執筆者:水口貴博

70代がしておきたい30のこと

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必ずしも、田舎が年配者に優しいとは限らない。

必ずしも、田舎が年配者に優しいとは限らない。 | 70代がしておきたい30のこと

「もう足腰も弱ったから、もっと田舎に引っ越してみようか」

そう考える人も多いのではないでしょうか。

老後を、静かでのどかな田舎で暮らしたいと考えるのも、不思議ではありません。

たしかに田舎のほうが、人も車も少なく、静かに過ごしやすいことでしょう。

美しい自然があり、空気がきれいであることは、なによりの魅力です。

しかし、必ずしも、田舎が年配者に優しいとは限りません。

田舎には、田舎なりのデメリットもあるからです。

たとえば、田舎では、車が必須です。

車を運転できるうちはいいのですが、高齢になって車の運転ができなくなると、移動に苦しみます。

電車もバスも、田舎であるゆえに、本数が限られます。

病院に行こうと思っても、近くに病院がないため、手間も時間もかかるでしょう。

病院に行けたとしても、田舎であるゆえに医療レベルが低く、十分な医療を受けられないこともあります。

買い物をするにしても、近場にスーパーがなければ、不便です。

娯楽にしても、サービスが少ないため、暇つぶしに困ります。

田舎は刺激そのものが少ないため、ぼけの進行を早める可能性もあります。

田舎であるゆえの魅力がある一方、田舎であるゆえの不便もあるのです。

もし老後、引っ越す予定があるなら「田舎しかない」と決め付けず、メリットとデメリットをあわせて考えておきましょう。

70代がしておきたいこと(13)
  • 田舎に引っ越しするときは、田舎のデメリットまで考えてから、判断する。
都会のほうが、年配者に優しい場合もある。

70代がしておきたい30のこと

  1. 70代は、最もラッキーな10年。
  2. 「あと10年しかない」より「まだ10年ある」と考える。
  3. 70代からやめるのではない。
    70代だからやってみる。
  4. 人生でやり残したことはありませんか。
  5. 役立たなくても、楽しければ、それでいい。
  6. これからの契約は、自分だけでは判断しない。
  7. 70代になれば、一回り大きなテレビに買い換える。
  8. 靴にお金をかけると、歩きたくなる。
  9. 親の晩年を、自分の晩年の参考にする。
  10. あなたの生き方は、いずれわが子が参考にする。
  11. 親の気持ちを理解するのも、親孝行。
  12. 新しい友人を作るのに、年齢は関係ない。
  13. 必ずしも、田舎が年配者に優しいとは限らない。
  14. 都会のほうが、年配者に優しい場合もある。
  15. かっとなりやすい年配者が増えている。
  16. 歯と寿命の深い関係。
  17. 新婚旅行をした場所へ、もう一度夫婦で行ってみませんか。
  18. 誰かと行く墓参りと、1人で行く墓参りは、まったく別物。
  19. 70代は、自分が恵まれていることに気づくとき。
  20. 満腹より、腹八分目。
  21. 新しい機械に触らないかぎり、操作は永遠に覚えられない。
  22. 人生のストレスランキングからわかること。
  23. パートナーを失ったとき、残された自分にできることは何か。
  24. 故人とは、死後も会うことができる。
  25. 病院の待ち時間の使い方が、あなたの人生を左右する。
  26. 自営業は、いつまで仕事を続けるべきか。
  27. 自分が死んだ後のことを、考えておく。
  28. 遺言書を書くなら、意識がはっきりしているうちがいい。
  29. 子どものために、遺産は本当に必要か。
  30. どんなにひどい病になっても、奇跡の回復を信じる。

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