえば、同性からいじめや嫌がらせを受けた経験があると、同性に特別な警戒心を持ちやすくなります。

苦手の範囲が、個人ではなく同性全体に広がって、人見知りになるケースがあります。

同性だけ人見知りをするタイプなら、同性に対して話しかける対策を重視するといいでしょう。

(タイプ3)
異性だけ人見知り

異性だけ人見知りというタイプは、男子校や女子校だった人によく見られる特徴です。

同じ人間であっても、男性と女性とは性質が異なる点があります。

もちろん異性を前にすると、どきどきするのは誰でも同じでしょう。

特に自分の好みの異性なら、なおさらです。

普通は社会経験の中で異性との接し方に慣れていくものですが、同性しかいない環境では慣れる経験も限られます。

同性しかいない環境にいる時間が長いと、異性との接し方に慣れる機会が少ないため、人見知りになることがあります。

異性だけ人見知りをするタイプなら、異性に話しかける対策を重視するといいでしょう。

最初は抵抗感があって大変ですが、慣れと成功体験を積んでいけば、克服することが可能です。

(タイプ4)
1回目だけ人見知り

1回目だけ人見知りであり、2回目から普通に接することができるパターンもあります。

初対面には、初対面特有のマナーやルールがあります。

また出会いには、独特の雰囲気も漂います。

初対面の場に慣れていないと、立ち振る舞いに困ってしまい「1回目だけ人見知り」という状況が発生します。

初対面のマナー・ルール・雰囲気は、本を読んで学べるものではなく、実体験を通して慣れていくしかありません。

知識だけ知っていても、実践で生かせなければ無意味です。

1回目だけ人見知りのタイプなら、挨拶や自己紹介を重点的に訓練すると、克服もスムーズに進みます。

(タイプ5)
複数人の前だけ人見知り

複数人と同時に接するときだけ、人見知りになってしまうパターンもあります。

2人きりなら大丈夫でも、複数人と同時に接するときには、独特の対応が必要です。

全体を見渡しながら気配り・気遣い・空気を読むといった能力が一段と求められるため、苦手とする人がいます。

複数人との接し方に慣れていないと、苦手意識は改善されないままになります。

複数人の前だけ人見知りなら、複数人と接する状況を重点的に経験していく必要があります。

たとえば、飲み会やパーティーなど、大勢が集まる場を利用するといいでしょう。

人見知りを克服する方法(3)
  • 人見知りのタイプを把握して、タイプに応じた対策を考える。
人見知りと対人恐怖症の違いとは。

人見知りを克服する30の方法

  1. 人見知りは、直したほうがいい性格なのか。
  2. 人見知りの人は、自意識と自己防衛本能が強すぎる。
  3. 人見知りの5つの種類と対策。
  4. 人見知りと対人恐怖症の違いとは。
  5. 大人になってから人見知りになることもある。
  6. 人見知りの克服に必要な3つの要素。
    意識改革・場数・成功体験。
  7. 人見知りを克服する場は、日常に数多く点在する。
  8. 人見知りの克服の第一歩は、挨拶。
  9. 自分から初対面の人に話しかけて、会話を楽しむ。
  10. 週に1人は面識のない人に話しかけて、会話をしよう。
  11. 自分がどう思われているか気にしたところで仕方ない。
  12. 人見知りを「悪い性格」と否定しない。
  13. 楽しく話せる定番ネタを準備しておけば、人との会話も怖くない。
  14. 相手を知ってから興味を持つのではない。
    相手を知る前から興味を持つ。
  15. 常に社交的である必要はない。
    必要なときだけ社交的になるだけでいい。
  16. 話すのが苦手なら、聞き役に回ればいい。
  17. 会話が途切れることを恐れていると、人見知りの改善が遅くなる。
  18. 人見知りであることを無理に隠さないほうが、早く克服できる。
  19. 1人で飲食店に行き、きちんと目を見て注文する。
  20. 劣等感やコンプレックスはあっていい。
    自信のあることを1つ考えるだけでいい。
    自信のあることが、あなたの人見知りを救う鍵になる。
  21. 好かれようと思わない。
    嫌われないだけで十分と考える。
  22. 前もって相手の情報を集めて、親近感を高めておく。
  23. 声をかけに行くのではない。
    褒めに行くのだ。
  24. マイナス思考を蹴散らそう。
    すべてプラス思考で考えよう。
  25. メンタルトレーニングと思えば、人に話しかけやすくなる。
  26. 外見がだらしないと、心もだらしなくなる。
    外見を整えると、心も整う。
  27. 1人でイベントに出かける。
  28. 空気を読んでも、読みすぎないこと。
  29. 「話しかけたい」と思わせる雰囲気を出していますか。
  30. 「その場限りの人間関係」と割り切れば、余計な緊張をしなくて済む。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION