人見知りの人が恐れることの1つ。
それは、会話が途切れることです。
「会話が途切れると、私の印象が悪くなるのではないか」
「不自然な沈黙があると、気まずい雰囲気が漂うのではないか」
「変な空気にさせると、相手を不快にさせるのではないか」
人見知りの人には、会話の中断を必要以上に恐れる傾向があります。
たしかに頻繁に中断する会話より、途切れることなくスムーズに進む会話のほうが快適でしょう。
話のテンポもよく、進行も早くなります。
流れるようにすらすら進む会話のほうが、楽しくて盛り上がりやすいのは事実です。
しかし、ここに誤解があります。
そもそも会話が途切れることは、悪いことではありません。
会話のネタが尽きて話が止まるのは、誰にでも普通にあること。
また話題が切り替わるときも、話の流れが変わるので、会話が途切れやすくなるのが普通です。
それは悪いことではなく、当たり前のことです。
途切れるのは自然の範囲です。
必要以上に会話が途切れることを恐れないでください。
会話が途切れることを恐れていると、人見知りの改善が遅くなります。
会話が途切れることを恐れると、話しかけるのも怖くなる。
話しかけるのが怖くなると、人と接する機会も少なくなる。
人と接する機会が少なくなると、人見知りの改善も進まなくなる、という悪循環に陥るのです。
こう考えてはいかがでしょうか。
「会話中の沈黙も会話の一部」と。
会話中の沈黙には、休憩であったり、雰囲気を和らげたりする効果があります。
会話が途切れることは、無駄ではなく、スパイスとして一定の効果があります。
この点に気づけば、会話が途切れることを恐れる必要はないとわかるはずです。
「会話中の沈黙も会話の一部」と考えて、どんどん積極的に話しかけましょう。
会話が途切れるのを恐れなくなると、自然と人と接する機会も増えます。
会話が続くのもよし。
会話が途切れるのもよし。
会話が途切れて沈黙になっても、ほほ笑みの表情を心がけていれば、明るい雰囲気を保てます。
どちらもいい会話なのです。