執筆者:水口貴博

70代がしておきたい30のこと

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遺言書を書くなら、意識がはっきりしているうちがいい。

遺言書を書くなら、意識がはっきりしているうちがいい。 | 70代がしておきたい30のこと

遺言書を書く予定はありますか。

書いてもいいし、書かなくてもいいし、人それぞれでしょう。

ただし、もし遺言書を残す考えがあるなら、早いうちに書くことをおすすめします。

70代といわず、早ければ60代や50代で書くのも悪くはありません。

「死ぬ直前に書けばいい」と思うのですが、現実はうまくいかないことがあります。

人は、いつ死ぬかわかりません。

脳出血で、意識を失うこともあります。

心臓発作や交通事故で、突然亡くなることもあるでしょう。

年を取ってからでは、意識がもうろうとしたり、ぼけていたりなど、正常な思考力が残っていないこともあります。

だからこそ、遺書を書くつもりがあるなら、まだ意識がはっきりしている今のうちに書いておいたほうがいいのです。

「早く書くと、早死にしてしまうのではないか」と思いますが、科学的根拠があるわけではありません。

早く書いておけば、死後の準備ができ、心の重荷が減ります。

遺言書の保管に不安があるなら、公証人役場に行けば、秘密を守りながら保管できます。

どう書いて、どのくらい費用がかかるのかは、役場の人と相談しながら決めれば確実です。

そうした気の利いた配慮や手続きができるのも、やはり意識がはっきりしている今のうちです。

遺言書を残すつもりなら、できるだけ早いうちに書きましょう。

70代がしておきたいこと(28)
  • 遺言書を書くなら、意識がはっきりしているうちに書く。
子どものために、遺産は本当に必要か。

70代がしておきたい30のこと

  1. 70代は、最もラッキーな10年。
  2. 「あと10年しかない」より「まだ10年ある」と考える。
  3. 70代からやめるのではない。
    70代だからやってみる。
  4. 人生でやり残したことはありませんか。
  5. 役立たなくても、楽しければ、それでいい。
  6. これからの契約は、自分だけでは判断しない。
  7. 70代になれば、一回り大きなテレビに買い換える。
  8. 靴にお金をかけると、歩きたくなる。
  9. 親の晩年を、自分の晩年の参考にする。
  10. あなたの生き方は、いずれわが子が参考にする。
  11. 親の気持ちを理解するのも、親孝行。
  12. 新しい友人を作るのに、年齢は関係ない。
  13. 必ずしも、田舎が年配者に優しいとは限らない。
  14. 都会のほうが、年配者に優しい場合もある。
  15. かっとなりやすい年配者が増えている。
  16. 歯と寿命の深い関係。
  17. 新婚旅行をした場所へ、もう一度夫婦で行ってみませんか。
  18. 誰かと行く墓参りと、1人で行く墓参りは、まったく別物。
  19. 70代は、自分が恵まれていることに気づくとき。
  20. 満腹より、腹八分目。
  21. 新しい機械に触らないかぎり、操作は永遠に覚えられない。
  22. 人生のストレスランキングからわかること。
  23. パートナーを失ったとき、残された自分にできることは何か。
  24. 故人とは、死後も会うことができる。
  25. 病院の待ち時間の使い方が、あなたの人生を左右する。
  26. 自営業は、いつまで仕事を続けるべきか。
  27. 自分が死んだ後のことを、考えておく。
  28. 遺言書を書くなら、意識がはっきりしているうちがいい。
  29. 子どものために、遺産は本当に必要か。
  30. どんなにひどい病になっても、奇跡の回復を信じる。

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