高齢者を狙った悪徳商法があります。
子どものふりをして電話をかけてお金を振り込ませたり、巧みな話術で無理やり契約させたりなどです。
人の弱みに付け込んでうまく騙し、高額の商品を買わせようとするのです。
70代になれば、そうしたリスクを考えておかなければいけません。
「まだ頭が冴えている。自分に限ってそんなことはない」と思いますが、自信過剰が落とし穴です。
自分を客観視できなくなり、騙されやすくなります。
「自分のお金だからどう使おうが自由」という気持ちもあるでしょう。
たしかに自由ではありますが、お金は有限であることを忘れてはいけません。
騙されてお金を使い切れば、子どもを頼りにしなければいけなくなり、周りに迷惑が及びます。
自分のお金ではありますが、契約については慎重になることです。
騙されないポイントがあります。
「契約は、一度家族と相談してから決める」というルールにすればいいのです。
勢いで契約をするのが、一番危ないです。
「うまい話だ」と思うほど、危ない罠が潜んでいます。
「安いから大丈夫」と思っても、後から高額の商品を買わなければいけない悪徳商法もあります。
70代からは、自分だけの判断に頼りません。
あらゆる契約は、家族と相談してから決めれば、騙されることはなくなります。
たとえ相手から、その場での契約を促されても「家族と相談してから決めます」と言って、勧誘を振り切ればいいのです。