人見知りの克服として、会話にある習慣を心がけましょう。
それは、褒める習慣です。
人付き合いが上手な人には、必ず褒める習慣があります。
褒めるとは、相手を素晴らしいと認めるのと同じこと。
褒められると嬉しくなるのは、誰でも同じです。
誰でも自分を認められると「やった」と嬉しくなります。
楽しく会話をするには、相手が喜びそうな話題を選ぶことが大切です。
褒め言葉なら、相手を喜ばせることができるので、話のネタとして最適です。
相手の立場になって考えると、どう言われると嬉しく感じるのか、想像しやすくなります。
相手を褒めたときの笑顔をイメージしてみてください。
褒めて相手がにこにこほほ笑んでいる様子をイメージすると、話しかける勇気が倍増して、人見知りの抵抗感が半減します。
「声をかけに行く」ではなく「褒めに行く」と考えてみてください。
褒めに行く前提なら、相手に喜んでもらえるとわかるので、見知らぬ人にも話しかけやすくなるでしょう。
褒める習慣を心がけると、相手を喜ばせる機会も増えます。
相手が喜んでもらえるとわかっているなら、見知らぬ人に話しかけやすくなるため、会話の上達も早くなります。
褒める対象に大きさは関係ありません。
小さなことでも、きちんと褒めるのがポイントです。
「きっとこれを言うと喜んでくれるだろう」と思いつくことがあれば、ゴーサインです。
褒めるといえば、優れた容姿や高い能力を思い浮かべますが、そればかりではありません。
相手の生き方や心がけも「よい」と思うなら、褒める対象です。
たとえば、相手から「仕事を頑張っている」という話があったとします。
「お仕事に熱心ですね」「努力されているのですね」と言えば褒めることになるので、相手は喜んでくれるでしょう。
たとえネガティブな話題でも、受け止め方によっては褒めることができます。
たとえば、相手が睡眠不足だとします。
「パワフルですね」「集中力がすごいですね」という言い方なら、上手に褒めることができます。
相手から「週末の家族サービスで疲れた」という話題が出たとします。
「家族思いですね」「サービス精神が旺盛ですね」と表現すれば、褒めることができるでしょう。
相手が仕事で軽いけがをしていたとします。
「お仕事を頑張りすぎたのかもしれないですね」と言えば、さりげなく褒めることができるでしょう。
受け止め方を変えると、ネガティブな話題すら褒める対象になります。
至る所に褒めるチャンスがあります。
センスと発想力を活用すれば、褒める対象が飛躍的に広がります。
さっそく今から見知らぬ人に話しかけてみましょう。
声をかけに行くのではありません。
褒めに行くのです。