同棲が長くなると、何でも言える関係になるでしょう。
思ったことを何でも言い合える関係は理想的です。
本当に打ち解けた関係になると、相手の欠点や弱点も、顔色を気にせず言えるようになります。
ちょっとしたダメ出しも、気軽に言えるようになるのです。
気軽に相手の悪い部分を指摘できる関係なら、素早い改善にもつながるでしょう。
もちろんダメ出しがあるのはいいですが、限度に注意しましょう。
ダメ出しをすることはあっても、ダメ出しばかりになるのはよくありません。
いつもできていることが当たり前になると、感謝の気持ちが湧かなくなる一方、不備や欠点に注意が向きます。
「今日の料理は味が薄いね」
「今日は掃除をするのが遅いね」
「昨日の洗濯は汚れが残っていたよ」
気づくと、ダメ出ししかない会話になっていることがあります。
これはよくありません。
いつもダメ出しばかりになると、自信やプライドを傷つけてしまい、相手を落ち込ませるでしょう。
相手は、いつも責められているような気分になり、会話の雰囲気も暗くなります。
やる気を奪い、元気をなくし、楽しい気持ちも失われます。
ダメ出しが多くなると、2人の関係も悪くなってしまうのです。
むしろ大切なのは、感謝や褒め言葉です。
「できて当然」「やって当たり前」という家事でも、感謝したり褒めたりできるはずです。
「今日もありがとう!」
「いつもありがとう!」
「すごいね、さすがだね!」
こうした言葉なら、毎日毎回言えます。
感謝したり褒めたりすれば、相手は自分が嬉しい気分になって、自己肯定感が高まります。
褒め言葉が多くなると、2人の関係もよくなるのです。