相手の持ち物を使うなら、まず許可を得ることが必要です。
無断で相手の持ち物を使うと、トラブルに発展する可能性があります。
恋人同士の同棲生活とはいえ、まだ結婚前のデリケートな時期です。
たとえ一緒に暮らしていたとしても、相手の持ち物を使う前には、きちんと許可を得ておくのがマナーです。
この持ち物に関して見落としがちな点があります。
それは、食べ物です。
食べ物になると「持ち物」という感覚が薄れ、安易に考える傾向があります。
しかし、食べ物であっても、相手の持ち物の1つです。
食べ物であっても、相手が買ってきたものなら相手のもの。
相手の許可なく、無断で食べると「盗んだ」「取られた」「壊された」と感じるでしょう。
たとえば、冷蔵庫の中に、相手が自分のために買ってきたケーキが2つあるとします。
「1個くらい食べてもいいよね」と、安易な考えで盗み食いをするのはトラブルの原因になります。
食べ物の恨みは怖い。
食欲は3大欲求の1つです。
たとえ一口の少量でも、食の領域を侵害すると、相手から恨まれることがあります。
特に勝手に食べたものが相手の大好物なら、真面目な喧嘩に発展することもあります。
あなたも昔、楽しみにしていたお菓子を無断で食べられたとき、不快になった経験があるでしょう。
そのため、相手が買ってきた食べ物についても「持ち物の一種」と考えるのが適切です。
もし少し分けてもらいたいなら、きちんと許可を得る必要があります。
前もって「自由に食べてもいい」と言われているなら大丈夫ですが、そうでなければ、きちんと許可を得るのがマナーです。
「食べ物も相手の持ち物」という意識を強く持っておきましょう。