人見知りの原因は「自意識」と「自己防衛本能」にあります。
もちろん自意識も自己防衛本能も、普通程度なら生活を営む上で必要です。
「自分はどう思われているのだろうか」という自意識は、時に必要です。
空気を読んだり客観視を心がけたりすることで、気配りや気遣いができ、上手に人付き合いができるようになります。
また、自己防衛本能も、少なからず誰にでもあるのが普通です。
「自分を守りたい」という気持ちは、誰にでもある普通の本能です。
相手のことがわからないと、危害を加えるかもしれないので警戒します。
もちろん怪しい人や柄の悪い人なら、相手と距離を置きたいと思うでしょう。
見るからに不審なら、避けたくなるのも当然です。
自己防衛本能があるおかげで、警戒心や恐怖心が生まれ、危険回避に役立ちます。
自意識も自己防衛本能も、人見知りの人に限らず、すべての人にあるものです。
しかし、人見知りの人の場合、自意識や自己防衛本能はあっても、強すぎるのが特徴です。
過剰であり、必要以上という状態になっています。
「周りからどう思われているのだろうか」
「変に思われていないだろうか」
「普通の人に見られたい」
「自分の印象を悪くしたくない」
「できれば少しでも立派に見られたい」
自意識と自己防衛本能が強すぎると、警戒心や恐怖心も強くなり、結果として人見知りになるのです。
自分を守ろうとする意識も、過剰になると悪影響です。
自意識と自己防衛本能が強いかぎり、なかなか人見知りは克服できません。
自意識と自己防衛本能が強すぎると、円滑に人生を歩む妨げになります。
少しずつ自意識を下げていきましょう。
少しずつ自己防衛本能を和らげていきましょう。
「変に思われてもいい」「ばかにされてもいい」と思えば、心や壁がなくなり、話しかけやすくなります。
誰もあなたをさげすんだりおとしめたりしません。
そこどころか、自分が思うほどに、他人は自分のことを考えていません。
自分を守るバリアーを薄くすれば、自然とフレンドリーな雰囲気が出るようになります。
強すぎる自意識と自己防衛本能を、普通程度まで下げることで、人見知り克服の道筋が見えてきます。