相手の気持ちは、完全に理解できなくていいのです。
生まれも育ちも違う2人。
親も違えば、生きてきた長さも違います。
生まれ育ってきた環境も違えば、今まで受けてきた教育も違います。
そもそも性別も違います。
男女間で完全に相手を理解するのは、なかなか難しいと言えるでしょう。
では、相手の気持ちの理解は諦めていいのかというと、そうではありません。
完全に相手の気持ちを理解できなくても、理解しようとする姿勢は大切です。
最大限の想像力を働かせて、相手の気持ちを理解しましょう。
人間には「想像力」という素晴らしい能力が備わっています。
地球上の動物の中で、高度に想像力を発達させているのは人だけです。
想像力は、物理的な違いを超えて、2人の心を結びつけるツールです。
もし自分が相手と同じ立場だったら、どんな気持ちになっているだろうかと想像してみます。
すると、だんだん優しい気持ちに包まれ、自然といたわりと思いやりの一言が浮かんでくるはずです。
「それは大変だったね」
「つらい気持ちなんだね」
「悲しませてしまったね」
相手は、完全に自分の気持ちを理解されなくても、理解しようとする姿勢が伝わってくれば、安心します。
自分が大切にされ、愛されていることが伝わってくるからです。
相手の気持ちは、完全に理解できなくていいのです。
本当に大切なのは、相手の気持ちを理解しようとする姿勢です。
相手の気持ちを理解しようとする姿勢があるか振り返ってみましょう。
もし忘れかけているなら、今からでもまだ間に合います。
相手の立場を想像しながら、今日これから相手と接してみましょう。