40代になった今、人生の半分が終わりました。
前半戦の終了です。
ほっとしたいところですが、40代になって、最初にしてほしい一仕事があります。
40代になって半生を振り返ったとき、まず挑戦してほしいことがあります。
やり残していたことへの挑戦です。
10年前や20年前を思い出してください。
40代は、面白い。
40代の生き方は、はっきり2つにわかれる特徴があります。
「今さら」と「今から」です。
「40代は、もう若くない」
「いい年になったなあ」
「もう中年の仲間入りだ」
40代は、大きなことを始める時期です。
なぜ40代から始めるのかというと、人生後半戦の始まりだからです。
新しく始まったのですから、何か始める絶好のタイミングです。
かっこいい40代になれるかどうかは、どこで決まるのでしょうか。
知識でしょうか。
もちろん知識も大切ですが、あまり知識をひけらかすと、かえって偉そうな態度が目立ちます。
40代は、口うるさくなりやすい年ごろです。
これまで蓄積した知識が、不満となって現れやすいからです。
勉強には、副作用があります。
「仕事で失敗できない。挑戦するのは諦めよう」
そんな考えに、心当たりはありませんか。
40代は、仕事が保守的になりやすい年ごろです。
技能は、仕事量に応じて身につきます。
20代や30代は、技能が仕事の武器になります。
能力勝負、体力勝負、スピード勝負です。
40代から求められる能力は「褒めて育てる力」です。
40代なら、職場での地位も上がり、部下も持つ時期です。
今までは、現場の最前線で働いてきました。
40代になると、周りに年下が目立ち始めます。
自分の年齢が高くなるということは、相対的に、周りの年齢が低くなるということです。
40代になると、ある程度の地位や知識も出来上がります。
40代は、教育の10年です。
家庭なら、わが子に教育です。
会社なら、部下を教育です。
40代になると、驚くべき年下に出会うことがあります。
自分以上に、能力や知識のある年下です。
一概に年下だから、知識不足とは限りません。
20代や30代は、尊敬できる上司や先輩を手本にしていました。
彼らは、40歳くらいの年齢でした。
手本から学びを取り入れ、成長してきました。
40代になっても、手本は必要です。
尊敬する60代や70代からさまざまな生き方を学べば、自分の生き方も視界が開けます。
すでに人生の山場を経験した先輩の話は、やはり参考になります。
あなたの生活は、たくさんの立場で埋め尽くされています。
あなただけでなく、私たちの誰もが複数の立場を演じています。
上司の前では「部下」という立場。
40代は、人間関係に挟まれます。
どこに行っても、人間関係です。
人、人、人です。
40代になれば、ジョークは控えたほうがいいです。
禁句にしてもいいでしょう。
ジョークを言うと、40代としての威厳を傷つける場合が多いからです。
年を取ると、老眼になります。
老眼とは、年を取るとともに目の遠近調節機能が衰え、近くのものが見えにくくなる現象です。
パソコンのディスプレイが見えにくくなったり、本を読みにくくなったりします。
あなたができないことは、何ですか。
努力をしても、体質上や性格上、できないことがあります。
歌がうまく歌えない、お酒が飲めない、方向音痴などです。
40代は、体の衰えが目立ち始める時期です。
年齢に伴うホルモンの低下などによって、体にさまざまな衰えが出てきます。
おなかが出やすくなったり、筋力が低下したり、肌のつやや張りが衰え始めたりします。
お子さんは今、おいくつですか。
子どもを持つ親として、親の振る舞いは大切です。
子どもは、私たちが思っている以上に、親をしっかり見ています。
子どもに勉強を教えるのも、親の仕事の1つです。
「勉強は学校に任せているからほうっておけばいい」と思うのは、良くありません。
たしかに学校は勉強を教えるところですが、すべてを教えるわけではありません。
人生の残り時間が少ないのは、親だけではありません。
親戚も同じです。
親戚も、親と同様、幼いころから続いている人間関係の1つです。
命あるかぎり、いつかは死を迎えます。
それは両親だけでなく、親戚も同じです。
遠い親戚でも、わずかに血縁関係があるのです。
親戚が生きている間に、たっぷり親戚と話をしておきましょう。
親戚と話をするとき、都合が合えば、1つ出してほしい話題があります。
親戚から、両親の昔話を聞くことです。
血縁関係のある親戚と話をするとき、楽しくなるポイントがあります。
似ているところを探すことです。
親戚とたわいない話をしながら、自分と似ている部分を探してみましょう。
結婚生活は、3年を過ぎたくらいから、だらしなくなります。
出会ったときの初々しさや緊張感も、結婚して共同生活に慣れてくると、次第に薄れてきます。
結婚10年目にもなれば、お互いの言葉遣いや態度などが乱暴になりやすくなるのです。
40代になると、体は大きな山場を迎えます。
更年期です。
更年期とは、成熟期から老年期に移行する期間のことです。
親の介護は、子どもにとって大切な課題です。
介護は、子育てとは違い、先が見えない特徴があります。
先が見えにくいため、計画も立てづらいのですが、ほうっておくわけにもいきません。
40代になった今、人生の半分が終わりました。
前半戦の終了です。
ほっとしたいところですが、40代になって、最初にしてほしい一仕事があります。
自分の半生を振り返ることです。
これまでの歩みを振り返ると、気持ちを整理しやすくなりますし、これからの人生についても考えやすくなります。
ちょうど人生の半分まで来たこの機会に、ぜひ挑戦してほしいのです。
自分の半生を振り返るとはいえ、頭の中で振り返るだけでは不十分です。
頭の中では抽象的で、思い出しにくいからです。
そこでおすすめなのが、年表形式です。
歴史の教科書に登場する年表と同じイメージです。
自分の40年間、どういう人生を歩んできたのか、時系列順に出来事に並べてまとめます。
生まれた日を起点にして、今までに起こった事実を書きつらねてみましょう。
生まれた日、学校の入学と卒業、就職、転職、結婚、出産などです。
大きな出来事だけでなく、印象深い出来事もあれば、付け加えましょう。
恋愛をしたこと、旅行に行ったこと、引っ越ししたこと。
習い事を始めたこと、資格を取得したこと、仕事で成功や失敗したことなどです。
できるだけ細かく思い出して、きちんと書いてみましょう。
40年とはいえ、壮大な年表ができるに違いありません。
あっという間の40年間と思っても、書き出してみると、自分はたくさんの経験をしてきたことに気づくのです。
この年表ができると、出来事の見通しが良くなるため、人生を振り返りやすくなります。
やり残したことや足りなかったことにも、気づきやすくなるでしょう。
これまでの流れが見えると、これからの流れも見えてきます。
「これからどういう人生を歩みたいのか」という道筋も見えてくるに違いありません。
これからの人生の後半戦を歩む上での、重要な資料になるのです。
40代になって半生を振り返ったとき、まず挑戦してほしいことがあります。
やり残していたことへの挑戦です。
10年前や20年前を思い出してください。
興味があっても、都合が悪く、機会を逃していたことはありませんか。
1つや2つ、若いときにやり残していたことが思い浮かぶのではないでしょうか。
まず思い浮かぶのは、習い事です。
語学学習、生け花、ダンス、ピアノなどです。
旅行という人もいるでしょう。
国内旅行、海外旅行、博物館や美術館を巡ることなどです。
若いうちはお金がなかったため、挑戦の機会を逃していることがあります。
やり残していたことを思い出し、今、挑戦してみるのです。
「40代で始めるのは中途半端ではないか」と思う人もいるでしょう。
中途半端ではありません。
40代は、人生の後半戦の始まりです。
始まりですから、何かを始めるにはうってつけのタイミングです。
40代は、面白い。
40代の生き方は、はっきり2つにわかれる特徴があります。
「今さら」と「今から」です。
必ずどちらかの考え方に、偏ります。
真ん中の「まあまあ」が、ないのです。
人は、年を追うごとに差が出てきますが、40代ははっきり現れます。
40代は、人生の折り返し地点です。
だからこそ「今さら」と考える人と「今から」と考える人の2通りに、わかれてしまうのです。
すごいのは、これからです。
考え方の力とは、恐ろしい。
考え方1つで、発言から態度まで、すべてに影響します。
「今さら」と考える40代は、すべてがだらしないです。
挨拶がなく、食事のマナーも悪く、向上心がありません。
口にすることは、後ろ向きな考えばかりです。
何をするにも「今さら」と考えているため、消極的になります。
すべてが投げやりで、諦めがちの態度になるのです。
一方「今から」と考える40代は、すべてがしっかりしています。
自分から挨拶をして、食事のマナーもあり、向上心があります。
口にすることは、前向きな考えばかりです。
今からという意識があるため、すべてにチャレンジ精神があり、行動力にあふれます。
あなたはどちらでしょうか。
年齢は関係ありません。
考え方の違いです。
人生80年とすれば、40代は、ちょうど折り返し地点です。
「もう半分が終わった」と考えるのではなく「まだ半分もある」と考えましょう。
人生の後半戦が、始まったばかりです。
「今さら」ではなく「今から」と考えるのが、正しいのです。
「40代は、もう若くない」
「いい年になったなあ」
「もう中年の仲間入りだ」
40代になると、年齢の高さを意識する人も多いのでしょうか。
しみ、しわ、白髪も目立ち始める時期です。
中には40代を、年寄りの仲間入りと考える人もいるようです。
しかし、本当に年寄りなのでしょうか。
若い人を基準にするから、そう感じるだけです。
10代や20代から比べれば、40代は年が高く感じて当たり前です。
視点を変えて、年上から見てみましょう。
年上である60代や70代から見れば、40代はまだ若いです。
まだ体力があり、健康があります。
自由に行動できるだけの余裕が、十分にあります。
「もう年だな」なんて言っていると、年配者に叱られます。
考え方しだいです。
40代は、ちょうど人生の半分です。
「もう半分が終わった」と思うか「まだ半分もある」と考えるかです。
中年と言いますが、まだ人生の半分です。
「もう若くない」と思うのではなく「まだまだ若い」と考えましょう。
「まだまだ」と考えるほうが、これからが楽しくなるのです。
40代は、大きなことを始める時期です。
なぜ40代から始めるのかというと、人生後半戦の始まりだからです。
新しく始まったのですから、何か始める絶好のタイミングです。
見方を変えれば、2度目の人生を歩んでいるようなものです。
「今さら」ではなく「今から」と考えましょう。
おすすめは、3つあります。
40代は、体の衰えが目立ち始める時期です。
この機にスポーツを始めるのは、素晴らしいことです。
始めたばかりのころは大変でも、習慣にしてしまえば、楽になります。
会社の仕事につながる資格を目指しませんか。
趣味の資格でも、仕事につながる資格でもかまいません。
「自分がやりたい」という気持ちを第一に考えたほうが、モチベーションも上がります。
会社につながる資格なら、仕事に生かすこともできるため、一石二鳥です。
読書が趣味なら、興味のある分野の完全理解を目指すのも、いいアイデアです。
たとえば「金融を完全に理解する」「IT分野を完全に理解する」などです。
趣味は、ストレス発散になると同時に、生活に活力と緊張感をもたらします。
ちなみに、その流れから資格取得を目指せば、一石二鳥です。
これらはあくまで一例です。
そのほか、旅行、ボランティア活動、地域活動など、気になることがあれば、ぜひ始めてみましょう。
40代は10年間あります。
10年計画で考えれば、何でもできます。
大きなことを始めるのは、たるみがちな40代の心と体を、きゅっと引き締める効果もあります。
後半戦が始まったのですから、何か大きなことを始めましょう。
かっこいい40代になれるかどうかは、どこで決まるのでしょうか。
知識でしょうか。
もちろん知識も大切ですが、あまり知識をひけらかすと、かえって偉そうな態度が目立ちます。
「物知りだけど、態度がちょっと」と言われます。
では、お金でしょうか。
お金はあったほうがいいですが、お金を露骨に見せていると、かえって品がなくなります。
「お金はあるけど、雰囲気がちょっと」と言われます。
では、地位でしょうか。
たしかに高い地位は尊敬されやすいですが、あまり地位が高すぎると、かえって近寄りがたい雰囲気が漂い始めます。
「自分とは立場が違うね。友人にはなれないね」と言われます。
では、かっこいい40代はどこで決まるのか。
品格なのです。
品格は、表現しても、いやらしさがありません。
むしろ表現すればするほど、きちんとしている印象が出て、周りの人からしっかりしていると思われます。
品格とは、周りの人のことを配慮した、立ち振る舞いです。
清潔感であり、気遣い、社会マナー、テーブルマナーなどです。
品格のある人を見ると「きちんとしている。配慮がある。堂々としている」という印象になります。
品格のある立ち振る舞いから、これまで数多くの社会経験を乗り越えてきたことが感じられます。
40代は、これまで経験した社会経験の蓄積があります。
差を見せるなら、品格です。
これまで数多くの社会経験が、品格として現れるとき「かっこいい」と言われるのです。
40代は、口うるさくなりやすい年ごろです。
これまで蓄積した知識が、不満となって現れやすいからです。
勉強には、副作用があります。
勉強して頭が良くなればなるほど、身の回りの欠点が目につくようになることです。
その結果、いつも批判を口にするようになることがあります。
「部下がなってない」
「今の若者はなっていない」
「国の政治はなっていない」
ことあるごとに、がみがみ口うるさくなります。
何を見ても欠点が目につくため、いつもいらいらしてしまうのです。
たしかに言い分は正しいのですが、怒っている人の話は、聞きにくいです。
聞くより、近寄りにくいです。
怒っているだけでは、かっこいい40代にはなれないのです。
目指すべきは「怒る40代」ではなく「理解する40代」です。
今まで培ってきた知識を、どう生かすかです。
欠点をあげつらうために活用するのではなく、理解して、関係をスムーズにするために活用します。
「今の若者には、こういういいところがある」
「国の政治には、こういう素晴らしい仕組みがある」
「部下には、こういう長所がある」
知識のある40代なら、できるはずです。
知識の生かし方の問題です。
長所や努力を理解できる40代になりたいですね。
知識は、欠点を探すのではなく、美点を見つけることに活用しましょう。
こういう40代は「理解力があるなあ」と、周りから尊敬されるのです。
「仕事で失敗できない。挑戦するのは諦めよう」
そんな考えに、心当たりはありませんか。
40代は、仕事が保守的になりやすい年ごろです。
新しいものを嫌い、昔のままの状態を守りやすい時期です。
意気込みや積極性がなくなり、繰り返しの行動ばかりになります。
「今、失敗すると、評価や昇進に影響する」
「今から転職も厳しい」
「家庭もある」
たしかに背負うことが多くなると、責任があるため、大きな挑戦はしづらくなるでしょう。
しかし、保守的になりすぎるのも、問題です。
意気込みがなくなった人は、魂の抜け殻のようです。
それは経営者側から見ると、やる気のない社員に映ります。
会社が厳しい状態ほど、保守的な社員は追い込まれます。
会社への貢献が小さいため、リストラの対象になりやすいのです。
程度にもよりますが、やはりある程度の積極性は必要です。
同時にこれは、チャンスでもあります。
40代の多くは保守的ですから、あなたが少し積極的になるだけで、すぐ評価が上がります。
もちろん無理な行動は慎みつつ、実現できる範囲で積極的になります。
保守的になりがちな40代だから、積極的になりましょう。
ほかの40代とは違うところを、見せるチャンスなのです。
技能は、仕事量に応じて身につきます。
20代や30代は、技能が仕事の武器になります。
能力勝負、体力勝負、スピード勝負です。
ただし、40代になっても技能にこだわり続けるのは、得策でありません。
技能で勝負しようとしても、若い人に負けるでしょう。
衰えにはかないません。
どうしても年を重ねれば、体力も記憶力もスピードも、次第に落ちてきます。
そこで40代にこだわってほしいのが、勘です。
40代からは、技能より、勘にこだわった仕事をするべきです。
40代には、これまで長年積み重ねてきたキャリアがあります。
仕事を通して身についた、ノウハウや処世術があります。
成功体験や失敗体験も、山ほどあるでしょう。
その経験があるから浮かぶ、勘があります。
勘が頭に浮かんで終わりにするのではなく、もっと表現して、仕事に生かしてほしいのです。
たとえば、仕事の納期に間に合いそうにない場面があるとします。
40代が、技能にこだわろうとすると、失敗します。
自分が直接、部下の仕事を手伝おうとしても、手間を増やして余計に納期が遅れるでしょう。
部下を残業させて、納期に間に合わせたとしても、仕事の品質も部下との関係も悪くなります。
過去に同じ失敗体験があるからこそ、そういう先が見えるのです。
そこで、勘を働かせます。
取引先に納期を延ばしてもらえないかと、お願いをします。
このとき、電話やメールでお願いをするのでは、誠意が伝わりにくいと気づきます。
「実際に取引先へ出向いて、担当者と直接話をしたほうが誠意も伝わりやすい」と察して、難局を切り抜けるのです。
40年も生きているあなたには、そうした秘められた能力があります。
40代はこれから、技能ではなく、勘です。
勘を生かすことで、20代や30代にはできない仕事ができるのです。
40代から求められる能力は「褒めて育てる力」です。
40代なら、職場での地位も上がり、部下も持つ時期です。
今までは、現場の最前線で働いてきました。
しかし、40代になってリーダーとして指導する側に回ると「部下を使う能力」が必要です。
部下のやる気を奮い立たせたり、部下の潜在能力を発揮させたりなど、部下をうまく使っていく能力が求められます。
部下を使う手法はいろいろあるのですが、一言で言えば「褒めて育てる力」です。
部下の能力を伸ばすのは、褒めるのがいちばんです。
部下を褒めていることで、やる気を出させたり、潜在能力を発揮させたりできます。
叱るのも教育の1つですが、不快感が伴うため、嫌われてしまうリスクがあります。
叱って育てるより、褒めて育てます。
部下は褒められると「上司は自分をよく見てくれている」という実感が湧き、信頼関係の強化にもなります。
部下との連携が良くなることで、結果として仕事の質も上がり、優れたリーダーになれます。
たとえ主婦でも「褒めて育てる力」が必要です。
自分が40代になったころには、子どももそれなりに大きくなっているでしょう。
子どもを育てるときも、褒めて育てます。
子どもは素直です。
親に褒められると、素直に喜んで、やる気を出します。
親が子どもをたくさん褒めることで、子どもはやる気を出し、めきめき力を発揮します。
褒めることは、愛情表現にもつながるため、子どもは深い満足感を得るのです。
褒めて育てる力によって、部下も子どもも、能力が伸びていくのです。
40代になると、周りに年下が目立ち始めます。
自分の年齢が高くなるということは、相対的に、周りの年齢が低くなるということです。
40代になると、ある程度の地位や知識も出来上がります。
すると一転して、地位や知識のない年下に対して、偉そうな態度を取りやすくなります。
これは、無意識に起こります。
心の奥底で考えていることは、自然と発言や態度に出てしまいます。
いま一度、自分は年下に偉そうな態度を取っていないか、振り返ることが大切です。
たとえば、次のような言葉に心当たりはありませんか。
「年下のくせに、生意気だ」
「そんなことも知らないのか」
「まだまだ勉強不足だね」
「子どもだね」
もし、こうした発言や考えに心当たりがあるなら、要注意です。
年下に対して、すでに偉そうな態度を取りつつある状態です。
年下だから学ぶことはないとは限りません。
年下でも、自分より詳しい分野を、1つや2つ持ち合わせているものです。
地位や知識の話は抜きに考えたとしても、若い人と接する意味はあります。
若々しい刺激を受けることで、発想や考え方が一新されます。
気持ちも明るくなり、心から若返るのです。
偉そうな態度を取るのは、自分のためになりません。
これからは、老化の差が現れやすい年齢です。
だからこそ、すべての年齢層から学ぶ姿勢が大切です。
年上だけでなく、年下からも学びましょう。
偉そうな態度を控えることで、心をオープンにした状態を保つことができるのです。
40代は、教育の10年です。
家庭なら、わが子に教育です。
会社なら、部下を教育です。
未来を担う人を育てるために、経験豊富なあなたの教育が必要です。
若い人も、頼りになるあなたからの教育を求めています。
全身全霊で教育することで、わが子も部下も、すくすく育つことでしょう。
しかし、自分の思いとは相反して、相手のためになっていない教育になることがあります。
無駄に長い話です。
あなたが教育するとき、どのくらいの時間を使っていますか。
もちろん教育内容によって、必要な時間も異なりますが、無駄に長すぎる話になっていないでしょうか。
無駄な話が含まれていたり、余分な一言があったりなどです。
わが子や部下を熱心に教育しようとするとき、よくありがちな現象です。
「伝えたい」という気持ちが強いほど、話にいろいろ盛り込んでしまい、長くなりやすいのです。
長い話は、要注意です。
せっかくためになる話でも、話が長ければ長いほど、論点がずれやすくなります。
「何が言いたいのだろう」と思い、相手の心に響かないことがあるのです。
くどくど話が長すぎれば、相手によっては不快感を抱く場合もあります。
教育のために話をするなら、できるだけ短くするように心がけましょう。
キーワードは「簡潔」です。
わかりやすい表現を使い、要点だけをまとめて伝えます。
短ければ短いほど、相手の心にすっと入ります。
もし、相手が物足りないと感じるなら「もっと聞かせてほしい」と言ってくるはずです。
すべてを語らないことで「自分で考える力」を養う効果もあります。
それが本当の意味で、相手のためになる教育です。
40代になると、驚くべき年下に出会うことがあります。
自分以上に、能力や知識のある年下です。
一概に年下だから、知識不足とは限りません。
勉強熱心であったりやる気に満ちていたりする人は、若くても、秀でた能力や知識を有しています。
40代が20代に負けてしまうことも、珍しくないのです。
ここでどうするかです。
年下だからとはいえ、偉そうにするのは良くありません。
年下から吸収する姿勢がないと、ますます老化が進行するからです。
年下の話も聞けません。
年下の友人もできません。
年下の著者が書いた本も読めません。
自分より秀でていることを認めることができないと、吸収することもできないのです。
大切なことは、年下からも学ぶ姿勢です。
自分より博識だと思えば、素直に認めるようにしましょう。
キーフレーズは「すごいですね」「さすがですね」です。
この言葉が抵抗なく言える40代は、若いです。
年下でも、たけている点は素直に認め「すごいですね」「さすがですね」と言えれば、吸収力が高まります。
年下の話も聞けます。
年下の友人もできます。
年下の著者が書いた本も読めます。
年下に負けてもいいではありませんか。
負けたかどうかは、忘れることです。
偉そうにしていると、年下から「頭の固い中年」と思われ、煙たがられます。
負けたかどうかより、素直かどうかです。
素直な40代は、知識不足でも、心に若々しさがあります。
そういう姿勢を見せることで、若い人からも「すごいですね」「さすがですね」と言われるようになるのです。
20代や30代は、尊敬できる上司や先輩を手本にしていました。
彼らは、40歳くらいの年齢でした。
手本から学びを取り入れ、成長してきました。
しかし、40代になった今、昔の自分が手本にしていた年齢になってしまいました。
「もう手本がないね」と思うのではありません。
年齢が高くなったとはいえ、手本がいらなくなるわけではありません。
40代になっても、手本は必要です。
40代の手本になるのは、60代や70代です。
ただし、年上なら誰でもいいわけではありません。
やはり、尊敬できる年上を探すことが大切です。
尊敬できる60代や70代から話を聞いて、40代の過ごし方について話を聞いておくといいでしょう。
身近にいなければ、文化人や作家などを参考にする方法もあります。
その人がどういう生き方をしていたのか。
その人の40代の過ごし方。
どう困難を乗り越えてきたのか。
夫婦生活について、子育てについて、介護についてなどです。
自分より長く生きている人の話からは、気づかされることがあります。
「なるほど。こういう生き方は素晴らしいな」と思うことがあれば、真似をすればいいのです。
これからの生き方についての迷いが消え、一筋の光が見えてくるに違いありません。
同時にそういうあなたの姿が、今の若い人たちに対する手本にもなるのです。
40代になっても、手本は必要です。
尊敬する60代や70代からさまざまな生き方を学べば、自分の生き方も視界が開けます。
すでに人生の山場を経験した先輩の話は、やはり参考になります。
特に40代は、人生の大きな山場に差し掛かる時期です。
夫婦生活、子育て、介護などです。
自分の知恵だけで乗り越えるのもいいですが、それゆえに失敗もしやすくなるでしょう。
先輩たちの乗り越えた話を聞けば、ためになる情報が得られるに違いありません。
このとき、ぜひ使ってほしいフレーズがあります。
「あなたなら、どうしますか」です。
さりげない一言ですが、強力です。
アドバイスをうまく引き出す一言だからです。
雰囲気や都合が許せば、自分の事情を話して、60代や70代のアドバイスを引き出してみましょう。
「ずうずうしく聞くのは失礼ではないか」と思いますが、そんなことはありません。
頼りにされると、やはり誰でも嬉しく感じるものです。
尊敬できる先輩なら、なおさら親身になって答えてくれるでしょう。
現在抱えている問題を話して、先輩ならどう対応するのか、聞かせてもらいます。
頼りにしている様子でお願いすれば、きっと期待に応えてくれるでしょう。
経験者であるゆえに、具体的で的確なアドバイスをしていただけるに違いありません。
あなたの生活は、たくさんの立場で埋め尽くされています。
あなただけでなく、私たちの誰もが複数の立場を演じています。
上司の前では「部下」という立場。
古い知り合いの前では「友人」という立場。
レストランの店員の前では「客」という立場です。
年を重ねると、立場はさらに増えます。
部下の前では「リーダー」という立場です。
パートナーの前では「パートナー」という立場。
子どもの前では「親」という立場。
立場がまったく存在しない状況は、ほとんどなくなります。
それぞれの立場に応じて、役割も違いますから、使い分けが必要です。
気持ちの切り替えが必要ですし、ストレスもたまりやすいでしょう。
私たちの人生は、たくさんの立場で埋め尽くされているのです。
しかし「たくさん立場があって大変だ」と思うのではありません。
立場から逃げることはできません。
立場から逃げれば現実逃避になり、うまく生きていくことができなくなります。
「それぞれの立場を楽しもう」と考えるのです。
少し見方を考えると、たくさんの立場があるのは、幸せなことです。
いろいろな立場を楽しめるのは、いろいろな見方ができるということです。
つまり、人生を何倍も楽しめるということです。
これほど幸せなことはありません。
たくさんの立場があって良かった。
おかげで、世界観も視野も広がります。
たくさんの立場は「大変」と思うより「楽しもう」という心がけが、大切なのです。
40代は、人間関係に挟まれます。
どこに行っても、人間関係です。
人、人、人です。
たとえば、仕事をしていると、会社の人間関係があります。
40代になれば、責任のある仕事を任され、部下ができます。
上に上司がいて、下には部下がいるという板挟みです。
もちろん協力によって仕事もスムーズに進む面もありますが、人間関係のストレスもあるでしょう。
上司にこびたり、部下を教育したりです。
会社から家に帰ると、今度は家族関係です。
パートナーから「旅行に連れて行ってほしいな」と甘えられ、子どもからは「遊び相手になって」とせがまれます。
家族との触れ合いによって癒やされる反面、気遣いに疲れることもあるでしょう。
常に誰かといる生活では、ときどき「1人にさせてほしい」という時間が出てくるのです。
だからこそ40代は、1人で遊ぶ時間が必要です。
息抜きの1つです。
1人でバーに行き、酒をたしなむのもいいでしょう。
1人で映画を見に行くのもいいでしょう。
1人でコーヒーショップに行き、読書を楽しむのもいいアイデアです。
1人の時間を楽しむことが、ストレス発散の時間にもなり、元気を充電する時間にもなります。
1人ですが、有意義な時間です。
あなたには、1人になって遊ぶ時間がありますか。
人に挟まれる40代だからこそ、1人になる時間をつくって、上手に遊ぶことが必要なのです。
40代になれば、ジョークは控えたほうがいいです。
禁句にしてもいいでしょう。
ジョークを言うと、40代としての威厳を傷つける場合が多いからです。
つまらないジョークばかりを口にすると、古くささが目立ち、年齢以上に老けて見られます。
品格を落とし、職場の人からなめられ、仕事や人間関係に悪い影響を及ぼす可能性もあるのです。
もしジョークが思いついても、我慢して言わないようにするほうが、賢明です。
では、冗談は一切控えるべきかというと、そうではありません。
ジョークはいけませんが、ユーモアならOKです。
「ジョーク」と「ユーモア」は、意味が似ていますが、違います。
ジョークとは、単純で、つまらないしゃれのことです。
人の心を不快にさせたり、場を冷たくさせたりする力があります。
ユーモアとは、上品で、機知に富んだしゃれのことです。
人の心を和ませたり、場を温めたりする力があります。
同じ笑いとはいえ、ジョークとユーモアは、まったく別物なのです。
40代に必要なのは、ジョークではなく、ユーモアです。
たとえば、会話中、相手がたくさん本を読んでいる話題が出たとします。
「部屋が図書館ですね。今度、本を借りに行こうかな」と、うまく例えて表現すれば、面白おかしく聞こえます。
物知りの人がいるとします。
「歩く辞書ですね。頼りにしています」と言えば、笑ってもらえるうえ、相手の機嫌もよくなるでしょう。
場の空気を読んだ、知的な言い回しですね。
何かに例えたり表現を変えたりすれば、上品な笑いになります。
ジョークよりユーモアです。
ユーモアを、どんどん口にしていきましょう。
自分としても、頭を使ういい機会になります。
「さすが、発想力が違うな」と、頭の切れ味をアピールできるのです。
年を取ると、老眼になります。
老眼とは、年を取るとともに目の遠近調節機能が衰え、近くのものが見えにくくなる現象です。
パソコンのディスプレイが見えにくくなったり、本を読みにくくなったりします。
老眼が始まるのは一般的に、45歳前後です。
早い人では、30代後半から始まる人もいます。
「近くのものが見えにくくなったな」と思えば、老眼と考えたほうがいいでしょう。
しかし、老眼は厄介です。
老眼は、認めたくない心理が働きやすいからです。
老眼であることを認めれば、自分で老いを認めることになります。
近くが見えにくくなったにもかかわらず「疲れているせいだろう」と考え、ごまかしてしまいがちなのです。
特にプライドの高い人は、老眼であることを認めたくない傾向があります。
老眼を受け入れたくない気持ちがあるとはいえ、ほうっておけば、思わぬトラブルになることがあります。
仕事では、数字の見間違えによって、大きなミスを招くこともあります。
車の運転では、交通事故の危険性が高まります。
町では、人とぶつかりやすくなります。
トラブルが起こってからでは、遅いです。
場合によっては、人命にも関係します。
強がっていませんか。
近くを見るときに見えにくくなれば「気のせいだ」と強がらず、すぐ眼科に行きましょう。
老眼と診断されれば、医師の指示には素直に従い、老メガネなどの対応を考えましょう。
あなたができないことは、何ですか。
努力をしても、体質上や性格上、できないことがあります。
歌がうまく歌えない、お酒が飲めない、方向音痴などです。
できないことがあると、コンプレックスを持ち、複雑な気持ちになりますね。
しかし、できない自分を責めても、仕方ありません。
できないものは、できません。
では、どうするのかというと、できないことを、ありのまま受け入れるのです。
できないところも「自分の一部」と考えましょう。
歌がうまく歌えないかもしれません。
お酒がまったく飲めないかもしれません。
方向音痴で、すぐ道に迷うかもしれません。
それはそれで「自分らしいな」と思うのです。
できないことも、あなたの立派な特徴の1つです。
できないことがあるから、かえってあなたらしさを出して、生きることができます。
ペンギンは、空を飛べない鳥ですが、立派に生きています。
クジラは、陸を歩けない哺乳類ですが、立派に生きています。
できないことがあっても、意外に生きていけるものです。
できないことは仕方ありません。
できないことがはっきりしているのは、ラッキーです。
自分に向かないことがわかっていれば、無駄な時間やお金を費やすこともありません。
余裕ができた時間やお金は、得意なことに回し、どんどん伸ばしていきましょう。
できないことがはっきりしている人ほど、才能を伸ばしやすくなります。
できないことを受け入れると、自分のことがもっと好きになれます。
40代は、体の衰えが目立ち始める時期です。
年齢に伴うホルモンの低下などによって、体にさまざまな衰えが出てきます。
おなかが出やすくなったり、筋力が低下したり、肌のつやや張りが衰え始めたりします。
「疲れやすくなった」という実感も増えることでしょう。
衰えだけではありません。
高血圧や高脂血症など、健康面の悪影響も目立ち始めます。
運動器が衰えた結果、段差で転んで骨折する人も、40代から急増します。
30代までは、運動を意識しなくても、若さで健康を維持できましたが、40代からは運動が必要です。
運動しない生活を送っていると、40代で一気に衰えが目立ちます。
たるんだおなかを引き締めて、健康を維持するためにも、ウォーキングを取り入れましょう。
ウォーキングは歩数で考えるのもいいのですが、あまりだらだら歩くだけでは、効果が低くなります。
効果を出すためには、ある程度、テンポのあるウォーキングが必要です。
目安として取り入れたいのは「1秒に2歩のペースを30分」です。
このペースを毎日続ければ、健康維持に効果的といわれています。
運動することは、気分をすっきりさせ、ストレス発散の効果もあります。
さらにウォーキングには、記憶力の向上に効果があることが確認されています。
若々しさと健康を維持するために、ウォーキングを日常に取り入れましょう。
お子さんは今、おいくつですか。
子どもを持つ親として、親の振る舞いは大切です。
子どもは、私たちが思っている以上に、親をしっかり見ています。
子どもが幼いほど、接する時間の大半が親です。
目に映る範囲が限られているため、親をよく見ます。
あなたも幼いころ、親をよく見て育ったように、子どもも今、あなたをよく見て育っています。
自分の行動を振り返ってみましょう。
子どもにとって、いい影響になる振る舞いをしているでしょうか。
言葉遣いや態度などです。
子どもにきれいな言葉遣いを教えるなら、親がきれいな言葉遣いをします。
食事マナーを教えるなら、親がきれいな食事マナーを意識します。
「人に会ったときは挨拶をする」と教えるなら、親が人と会ったときに挨拶をします。
ささいなことでも、子どもに影響を与えます。
「面倒」「疲れる」という気持ちがあっても、子どもの前ではしっかりすることです。
子どもには、親しか手本がありません。
ささいな心がけでも、ゆくゆくは子どもの成長という大きな結果に変わります。
あなたが立派な親を演じるほど、子どもも真似をして、立派になるのです。
子どもに勉強を教えるのも、親の仕事の1つです。
「勉強は学校に任せているからほうっておけばいい」と思うのは、良くありません。
たしかに学校は勉強を教えるところですが、すべてを教えるわけではありません。
基本的なマナーについては、学校より家庭で学ぶのが、基本です。
家庭も、教育の場です。
家庭だからこそ、実践を通して、詳しく教えることができます。
マナーだけでなく学校の勉強についても、親はできるだけ協力しましょう。
わかる範囲でかまいませんから、子どもの学校の勉強を手助けすることが大切です。
特に付き添ってほしい科目は、社会科です。
すでに社会経験を積み重ねている大人にとって、社会科は、得意中の得意です。
政治家とは何か。
選挙とは何か。
国会とは何をするところか。
まだ基本的な内容ですから、子どもから何を聞かれても、堂々と答えられることでしょう。
大人の力を存分に発揮できます。
親から教えられた経験は、子どもの印象に深く残ります。
あなたも親から教えられた勉強は、よく覚えているのではないでしょうか。
少し怖い印象はありますが、何でも答えてくれる親の姿は「さすがだな」と思ったはずです。
その勉強の手助けも、40代が最後です。
子どもの学習レベルが低い今だから、親も堂々と教えることができます。
自分が50代になるころには、子どもも学年が上がり、学習レベルも高くなっています。
「投票の意味を教えて」くらいは大丈夫でも「マルクスの資本論について教えて」となると、言葉に詰まるでしょう。
「教えて」と言われても、大人でもわからない問題が目立ち、逃げ腰になるのです。
子どもに堂々と勉強を教えられるのも、40代が最後です。
今のうちに、勉強を通して子どもと接する機会を増やしましょう。
人生の残り時間が少ないのは、親だけではありません。
親戚も同じです。
親戚も、親と同様、幼いころから続いている人間関係の1つです。
血縁があることに変わりありません。
不謹慎ではありますが、親戚もいつかは亡くなる存在です。
命あれば、必ず死を迎えます。
あなたが40代になったとき、親戚の顔が見られるのも、そう長くはないでしょう。
今のうちに、親戚の人とも、たくさん話をしておくことをおすすめします。
会う機会は少ないかもしれませんが、会ったときには、できるだけたくさん会話をしましょう。
命あるかぎり、いつかは死を迎えます。
それは両親だけでなく、親戚も同じです。
遠い親戚でも、わずかに血縁関係があるのです。
親戚が元気な今のうちに、たくさんコミュニケーションを取っておくことをおすすめします。
そこで、1つ提案があります。
親族を含めた旅行をするのはいかがでしょうか。
大きなバスを1台貸し切って、親戚を含めた旅行をしてみるのです。
親戚の多くは定年退職をしているはずですから、比較的日程の都合もつきやすいはずです。
自分の親や子どもに加え、親戚も含めるわけですから、大人数になることでしょう。
たしかに面倒です。
計画や費用も大変です。
しかし、付き合いの残り時間を考えてみてください。
両親や親戚と接することができるのも、そう長くはありません。
みんなが元気に生きている間に、親戚一同の旅行計画が一度くらいあってもいいのではないでしょうか。
有意義な思い出ができるに違いありません。
家族との仲を深めると同時に、親戚との仲も深められる方法です。
40代になったあなたの使命と思い、思いきって計画してみてください。
「みんなで旅行できるのは最後になるかもしれないよ」と言えば、理解が得られやすくなるはずです。
亡くなってからでは、もう遅いです。
今だから、できることなのです。
親戚が生きている間に、たっぷり親戚と話をしておきましょう。
親戚と話をするとき、都合が合えば、1つ出してほしい話題があります。
親戚から、両親の昔話を聞くことです。
あなたが生まれる前から、親戚は両親との付き合いがあります。
あなたも両親との付き合いは長いですが、親戚はもっと長いのです。
親戚から両親の昔話を聞くと、面白いエピソードを聞けることがよくあります。
たとえば、両親の結婚式についてです。
あなたが生まれる前の出来事です。
親戚なら、両親の結婚式に出席していたはずです。
両親から「こうだったよ」という話より、親戚から「こうだったよ」という話のほうが、面白く感じるでしょう。
第三者のほうが客観的であるため、より具体的な様子を把握しているものです。
結婚式の雰囲気や裏話などを聞かせてもらえれば、両親の理解も深まるでしょう。
そのほか、幼いころの両親の様子や失敗談など、昔話を聞かせてもらうといいでしょう。
両親の話は、両親より親戚に聞いたほうが、面白いです。
意外に盛り上がる話題なのです。
血縁関係のある親戚と話をするとき、楽しくなるポイントがあります。
似ているところを探すことです。
親戚とたわいない話をしながら、自分と似ている部分を探してみましょう。
きっとすぐ見つかります。
性格が似ていたり、考え方が同じであったりなどです。
笑い方、しわの寄り方、白髪の生え方まで似ていることでしょう。
話し方から笑いの好みまで、たくさん見つかるに違いありません。
それもそうです。
血縁関係のある親戚とは、遺伝子も似ています。
遺伝子レベルで似ていれば、似ている部分があって当然です。
似ているところを探す意識をすれば、親戚との話も楽しくできます。
その結果、一族の特徴が見つかることもあります。
「ばらばらに見えても、似た者同士だ」と思うでしょう。
生まれや育ちは違いますが、根っこではつながっていることを意識できるのです。
結婚生活は、3年を過ぎたくらいから、だらしなくなります。
出会ったときの初々しさや緊張感も、結婚して共同生活に慣れてくると、次第に薄れてきます。
結婚10年目にもなれば、お互いの言葉遣いや態度などが乱暴になりやすくなるのです。
一度だらしなくなると、どんどん緊張感が緩む一方です。
どこかで、変化をつくるきっかけが必要です。
40代は、いま一度、パートナーとの新鮮な関係を取り戻す時期です。
自分から大きなイベントを企画して、新鮮な関係を取り戻すきっかけをつくってください。
たとえば、2人でフォーマルなレストランに出かけてみてはいかがでしょうか。
ほど良い堅苦しさがあると、お互いが出会ったころの様子を思い出すでしょう。
誕生日には、豪華なプレゼントをしてみるのもいい方法です。
たまには奮発して高価なプレゼントで、相手を驚かせれば、見直してもらえるきっかけになります。
2人で、旅行に行くのもいいアイデアです。
結婚10周年、あるいは20周年の記念です。
旅行先で新鮮な光景に触れることで、出会ったころの初々しさや緊張感を取り戻すきっかけになるでしょう。
関係が緩みがちな今、新鮮な関係を取り戻すように心がけましょう。
40代になると、体は大きな山場を迎えます。
更年期です。
更年期とは、成熟期から老年期に移行する期間のことです。
一般的に、40歳から55歳にかけて起こるといわれています。
更年期の大きな変化は、閉経です。
生理が止まると「ついに更年期か」と自覚する女性も多いのではないでしょうか。
この更年期による体の変化が原因で発生する不調が「更年期障害」です。
更年期による体の変化によって、自律神経やホルモンなどのバランスを崩し、体の不調が出る場合があります。
のぼせ、熱感、発汗、激しい鼓動、耳鳴り、腰痛。
肩こり、めまい、頭痛、不眠、記憶力減退、神経痛、疲労感などです。
症状には、個人差があります。
「更年期障害は女性だけ」と考える人も多いのですが、男性にも起こります。
もちろん男性ですから閉経はありませんが、激しい鼓動、めまい、肩こり、不眠、疲労感など、細かな症状は女性と共通です。
男性の場合は、女性ほど急な変化ではなく、少しずつ時間をかけて変化する特徴があります。
ゆっくりした変化であるため気づきにくく、油断もしやすいため、注意が必要です。
年を取れば誰もが迎える更年期ですが、無理に我慢するのは良くありません。
「症状が少し強い」と感じるなら、すぐ病院へ行き、医師に診てもらいましょう。
意外に知られていませんが、病院では、更年期障害を軽くする治療が用意されています。
自律神経薬、精神治療薬、ホルモン療法、心理療法などです。
自分一人で抱え込むのではなく、相談できる専門医がいるだけでも、心強いものです。
「症状がひどいときは無理をせず、病院に頼る」
これが、更年期をスムーズに乗り超える方法です。
親の介護は、子どもにとって大切な課題です。
介護は、子育てとは違い、先が見えない特徴があります。
先が見えにくいため、計画も立てづらいのですが、ほうっておくわけにもいきません。
いずれ親は介護が必要になり、避けるのは難しい。
40代になると、親は高齢になっているはずです。
親の介護について、真剣に話し合いの機会をつくる時期です。
親がどういう介護を望んでいるのかは、一概には言えません。
親としては「死ぬまで家で暮らしたい」という希望があるかもしれません。
逆に「老人福祉施設でのんびりしたい」という意見もあるかもしれません。
子どもとしては、親と一緒にいたい気持ちもあるでしょう。
その一方で、介護に手間がかかりすぎると、仕事に支障が出てしまう問題もあります。
いろいろな介護の仕方が考えられます。
希望があっても、資金の問題もあります。
資金面も、お互いが納得できる金額でないと、人間関係や相続のトラブルに発展することもあります。
どういう暮らし方や介護を望んでいるのかは、本人と交えて話すしかありません。
深くて長い話し合いになるはずです。
だからこそ、親の意識がはっきりしているうちに、話し合いが必要です。
切り出しにくい話ですが、いつかは切り出さなければいけない話です。