公開日:2012年11月10日
執筆者:水口貴博

60代がしておきたい30のこと

  • 定年退職後、
    第2の人生が始まる。
60代がしておきたい30のこと

定年退職後、第2の人生が始まる。

60代の一大イベントといえば、やはり定年退職です。
早い人では50代で迎える人もいるようですが、一般的には60代が多いでしょう。
仕事を続けていた生活から、仕事をしなくなる生活へと変わります。

60代は意外に、頭も体も、よく動く。

60代は、定義上「年配者」に当たります。
「おじいさん」「おばあさん」になりつつある時期です。
事実、足腰が弱ったり、認知症の兆しがあったりする60代がいるのも、たしかです。

慎ましい生活をすれば、長生きできるとは限らない。

あなたの周りに、定年退職後、慎ましい生活を送っている人はいませんか。
欲を出さず、家でじっとして、テレビや新聞ばかり読んでいる人たちです。
高齢であることを考え、無理がないよう、慎ましい生活を送っています。

60代からは「新しい生きがい」が必要になる。

生きがいとは、何でしょうか。
生きがいとは、生きていくための支えとなる目標や心の張り合いです。
「生きていて良かったな」と思えることです。

我慢していたことを、思い出そう。

あなたには、我慢していたことがあるはずです。
「我慢をせずに生きてきた」という人は、ほとんどいません。
おしゃれをしたい気持ちがあっても、仕事上の都合で、できませんでした。

「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。

「やりたくない」と「興味がない」。
どちらも日常でよく聞かれる言葉ですね。
響きが似ているためか、混在して使っている人も多いのではないでしょうか。

興味が出ないのは、行動しないから。
きっかけは、本屋にある。

「何もやる気が起きない」
「何も興味がない」
そんな弱音を吐いていませんか。

あなたの旅立ちを邪魔しているのは、名刺かもしれない。

定年退職後、前に勤めていた会社の名刺を持っていますか。
「記念に持っている」という人も、いるかもしれませんね。
有名な会社であったり、肩書が高かったりすると、捨てにくいものです。

明るい服装にすると、気持ちも明るくなり、行動力も出てくる。

60代の元気は、服装からです。
今、どのような服装ですか。
地味だったり暗かったりする服装が多いのではないでしょうか。

60代からの平日は、王様気分を味わえる。

定年退職をすると、平日の印象が変わります。
今まで苦手だった平日が、好きになります。
これまで会社に勤めていたころは、平日は仕事で、週末が休日でした。

70代の足腰を決めるのは、60代の過ごし方。

70代の足腰は、60代で決まります。
定年退職をしてぼうっとしていませんか。
「暇だ」「やりたいことがない」「興味がない」と言ってぼうっとしていると、あっという間に足腰が弱ります。

自然と朝早くに目覚めてしまう。
さて、どうするか。

60代あたりから、生活リズムに大きな変化が現れます。
自然と、朝早くに目が覚めるようになるのです。
朝が弱い人でも、突然朝に強くなります。

ウォーキングは、夫婦で楽しむのがいちばん。

健康維持のためにぜひ取り入れたいのは、ウォーキングです。
60代になれば、体の衰えが目立ち始めるので、日課にすることをおすすめします。
ウォーキングは、体全身の筋肉を効率よく動かす最良の手段です。

パートナーとの関係が、これからの本当の財産。

「老後をうまくやっていくためには、何が必要か」
そう考えるとき、やはり真っ先に思い浮かべるのは、お金でしょう。
もちろんお金は大切です。

定年退職をすれば、今までの成功体験は、忘れたほうがいい。

60代は、成功体験をたくさん積み上げていることでしょう。
「こうすればうまくいく」「この方法が自分に合っている」という法則を、たくさん身につけているはずです。
成功体験は、自分の財産です。

60代こそ、旅行と登山のベストタイミング。

60代のうちに経験してほしいことが、2つあります。
「旅行」と「登山」です。
60代の時間の過ごし方は自由ですが、この2つだけは、60代のうちに強くおすすめします。

好きなこととはいえ、無謀なことは控える。

風呂場で救急車に運ばれるのは、年配者が多いと言います。
年配者は熱い湯を好むうえ、長湯をしやすい傾向があります。
温泉が好きとはいえ、無理な長湯は良くありません。

楽しんでいる姿を見せるのが、最高の子ども教育。

60代になれば、子どもへの教育方法が少し変わります。
くどくど口うるさく言うのは、もう終わりです。
子どもとはいえ、もう大人です。

地元への愛情が出てきたとき、どうするか。

60代になると、若いころになかった思いが湧き上がるようになります。
地元への愛情です。
もちろんこれまでも地元のことを考えることはありましたが、軽く考えることが大半でした。

地域の人とのつながりは、幸せにもつながる。

ご近所との付き合いは、どのくらい充実していますか。
会社に勤めていたころは、仕事を通して、いろいろな人と出会えました。
出会うつもりはなくても、強制的に出会える状態であったため、人脈もできました。

積極的に、若い人に話しかけよう。

60代になれば、新しい友人をつくりましょう。
新しい人と知り合うことで、新しい生き方や思想が学べます。
人生観に、限界はありません。

60代が若い人と接するときの方法。

60代が若い人と接するとき、偉そうになりやすいため要注意です。
「自分のほうが偉い」「自分のほうが正しい」と思いやすいからです。
自分のほうが上である意識があると、見下すような態度になり、つい横柄な態度になります。

孫の遊び相手も、立派な仕事。

60代の仕事は、シンプルです。
孫の遊び相手です。
孫と一緒に散歩をしたり、話し相手になったりするだけでいいのです。

60代に必要なのは「教える姿勢」より「教わる姿勢」。

「自分は、教える立場として振る舞わなければいけない」
そうした気持ちに、心当たりはありませんか。
年齢が高くなるということは、年下が増えるということです。

古い話ばかりを繰り返していませんか。

最近、自分が口にした話題を振り返ってみてください。
古い話ばかりを繰り返していませんか。
「会社員のころは、こういう仕事をしていた」

60代からの起業もある。

60代になると、基本的に定年退職をします。
仕事を続けたい意思があっても、辞めなければいけません。
定年退職は、法律で定められているため、どうしようもありません。

健康と思っても、健康診断は必ず毎年受けること。

定年退職をした後は、健康診断を毎年必ず受けましょう。
会社員のころは、毎年会社を通して健康診断があったため、自分から進んで受ける必要はありませんでした。
毎年受けていたおかげで、何か問題が見つかっても、すぐ対処できました。

自分の生き方を、子どもに強要しない。

人は誰でも「自分が正しい」と思います。
「そう思いたい」という傾向もあります。
自分の生き方を否定するのは自分を否定することになるため、正しいと思いたいと思う傾向があります。

万が一のために家族と話しておきたい、2つの話題。

人生は、いつ何があるかわかりません。
自分はまだまだ長生きすると思っても、ある日突然、不幸が襲うことがあります。
そのときになって考えればいいと思いますが、そうもいかない場合があります。

人生最大の親孝行とは。

あなたは、何歳まで生きたいですか。
そろそろ寿命について、具体的に考える年ごろではないでしょうか。
自分の人生ですから寿命の決め方は自由ですが、1つだけ、心がけてほしい目安があります。

全文

プロローグ
1

定年退職後、第2の人生が始まる。

定年退職後、第2の人生が始まる。 | 60代がしておきたい30のこと

60代の一大イベントといえば、やはり定年退職です。

早い人では50代で迎える人もいるようですが、一般的には60代が多いでしょう。

仕事を続けていた生活から、仕事をしなくなる生活へと変わります。

会社に縛られた生活から、自由の生活へと変わります。

大きなインパクトです。

もう上司におびえることはありません。

もう首を切られることに、びくびくする必要もありません。

あらためて人生を振り返ると、今までの生活は、常に何かに追われた生き方でした。

学生時代は勉強に追われ、会社に勤めていたころは仕事に追われていました。

常に、精神的プレッシャーを感じる日々でした。

しかし、もう大丈夫です。

今ようやく、あらゆる義務から、解放されたのです。

60代にして、人生で最も自由な時期がやってきました。

子どもも自立して、手がかからなくなります。

肉体的・精神的に、開放感にあふれます。

「もう年だ」と言っている場合ではありません。

むしろ、これからなのです。

スポーツを楽しむのも良し。

趣味を満喫するのも良し。

もう追われることはないのですから、何をやっても自由です。

もちろんまだ仕事をしたければ、再就職をすることもできます。

好きなことをやりましょう。

わがままになりましょう。

やりたいことをやりましょう。

定年退職は、終わりではありません。

始まりです。

第2の人生の、幕開けなのです。

60代がしておきたいこと(1)
  • 定年退職あとから、新しい人生を始める。
2

60代は意外に、頭も体も、よく動く。

60代は意外に、頭も体も、よく動く。 | 60代がしておきたい30のこと

60代は、定義上「年配者」に当たります。

「おじいさん」「おばあさん」になりつつある時期です。

事実、足腰が弱ったり、認知症の兆しがあったりする60代がいるのも、たしかです。

しかし、一部の人を除いて、多くの60代は、元気です。

実際に60代になってみるとわかるのですが、思ったより動けることに、気づくのではないでしょうか。

私たちが若いころ、60歳と言えば、よぼよぼとしたイメージを抱いていました。

つえをついて歩いたり、物覚えが悪くなったり、聴力が弱くなったりなどです。

ところが、いざ自分が60代になると、意外に動けます。

頭もえています。

走ることもジャンプすることもできます。

「なんだ。意外に元気じゃないか」と思うのです。

60代は、もっと大変と思っていたが、まだまだ動けます。

もっと記憶力が悪くなると思っていたが、まだまだ物覚えの手応えがあります。

若いときに抱いたイメージなんて、その程度です。

現実の60代は、まだまだ活力にあふれています。

その気になれば、今から再就職して、働くこともできるでしょう。

その気になれば、今から勉強して、資格を取得することもできるでしょう。

世界には、97歳で大学を卒業した男性がいます。

世界には、106歳で世界一周を果たした人がいます。

そうした高齢者から見れば、たかだか60代です。

90歳や100歳の人から見れば、60代は「若造」と見えるに違いありません。

これからは、ありあまる時間や体力をどう使うかが大切です。

可能性が小さいどころか、大きな可能性があるのです。

60代がしておきたいこと(2)
  • 60代という年齢にとらわれず、行動する。
3

慎ましい生活をすれば、長生きできるとは限らない。

慎ましい生活をすれば、長生きできるとは限らない。 | 60代がしておきたい30のこと

あなたの周りに、定年退職後、慎ましい生活を送っている人はいませんか。

欲を出さず、家でじっとして、テレビや新聞ばかり読んでいる人たちです。

高齢であることを考え、無理がないよう、慎ましい生活を送っています。

周りに迷惑がかからないよう静かに生きるのも、悪くありません。

しかし、慎ましい生活をすれば長生きできるかというと、そうではありません。

現実として、慎ましい生活を送るほど、早く衰える場合が多く見られます。

人間の頭も体も、使わなければ、どんどん衰えてきます。

年齢を意識して行動を控えていれば、頭や体を鍛える機会が少なくなるため、衰えが加速します。

医療データによると「寝たきりの生活を3日間送ると、全身の筋肉の1%が減少した」という報告があります。

長生きをするつもりで送る慎ましい生活が、かえって身を滅ぼす現実があります。

慎ましい生活をすれば、長生きできるとは限らないのです。

では、長生きするためにどうするのか。

やはり、活発な行動です。

定年退職後、手にした自由を存分に活用して、自由に生き生き行動している人は、元気な状態が長続きします。

もちろん無理をするのはいけませんが、適度な刺激は必要です。

旅行に行ったり、趣味を楽しんだり、スポーツを楽しんだりなどです。

少しくらい、体に負担がかかるくらいでいいのです。

「適度な負担を与える」という姿勢は大切です。

頭と体を鍛える機会になります。

家族の人から「やんちゃ」と呼ばれるくらいでいいのです。

そのくらい意欲を持って行動するから、頭も体も鍛えられます。

結果として、健康な状態が長続きしやすくなるのです。

60代がしておきたいこと(3)
  • やんちゃな生活を送る。
4

60代からは「新しい生きがい」が必要になる。

60代からは「新しい生きがい」が必要になる。 | 60代がしておきたい30のこと

生きがいとは、何でしょうか。

生きがいとは、生きていくための支えとなる目標や心の張り合いです。

「生きていて良かったな」と思えることです。

60代までは、意識をしなくても、すでに生きがいがありました。

仕事であり、子育てです。

生きがいを持とうと思っても、持たざるを得ない状況で、奮闘する毎日でした。

しかし、60代からは違います。

60代からは、意識をして、生きがいを持つ必要があります。

定年退職して、子どもも自立して親から離れると、急に重荷がなくなります。

軽くなるのはいいのですが、軽くなりすぎるのです。

魂まで抜かれたかのようです。

「もうやることがない。どうやって生きていいのかわからない」と思い、生きがいを見失う人が多いのです。

中には「生きていても仕方ない」という極端な考えに走る人も多いようです。

定年退職をしたとたん、死んでしまうという話さえあるというから、驚きです。

そこで60代からは「新しい生きがい」が必要です。

今までとは違う、新しい、生きがいです。

「生きがい」と呼べるものはありますか。

「そうだな。そんなことは考えたこともないな」と思うなら、今すぐ生きがいを見つけましょう。

趣味やスポーツを生きがいにするのもいいでしょう。

研究や作品など、一生涯を通じて取り組めるライフワークでもいいでしょう。

「生きがいは何ですか」と聞かれたとき、すぐ答えられるようになりましょう。

新しい生きがいが、これからの人生の支えになるのです。

60代がしておきたいこと(4)
  • 新しい生きがいを、見つける。
5

我慢していたことを、思い出そう。

我慢していたことを、思い出そう。 | 60代がしておきたい30のこと

あなたには、我慢していたことがあるはずです。

「我慢をせずに生きてきた」という人は、ほとんどいません。

おしゃれをしたい気持ちがあっても、仕事上の都合で、できませんでした。

旅行に行きたくても、子育てに時間を取られ、行けませんでした。

習い事もスポーツも、興味はあっても、今まで機会を逃していました。

現役で仕事をしているころは、何らかの束縛があるものです。

その束縛が、60代で解き放たれます。

定年退職を迎え、会社による束縛から解放されます。

子どもは社会人になり、子育ての苦労から解放されます。

もう我慢するのをやめましょう。

60代が我慢すると、体に悪いです。

今まで十分我慢し続けてきたのですから、これからは我慢しない生活です。

いま一度、昔から我慢していたことを、思い出しましょう。

「以前から、おしゃれをしてみたかった」

「やりたい習い事があった」

「思いきり旅行を楽しみたかった」

「興味のあるスポーツがあった」

「読書三昧ざんまいの日々を過ごしてみたかった」

昔から興味があるにもかかわらず我慢していたことが、1つや2つ、あるはずです。

大きな風船ほど大きな音で割れるように、我慢し続けていたことほど、エネルギッシュに挑戦できます。

60代まで挑戦できなかったのは、1つの運命です。

60代から挑戦するために、後回しになっていました。

それを今、楽しむのです。

ベストタイミングだと考えるのです。

60代がしておきたいこと(5)
  • 昔から我慢していたことを、今やる。
6

「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。

「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。 | 60代がしておきたい30のこと

「やりたくない」と「興味がない」。

どちらも日常でよく聞かれる言葉ですね。

響きが似ているためか、混在して使っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、意味はまったく違います。

同じような意味として考えていると、思わぬチャンスを逃していることがあるため、要注意です。

いま一度、意味を整理してみましょう。

「やりたくない」とは「嫌い」という認識がはっきりしていることです。

以前に経験があり、苦い思い出があったり、不愉快になることがわかっていたりするときに、使います。

たとえ経験がなくても、あらかじめ自分が不愉快になるだろうと予想できるときにも、使います。

やりたくないことは、嫌なのですから、やる必要はありません。

ただ不愉快になるだけです。

無理をしてやっても、余計に嫌いになるだけです。

しかし、興味がないことは、別です。

「興味がない」とは「面白いと思わない。心が引かれない」という意味です。

必ずしも「嫌い」という感情が伴っているわけではありません。

興味がないことは、やってみたほうがいいです。

興味がないのは、まだやったことがないせいかもしれません。

やったことがあるとしても、面白さに気づいていないだけかもしれません。

だから、やってみるのです。

興味がないことをやってみると、意外な面白さに気づいて、新しい世界が開ける可能性があります。

あなたが、それをしない理由は何ですか。

やりたくなければやらなくてもいいですが、興味がないなら、やってみる価値はあります。

興味がないことに、可能性が眠っているのです。

60代がしておきたいこと(6)
  • 興味がないことを、やってみる。
7

興味が出ないのは、行動しないから。きっかけは、本屋にある。

興味が出ないのは、行動しないから。きっかけは、本屋にある。 | 60代がしておきたい30のこと

「何もやる気が起きない」

「何も興味がない」

そんな弱音を吐いていませんか。

たしかに何かを行動するときは、興味が必要です。

興味がないことをしても、楽しくありませんし、やる気も起きません。

行動すればいいと頭でわかっていても、興味がないことは、行動しようがありません。

「興味が出ないのは仕方ない」と思いますが、そうではありません。

興味が出ない本当の理由は、行動していないからです。

興味は、急に出てくるものではありません。

行動したときに、出てくるものです。

新しい刺激に触れたとき、感性が触発されて、興味が出てきます。

興味が出てきて行動すれば、さらなる興味が出てきます。

好奇心が、次々と連鎖していくのです。

「興味がない」と思ったら、行動です。

何でもいいのです。

最初だけ苦しいですが、思いきって行動しましょう。

どうしても興味が出なくて困っているなら、本屋に行きましょう。

本屋は、興味の宝庫です。

あらゆるジャンルが、勢ぞろいしています。

本屋の中を一巡りするつもりで、本のタイトルを見ていきましょう。

ぴんと来る1冊が、目にとまるはずです。

あらゆるジャンルがそろっている本屋なら、1つくらい、興味をそそる本があるはずです。

釣り、ガーデニング、編み物、パソコンなど、何でもいいです。

趣味なのですから、得手不得手はまったく関係ありません。

その本を買って、むさぼるように読みましょう。

読み進めるにつれて、さらに興味が出てきます。

興味が興味を生み出し、連鎖して、好循環になるのです。

楽しんでいるうちに、別のジャンルに興味が出てくることもあります。

こうなればしめたものです。

後は勝手に体が動き、もう行動をやめられなくなるのです。

60代がしておきたいこと(7)
  • 「何も興味がない」と思ったときは、本屋に駆け込む。
8

あなたの旅立ちを邪魔しているのは、名刺かもしれない。

あなたの旅立ちを邪魔しているのは、名刺かもしれない。 | 60代がしておきたい30のこと

定年退職後、前に勤めていた会社の名刺を持っていますか。

「記念に持っている」という人も、いるかもしれませんね。

有名な会社であったり、肩書が高かったりすると、捨てにくいものです。

恐れ入りますが、その名刺はもう不要です。

きっぱり捨てることを、おすすめします。

前の会社の名刺は、新しい旅立ちの妨げになるからです。

勤めていた会社が大きいほど、名刺の肩書を捨てにくいものです。

課長や部長などの肩書があると、誇らしく思うでしょう。

誇りを持つのは結構ですが、もう過去の話です。

これからは、邪魔になります。

名刺があると、頭の片隅に、当時の肩書が浮かびます。

すると、自然と横柄な態度や偉そうな口調になり、不和の原因になることがあるのです。

過去の自分の功績を認めてもらいたい気持ちは、人間関係の妨げになります。

定年退職をすれば、過去のことは忘れましょう。

「以前はこんなに偉かった」というプライドも、捨てましょう。

きっぱり名刺を捨てることです。

その決断があれば、素晴らしい60代が送れます。

丸裸にされたような気持ちになり、性格が丸くなり、物腰も低くなります。

一から始める気持ちが大切です。

真っ白な心を持つから新しい出会いをしやすくなり、人間関係も円滑に進めやすくなるのです。

60代がしておきたいこと(8)
  • 定年退職後は、前の会社の名刺を捨てる。
9

明るい服装にすると、気持ちも明るくなり、行動力も出てくる。

明るい服装にすると、気持ちも明るくなり、行動力も出てくる。 | 60代がしておきたい30のこと

60代の元気は、服装からです。

今、どのような服装ですか。

地味だったり暗かったりする服装が多いのではないでしょうか。

「年も年だから、あまり派手な服装は似合わない」と考えがちです。

分相応の身なりを心がけるのもいいですが、冒険心が小さすぎるのではないでしょうか。

似合うかどうかは、着てみなければわかりません。

着る前から似合わないと決め付けていると、ファッションの幅も楽しみも、制限されます。

地味で暗い服装ばかりでは、心まで地味で暗くなります。

そこでおすすめしたいのが、ワントーン、明るい服装です。

明るさが大切です。

服には、人の心に影響を与える力があります。

明るい気持ちだから、明るい服を着るのではありません。

明るい服を着るから、明るい気持ちになれます。

たとえば、顔を洗ってタオルで拭くとき、黒いタオルと白いタオルとでは、どちらが気持ちよく感じるでしょうか。

やはり、白いタオルですね。

明るい布には清潔感があり、触れると、すっと気持ちよくなれます。

服装でも同じです。

最初はそわそわするかもしれませんが、だんだん慣れて、似合うようになります。

明るい服に影響されて心も明るく変化すると、服装と心の状態が一致するからです。

心が明るくなることで、外に出たくなります。

もっと行動したくなる気持ちにもなります。

「似合わない」と決め付けず、ぜひ挑戦してみましょう。

開放感にあふれる60代ですから、明るい服がよく似合います。

60代がしておきたいこと(9)
  • ワントーン、明るい服装をする。
10

60代からの平日は、王様気分を味わえる。

60代からの平日は、王様気分を味わえる。 | 60代がしておきたい30のこと

定年退職をすると、平日の印象が変わります。

今まで苦手だった平日が、好きになります。

これまで会社に勤めていたころは、平日は仕事で、週末が休日でした。

仕事をしている身として、仕方ありません。

拘束時間が長く、自由が制限されている状態でした。

その結果、平日より休日のほうが、いい印象でした。

ところが定年退職をすると、印象が逆になります。

休日より、平日のほうが好きになるのです。

毎日が自由になると、あらためて休日の人の多さに気づくでしょう。

どこに行っても、人だらけです。

どこに行っても、ざわざわしています。

デパートもレストランも、混みます。

活気があっていいのですが、待たされたり移動がしづらくなったりして、ストレスが増えます。

みんな休日ですから、一斉に同じような行動しているのです。

一方、平日はどこもすいています。

がらがらです。

みんな仕事で、会社に閉じ込められているため、街を歩く人が少ないのです。

デパートもレストランも、平日は人が少なくて、ストレスが小さいです。

人が少ないときに行動できれば、貸し切りのような気分が味わえます。

休日より平日のほうが、いい印象になるのです。

だからこそ、平日は外に出かけましょう。

60代からの平日は、王様気分を味わえるのです。

60代がしておきたいこと(10)
  • 平日は王様気分を味わいに、町へ出かける。
11

70代の足腰を決めるのは、60代の過ごし方。

70代の足腰を決めるのは、60代の過ごし方。 | 60代がしておきたい30のこと

70代の足腰は、60代で決まります。

定年退職をしてぼうっとしていませんか。

「暇だ」「やりたいことがない」「興味がない」と言ってぼうっとしていると、あっという間に足腰が弱ります。

人間の体は、よくできたものです。

使う筋肉は自然と鍛えられ、使わない筋肉は自然と弱くなります。

60代にぼうっとしていると、どんどん足腰が弱り、70代が大変になります。

70代の足腰を決めるのは、60代の過ごし方です。

60代まで運動をサボっていても、60代から運動を始めれば、十分立て直しができます。

使う筋肉は自然と鍛えられますから、60代でよく体を動かせば、70代も元気でいられます。

60代は、意識をしてしっかり体を動かすようにしましょう。

旅行や趣味を通して体を動かしておけば、足腰が鍛えられ、元気な70代が迎えられます。

まずおすすめするのは、ウォーキングです。

日課として取り入れ、毎日楽しむようにしましょう。

さらに余裕があれば、旅行、登山にも挑戦です。

会社に勤めていたころにできなかった分、意欲的に挑戦してみましょう。

趣味として、スポーツを楽しむのもいいアイデアです。

テニス、バトミントン、社交ダンスなど、何でもいいです。

夫婦で一緒にスポーツをすれば、いい運動になると同時に、夫婦仲も深まります。

買い物をするときも、乗り物に頼りすぎず、意識的に歩く量を増やすように心がけましょう。

こうした60代の心がけで、70代の足腰が決まります。

「もう動きたくない」と思わず、意識をして動く機会を増やすことが大切です。

健康は、財産です。

歩けなくなってから、歩けることの幸せに気づきます。

今、自由に歩けるのも、幸せの1つです。

たくさん体を動かして、自由な時間を楽しみましょう。

60代がしておきたいこと(11)
  • 意識をして、体を動かす機会をつくる。
12

自然と朝早くに目覚めてしまう。さて、どうするか。

自然と朝早くに目覚めてしまう。さて、どうするか。 | 60代がしておきたい30のこと

60代あたりから、生活リズムに大きな変化が現れます。

自然と、朝早くに目が覚めるようになるのです。

朝が弱い人でも、突然朝に強くなります。

寝るのが遅くても、まだ太陽が昇る前に目が覚めてしまうのです。

もはや目覚まし時計が、いらなくなります。

「病気なのかな」と思いますが、そうではありません。

年を取れば、誰にでも起こる現象です。

加齢に伴うホルモンバランスの変化によって、自然と朝早くに起きてしまうのです。

さて、自然と朝早くに目が覚めたとき、どうするかです。

もう一眠りするのもいいのですが、おそらくうまくいかないでしょう。

すっかり眠気が消え、寝ようとしても寝られないのです。

無理に寝ようとすれば、かえってストレスになります。

こういうときこそ、散歩に出かけましょう。

まだ外は薄暗いですが、のんびり散歩を楽しんでいるうちに、明るくなります。

太陽が昇り始める朝を楽しみながら散歩できれば、いい1日をスタートできるでしょう。

朝の澄み切った空気を吸いながら歩けば、気持ちも晴れやかになります。

もちろん健康にもいいですから、おすすめです。

目覚まし時計がいらない生活なんて、これまであったでしょうか。

年を取ったからこそ味わえる、楽しみ方なのです。

60代がしておきたいこと(12)
  • 自然と朝早くに目が覚めたときは、散歩に出かける。
13

ウォーキングは、夫婦で楽しむのがいちばん。

ウォーキングは、夫婦で楽しむのがいちばん。 | 60代がしておきたい30のこと

健康維持のためにぜひ取り入れたいのは、ウォーキングです。

60代になれば、体の衰えが目立ち始めるので、日課にすることをおすすめします。

ウォーキングは、体全身の筋肉を効率よく動かす最良の手段です。

体の筋肉の7割は下半身に集中しているため、歩くだけで体の3分の2を同時に鍛えることができます。

またウォーキングは、ぼけ防止にも効果があると確認されています。

だらだら歩くと効果が小さくなるため「1秒に2歩のペース」が効果的です。

健康維持のために、すでにウォーキングを日課にしている人も多いのではないでしょうか。

このときに、さらに加えてほしい習慣があります。

できれば、夫婦で一緒にウォーキングをしましょう。

朝でも夜でもいいですから、できるだけお互いの都合をつけて、一緒に歩くようにするのです。

ウォーキングは、野球やサッカーとは違い、誰でも気軽に楽しめるスポーツです。

得手不得手も関係ありません。

準備も不要です。

若い人からお年寄りまで楽しめるスポーツです。

一生涯夫婦で楽しめるスポーツとして、ウォーキングが最適なのです。

一緒に運動を楽しむ習慣があれば、夫婦の共通点ができ、さらに仲が深まります。

1日たった10分でもいいのです。

ウォーキングをしながら会話を楽しめば、脳が活性化されるだけでなく、夫婦仲も深まります。

毎日が難しければ、週に2回でも3回でもかまいません。

ウォーキングが、健康も幸せももたらすのです。

60代がしておきたいこと(13)
  • ウォーキングは、夫婦で楽しむ。
14

パートナーとの関係が、これからの本当の財産。

パートナーとの関係が、これからの本当の財産。 | 60代がしておきたい30のこと

「老後をうまくやっていくためには、何が必要か」

そう考えるとき、やはり真っ先に思い浮かべるのは、お金でしょう。

もちろんお金は大切です。

お金があるから、衣食住が充実して、生きていけます。

お金がなければ生きていけないのも、事実です。

しかし、お金さえあれば幸せになれるかというと、そうではありません。

お金は、あくまで道具です。

物を購入するときの、金券です。

お金があれば、いろいろな物やサービスを手にできますが、直接幸せを手にすることはできないのです。

これから本当に必要なのは、パートナーとの関係です。

パートナーとの仲は、うまくいっていますか。

残りの人生を楽しめるかどうかは、パートナーとの関係にかかっています。

家族として何十年も一緒にい続ける関係ですから、お互いに十分慣れ親しんだ関係になっているでしょう。

いくらお金があっても、パートナーとの関係が悪ければ、人生は台無しです。

パートナーと仲が悪ければ、家にいるのも苦しくなります。

雰囲気の悪い家庭は、生き地獄です。

いくらお金があって物が豊かでも、人間関係が悪ければ、楽しめません。

いくら大きな家でも、パートナーとの関係が悪ければ、意味がありません。

生きるのも苦しくなり、老後が思いやられます。

人生最高のパートナーであるパートナーと、いかに仲良くできるかです。

パートナーと仲がよければ、人生を生きる力も湧いてきます。

お金を使って手に入れる物も、パートナーとわかち合うから、豊かに感じます。

旅行も、パートナーと行くから、寂しさは半減して、感動が2倍になります。

付き合いが長いと、言い争うこともあるでしょう。

そうでも、きちんと仲直りをして、お互いの考え方を尊重してほしいのです。

残りの人生を楽しめるかどうかは、パートナーとの関係にかかっています。

お金の心配より、パートナーとの関係を心配しましょう。

これまで何十年も一緒に歩んできた関係です。

これからも死ぬまで一緒に歩めるよう、仲良くやっていくのです。

パートナーとの関係が、これからの本当の財産なのです。

60代がしておきたいこと(14)
  • パートナーとの関係を、大切にする。
15

定年退職をすれば、今までの成功体験は、忘れたほうがいい。

定年退職をすれば、今までの成功体験は、忘れたほうがいい。 | 60代がしておきたい30のこと

60代は、成功体験をたくさん積み上げていることでしょう。

「こうすればうまくいく」「この方法が自分に合っている」という法則を、たくさん身につけているはずです。

成功体験は、自分の財産です。

自信にもつながります。

しかし、定年退職をすれば、今までの成功体験は忘れるようにしましょう。

捨てるわけではありません。

一時的に、忘れるのです。

定年退職を迎えた今、新しいステージに移りました。

今までとは違う、別世界です。

新しい世界では、新しいやり方です。

今までのやり方にこだわっていると、新しい経験に飛び込みにくくなります。

今までは通用したことが、これからは通用しなくなるかもしれません。

今までは通用しなかったことが、これからは通用するかもしれません。

挑戦する前から「こうすればいいに決まっている」と決め付けるのは、トラブルのもとです。

今までの成功体験は忘れて、新鮮な気持ちになることです。

60代は、新しいステージです。

新しいステージですから、今までの成功体験をリセットして、一から始める気持ちが大切です。

成功体験を捨てることで、謙虚にもなれます。

初心を抱くことで、準備も行き届き、トラブル防止にもなります。

もう一度学生に戻った気持ちで、新しいことに挑戦しましょう。

新鮮な気持ちでいると、新しいものに挑戦しやすくなるのです。

60代がしておきたいこと(15)
  • 今までの成功体験は忘れて、初心で始める。
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60代こそ、旅行と登山のベストタイミング。

60代こそ、旅行と登山のベストタイミング。 | 60代がしておきたい30のこと

60代のうちに経験してほしいことが、2つあります。

「旅行」と「登山」です。

60代の時間の過ごし方は自由ですが、この2つだけは、60代のうちに強くおすすめします。

なぜ60代のうちに経験しておきたいかというと、体力を必要とすることだからです。

体力を必要とすることを楽しめるのは、体力があるうちです。

人によっては、衰えが早く進行して、70代では実現しにくくなることがあります。

体力を必要とすることは、優先順位を上げましょう。

時期が早ければ早いほど、健康に余裕がありますから、楽しみやすくなります。

足腰がしっかりしている今なら、長期の旅行も実現できます。

国内旅行はもちろん、余裕があれば、海外旅行にも挑戦です。

数週間にも及ぶ、大きな旅行も、今ならできます。

登山が楽しめるのも、体がしっかり動く今のうちです。

70代になると、必ずしもできると限りませんから、今がチャンスです。

60代のうちに行きたいところへ行くようにしましょう。

最初は足慣らしのため、近場にある山から登り始めるといいでしょう。

体力に余裕があれば、名峰と呼ばれる山に挑戦するのもいいでしょう。

60代のうちによく体を動かしておけば、足腰が鍛えられ、元気な70代が迎えられます。

60代こそ、旅行と登山のベストタイミングなのです。

60代がしておきたいこと(16)
  • 旅行と登山を、山ほど経験する。
17

好きなこととはいえ、無謀なことは控える。

好きなこととはいえ、無謀なことは控える。 | 60代がしておきたい30のこと

風呂場で救急車に運ばれるのは、年配者が多いと言います。

年配者は熱い湯を好むうえ、長湯をしやすい傾向があります。

温泉が好きとはいえ、無理な長湯は良くありません。

「自分はまだまだ若い。まだ大丈夫」という気持ちもあるのかもしれません。

「気持ちのいい湯だな」と思って、ずっと入浴していると、のぼせてしまいます。

場合によっては、命に関わります。

登山で遭難するのも、年配者が多いと言います。

登山をする気持ちが強くても、天候の悪い日に挑戦をするのは、無謀です。

好きなことをするのはいいのですが、周りに迷惑がかかることは、控えましょう。

「危ないからやめたほうがいいよ」と周りから忠告されれば「そうだな。わかった」と言える素直さが必要です。

延期をする勇気も必要です。

あなたはいかがですか。

年を取るにつれて、頑固になりやすいため、要注意です。

好きなことにも、節度があります。

無謀なことは控えることです。

迷惑がかからないように注意しつつ、好きな挑戦なのです。

60代がしておきたいこと(17)
  • 無謀ではないか、客観視する。
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楽しんでいる姿を見せるのが、最高の子ども教育。

楽しんでいる姿を見せるのが、最高の子ども教育。 | 60代がしておきたい30のこと

60代になれば、子どもへの教育方法が少し変わります。

くどくど口うるさく言うのは、もう終わりです。

子どもとはいえ、もう大人です。

大人があれこれ言っても、子どもは口うるさく感じるだけです。

では、どういう教育をするべきかというと、自分が楽しむのです。

自由にある時間を活用して、旅行、趣味、スポーツなど、好きなことを自由に楽しみます。

これだけです。

子どもの教育とまったく関係ないように思えますが、実は関係しています。

子どもは、こういう親の姿を、見習います。

「楽しそうだな」と、うらやましがらせることです。

うらやましく思えば、子どもも真似するようになります。

積極的な親から、積極性を学びます。

大胆に挑戦する親から、勇気を学びます。

楽しそうに生きる親から、人生の楽しさを学びます。

親が人生を楽しむことで、子どもへの手本になるのです。

親は、ただ60代を楽しめばいいのです。

「人生を楽しむには、行動すればいいんだね」というシンプルな人生哲学を、子どもは学びます。

人生を切り開くのは、行動です。

言ってわかることではありません。

行動で見せるのが、いちばんです。

実際に両親が手本を見せて、人生を楽しむのです。

自分が人生を精いっぱい楽しむことが、子どもへの最高の教育なのです。

60代がしておきたいこと(18)
  • 自分が人生を精いっぱい楽しんで、子どもをうらやましがらせる。
19

地元への愛情が出てきたとき、どうするか。

地元への愛情が出てきたとき、どうするか。 | 60代がしておきたい30のこと

60代になると、若いころになかった思いが湧き上がるようになります。

地元への愛情です。

もちろんこれまでも地元のことを考えることはありましたが、軽く考えることが大半でした。

若いころは、進学や仕事のことで頭がいっぱいで、地元のことを深く考える余裕がありませんでした。

しかし、60代になって時間に余裕ができると、あらためて地元について考えるようになります。

「ここでよく遊んだ」

「この神社によくお参りしたなあ」

「この池によく来たなあ」

地元で生まれ育った出来事を、次々と思い出します。

数々の出来事を思い出すうちに、自分を育ててくれた地元に、感謝の念が湧き上がってきます。

そう思い出せるような、時間と心の余裕が、60代からできるのです。

さて、ここからが問題です。

感謝の念が湧き上がって終わりでは、良くありません。

地元に感謝したくなれば、地元のために、何か行動しましょう。

地元を活性化させるために、自分ができることを考えるのです。

イベントのサポーターをやってみます。

祭りの実行メンバーとして、活動します。

公園や川の掃除のボランティアをやってみます。

地元のために貢献することが、生まれ育った地元への恩返しです。

土地も、人と同じです。

愛情を持って接すれば接するほど、期待に応えるかのように活性化します。

これまでお世話になった気持ちをそのままにせず、具体的な行動として表現するのです。

60代がしておきたいこと(19)
  • 地元のために、活動する。
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地域の人とのつながりは、幸せにもつながる。

地域の人とのつながりは、幸せにもつながる。 | 60代がしておきたい30のこと

ご近所との付き合いは、どのくらい充実していますか。

会社に勤めていたころは、仕事を通して、いろいろな人と出会えました。

出会うつもりはなくても、強制的に出会える状態であったため、人脈もできました。

おかげで、寂しい思いをすることもありませんでした。

しかし、定年退職をしてからは、そうもいきません。

時間に余裕ができても、意外に近所といつも連絡を取り合わないものです。

普段から連絡を取り合う関係は、せいぜい隣近所です。

同じ地域の人たちとはいえ、ほんの3軒ほど離れてしまうと、顔を合わせないため話をすることもありません。

一方で、用事もないのに、ぶらりと立ち寄るわけにもいきません。

定年退職後は、自分から人とつながりに行かないと、つながれないのです。

つながりを持つためには、接点が必要です。

そこで必要なのは、地域イベントです。

地元には季節の変わり目に、イベントがあることでしょう。

祭り、組合、催し物などです。

「面倒」と思わず、積極的に参加しましょう。

地域イベントを通して、人とつながれます。

60代からは、社会とつながりに行く努力が必要です。

人間関係が豊かにならなければ、人生も楽しめません。

地域の人とつながるから、人生の楽しみも豊かになります。

地域イベントという接点を持つことで、自然と人と出会え、仲を深めることができます。

「つながりを持ちたくない」と思わず、積極的に参加しましょう。

余裕があれば、イベントの参加を促す側になることです。

誘われる側より、誘う側です。

参加人数が多いほど、イベントも盛り上がり、自分もみんなも楽しめます。

60代がしておきたいこと(20)
  • 地域イベントに、参加する。
21

積極的に、若い人に話しかけよう。

積極的に、若い人に話しかけよう。 | 60代がしておきたい30のこと

60代になれば、新しい友人をつくりましょう。

新しい人と知り合うことで、新しい生き方や思想が学べます。

人生観に、限界はありません。

60代とはいえ、人生観はまだまだ広がります。

新しい人と接することで、人の面白さに気づき、元気をもらえるのです。

60代から新しい友人をつくるなんて、素晴らしいではありませんか。

さて、友人をつくるとき、自分と同じような人ばかりと接していても、可能性が限られます。

年下の友人をつくりましょう。

20歳や30歳くらい年下の人です。

一回り若い友人をつくることも、60代の挑戦の1つです。

「年下と話をしても、面白くない」と思うかもしれません。

たしかに自分とは、知識・立場・年齢などの差があり、すれ違うことは多いでしょう。

「自分のほうが偉い」「自分のほうが正しい」と思うから、すれ違うのです。

考え方の善しあしは、抜きにしましょう。

若いからとはいえ、必ずしも間違っているとは限りません。

違いを楽しむ姿勢が大切です。

すべての考え方を尊重です。

「若い考え方を吸収するぞ」という姿勢で向き合えば、違いも楽しく受け入れられます。

若い人と接するいちばんの効果は、やはり若返りです。

若い人が持つ若々しい感覚が伝わり、自分の感覚まで若々しくなれます。

心が若返ると、どんどん元気が出てくるのです。

60代がしておきたいこと(21)
  • 一回り若い友人を、つくる。
22

60代が若い人と接するときの方法。

60代が若い人と接するときの方法。 | 60代がしておきたい30のこと

60代が若い人と接するとき、偉そうになりやすいため要注意です。

「自分のほうが偉い」「自分のほうが正しい」と思いやすいからです。

自分のほうが上である意識があると、見下すような態度になり、つい横柄な態度になります。

その結果「ああしたほうがいい。こうしたほうがいい」など、命令口調になりがちです。

これでは、若い人とうまく接することができません。

相手と壁をつくることになり、新しい出会いを妨げます。

ただの口うるさい中年と思われ、若い人が逃げていくのです。

では、若い人と接するには、どういう切り口がいいのでしょうか。

若い人と接するときは、コツがあります。

「大変ですね」とキーフレーズを含めることです。

あなたが若いころを、思い出してください。

学生なら、勉強で大変だったことでしょう。

社会人になれば、仕事で大変だったことでしょう。

いつも何かに追われ、苦労の連続だったはずです。

あなたがそうであったように、若い人も今、その状態なのです。

「大変ですね」と言われると「自分の気持ちをわかってくれる」と思い、そっと心の扉を開いてくれます。

「共感」を生むことができます。

「そうなんですよ。実はですね」と言って、次々と話を始めてくれるに違いありません。

自分から若者の立場に歩み寄ることが、大切なのです。

60代がしておきたいこと(22)
  • 「大変ですね」というキーフレーズで、若い人に飛び込む。
23

孫の遊び相手も、立派な仕事。

孫の遊び相手も、立派な仕事。 | 60代がしておきたい30のこと

60代の仕事は、シンプルです。

孫の遊び相手です。

孫と一緒に散歩をしたり、話し相手になったりするだけでいいのです。

これだけで、孫のためになります。

孫にたくさん愛情を注ぎましょう。

たくさんの愛情を注がれた子どもほど、愛情のある子どもが育ちます。

人を好きになったり好かれたりして、魅力的な人に育ちます。

感情豊かな心を持つことで、人間関係が上手になります。

孫にたくさん話しかけましょう。

たくさん話しかけられた子どもほど、言葉を早く覚えます。

国語の力が強くなり、コミュニケーションも上手になります。

孫と一緒に散歩に出かけましょう。

たくさん運動をした子どもほど、運動神経の発達が良くなります。

体も丈夫になり、病気に強い子どもへと育ちます。

自分にはささいなことでも、孫には大きな刺激です。

孫の遊び相手になるだけでいいのです。

遊ぶことも、いい勉強です。

孫と遊べば遊ぶほど、孫の感受性が豊かになり、すくすく育ちます。

孫の遊び相手も、立派な仕事です。

大げさに言えば、これから国を動かす人材を教育していると言うこともできます。

孫もまた、あなたの存在を必要としています。

今日は孫と、どんな遊びをしますか。

60代がしておきたいこと(23)
  • 孫の遊び相手になる。
24

60代に必要なのは「教える姿勢」より「教わる姿勢」。

60代に必要なのは「教える姿勢」より「教わる姿勢」。 | 60代がしておきたい30のこと

「自分は、教える立場として振る舞わなければいけない」

そうした気持ちに、心当たりはありませんか。

年齢が高くなるということは、年下が増えるということです。

知っていることが増えるということは、教える機会が増えるということです。

「教える立場として振る舞わなければいけない」と思いがちです。

もちろん知っていることを聞かれれば、快く教えましょう。

「さすがですね」と、感謝されるに違いありません。

しかし、常に教える立場でなければいけないかというと、そうではありません。

やはり60代でも、わからないことがあります。

わからないことまで教えるのは、無理があります。

「教える立場でなければいけない」と思うと、プレッシャーもあります。

恥をかくのが怖くなり、新しい挑戦もしづらくなり、フットワークが重くなるのです。

60代が心がけたいのは「教える姿勢」より「教わる姿勢」です。

新しい挑戦には、教わる姿勢が必要です。

教わる姿勢を目標にすると、行動力が上がります。

教わる姿勢があれば、わからないことがあっても、素直に「教えてください」と言えます。

恥をかくことへの恐怖がなくなり、新しい行動をしやすくなります。

「よし。今日も教わりに行こう」と思えば、新しい行動に向かいやすくなります。

素直な興味を表に出せ、次々と行動したくなります。

「教えてください」を口癖にしましょう。

行動力をアップさせる言葉なのです。

60代がしておきたいこと(24)
  • 「教えてください」を、口癖にする。
25

古い話ばかりを繰り返していませんか。

古い話ばかりを繰り返していませんか。 | 60代がしておきたい30のこと

最近、自分が口にした話題を振り返ってみてください。

古い話ばかりを繰り返していませんか。

「会社員のころは、こういう仕事をしていた」

「若いころには、こういう音楽がはやっていた」

「20年前の街並みは、こうだった」

昔の思い出は体験談ですから、相手の興味を引く話題になるでしょう。

昔の話をすることで、若い人の役に立つこともあります。

しかし、いつも古い話ばかりに偏るなら、要注意です。

同じ話を繰り返すのは、新しいインプットが足りない状態です。

同じことを繰り返し、刺激の少ない生活に偏っています。

同じ話をしてしまう自分は、あまり前進できていないと考えることです。

新しい挑戦が少ない証拠なのです。

理想は、毎回、新しい話題です。

人と接するたびに、新しい話題を意識しましょう。

難しいと思いますが、日頃から学ぶ姿勢が実行できていれば、簡単にできます。

テレビや新聞を見れば、毎日、新しいニュースがあります。

毎日本を読んでいれば、新しい知識を学べます。

週に1本くらい映画を見れば、新鮮な感動があります。

すると「昨日はこんなことがあったよ」という話題になります。

最近経験したことを話すようにすれば、毎回、新しい話題になります。

意識をして、古い話題を繰り返さないように注意しましょう。

毎回新しい話題を出すように行動を心がけることで、脳も生活も、活性化されるのです。

60代がしておきたいこと(25)
  • 毎日新しい行動を心がけ、毎日新しい話題を話す。
26

60代からの起業もある。

60代からの起業もある。 | 60代がしておきたい30のこと

60代になると、基本的に定年退職をします。

仕事を続けたい意思があっても、辞めなければいけません。

定年退職は、法律で定められているため、どうしようもありません。

時代の変化による法律改正によって、定年退職の時期が変わることもありますが、おおむね60代がターゲットになるでしょう。

たとえ、再就職ができたとしても、60歳を過ぎた人は、なかなか最前線で仕事をさせてもらえません。

本人に仕事をしたい意思があっても、そうできない現実があります。

しかし、最前線で仕事ができる方法が、1つあります。

起業なのです。

個人事業として仕事をするなら、定年はありません。

会社を興して、代表取締役という立場になれば、年齢制限がなくなります。

やる気があれば、何歳でも挑戦できるのです。

60代は、体力は乏しくても、思考力なら若い人に負けません。

理解力、判断力、先見力です。

鋭い思考力と、これまで築いてきた資金や人脈などを使えば、60代からの起業も可能です。

誰もが知っているケンタッキー・フライドチキンの創設者カーネル・サンダースは、64歳で起業しました。

世間から見ればかなり遅い起業ですが、世界的なチェーン店として大成功を収めました。

知力・体力・資金力に余裕があり、仕事をしたい気持ちが強いなら、定年退職後の起業も素晴らしいと考えます。

すべての人に勧めるわけではありませんが、余裕があるときの1つの選択肢として考えておくといいでしょう。

60代がしておきたいこと(26)
  • 仕事をする余裕とやる気があれば、起業に挑戦してみる。
27

健康と思っても、健康診断は必ず毎年受けること。

健康と思っても、健康診断は必ず毎年受けること。 | 60代がしておきたい30のこと

定年退職をした後は、健康診断を毎年必ず受けましょう。

会社員のころは、毎年会社を通して健康診断があったため、自分から進んで受ける必要はありませんでした。

毎年受けていたおかげで、何か問題が見つかっても、すぐ対処できました。

しかし、定年退職をしてからは、自分から健康診断を受けなければなりません。

「まだ健康だから大丈夫」と思って、気を抜いていませんか。

病気になるときは、必ずしも痛みや違和感があるとは限りません。

たとえ痛みや違和感がなくても、体の内側で少しずつ悪化している可能性があります。

たとえば、肝臓に関する病気です。

肝臓は「沈黙の臓器」といわれます。

肝臓は、ほかの臓器とは違い、悪化しても痛みが伴わない特徴があります。

肝臓が病気とわかったときには、すでに手遅れになっているケースがあるのです。

毎日、お酒を大量に飲む習慣がある人は、肝臓へのダメージも蓄積されている可能性があります。

がんにせよ骨粗鬆症こつそしょうしょうにせよ、初期症状は違和感がなく、自分では気づきにくいです。

気づいたときには、手遅れになっている可能性もあります。

体の内側で、どのような老化や病気が進行しているかわかりません。

把握するには、やはり定期的な健康診断です。

60代は、程度の差はありますが、老化が表に出やすい時期です。

定年退職後は、体の状態にかかわらず、健康診断を毎年受けましょう。

60代がしておきたいこと(27)
  • 健康診断を、毎年受ける。
28

自分の生き方を、子どもに強要しない。

自分の生き方を、子どもに強要しない。 | 60代がしておきたい30のこと

人は誰でも「自分が正しい」と思います。

「そう思いたい」という傾向もあります。

自分の生き方を否定するのは自分を否定することになるため、正しいと思いたいと思う傾向があります。

その考えが、自分に向かうだけならいいのですが、時として、他人に向かうことがあります。

わが子です。

たとえば、自分が医者として仕事をしていれば「わが子にも医者になってもらいたい」と思います。

自営業をしていれば「家業を継がせたい」と思います。

特に、定年退職を無事に迎えた親は、そう思いがちです。

「自分がうまくいった生き方だから間違いない」と思い、子どもにも同じ生き方を強要してしまうのです。

しかし、親と同じ生き方が子どもに合うかというと、別問題です。

わが子とはいえ、あくまで別の人間です。

親とは、生まれも育ちも人間関係も違いますから、親とは別の可能性を秘めているでしょう。

自分の生き方を子どもに押し付けるのは、親のわがままです。

子どもは生き方が窮屈になって気力を失い、かえって可能性を失うのです。

親がすべきことは、応援です。

「好きな道を選びなさい」

「自分の信じる道を進みなさい」

生きる道は、子どもに決めさせるのがいちばんです。

子どもには、子どもの人生があります。

親は、子どもの意思を尊重することです。

子どもは、親から応援されることを、なにより喜びます。

「親から愛されている。認められている」と感じるからです。

その気持ちが子どもに伝われば、やる気を出して行動します。

結果として、子どもの人生もうまくいくのです。

60代がしておきたいこと(28)
  • 自分の生き方を、子どもに押し付けないようにする。
29

万が一のために家族と話しておきたい、2つの話題。

万が一のために家族と話しておきたい、2つの話題。 | 60代がしておきたい30のこと

人生は、いつ何があるかわかりません。

自分はまだまだ長生きすると思っても、ある日突然、不幸が襲うことがあります。

そのときになって考えればいいと思いますが、そうもいかない場合があります。

意識がなかったり、すでに死んでいたりする場合です。

可能性は低いですが、ゼロではありません。

突然の状況を考えて、前もって話し合っておきたい話題が、2つあります。

  • 延命治療について

急な事故によって、延命治療が必要になることがあります。

たとえば、脳死です。

脳死とは、脳幹を含めた脳全体の機能が完全に失われ、回復ができなくなった状態のことをいいます。

医療機器によって、なんとか命を取り留めている状態です。

医療機器を外せば、死んでしまいます。

脳は一度死んでしまうと、現在の医学では、生き返らせることは不可能です。

脳死になった場合、医師から延命治療を続けるかどうか、相談されます。

本来なら、本人の考えを尊重すべきですが、それすらできない状況です。

これは大きな負担です。

家族が生死の判断をしなければいけません。

いつまでも生きてほしいという気持ちはあるでしょう。

一方、延命治療には多額のお金がかかるため、家族にとって大きな負担になるのもたしかです。

そうした延命治療の話がスムーズに進められるよう、自分が脳死になったときについて、家族と話をしておくのです。

延命治療を望むのか、望まないのかです。

生前に考えを伝えておけば、家族の負担も小さくなります。

  • 臓器提供について

臓器移植とは、病気や事故によって損なわれた臓器や組織を、手術によって、ほかの患者へ移植することをいいます。

どうせ自分が死ぬなら、治療を待つほかの患者に臓器を提供して、命の手助けになりたいということです。

臓器を提供するのも、しないのも、自由です。

臓器提供カードで考えを持つのもいいですが、まず家族ときちんと話し合っておくといいでしょう。

もし自分が死んでしまうことがあったとき、臓器をどうするかです。

延命治療にせよ、臓器提供にせよ、不謹慎な話題で言いにくいですが、可能性はゼロではありません。

万が一を考え、家族で話し合っておきましょう。

60代がしておきたいこと(29)
  • 延命治療と臓器提供について、家族で話し合っておく。
エピローグ
30

人生最大の親孝行とは。

人生最大の親孝行とは。 | 60代がしておきたい30のこと

あなたは、何歳まで生きたいですか。

そろそろ寿命について、具体的に考える年ごろではないでしょうか。

自分の人生ですから寿命の決め方は自由ですが、1つだけ、心がけてほしい目安があります。

親より濃い人生を果たすことです。

親より、長生きしましょう。

親より、大きな社会貢献を目指しましょう。

たとえ、実現できなくてもいいのです。

実現できなくても、親より濃い人生を心がけることが、亡くなった親への親孝行です。

あなたは今、親から素晴らしい宝物を授かっています。

命です。

親がいなくなった今でも、輝き続けている宝物です。

お金で買うことはできません。

親から授かった大切な命は、最大限に生かしきることが大切です。

親はもう亡くなって、親孝行はできないと思いますが、そうではありません。

親が死んでからも、親孝行はできます。

親より濃い生き方をすることが、人生最大の親孝行です。

親からいただいた命を、最大限に生かしきることです。

そのために今できることは、人生を満喫することです。

60代とはいえ、まだまだ元気です。

社会の役に立ったり、人を喜ばせたりする力は、十分残っています。

少しでも長く生きて、人生を楽しむことです。

少しでもよく働き、人や社会のために尽くすことです。

人生を全うし、親より濃い人生を心がけることこそ、人生最大の親孝行です。

一生懸命、日々生きることに励むわが子を、親はあの世から見て、喜んでいるに違いありません。

あなたは今、人生最大の親孝行をしているところなのです。

60代がしておきたいこと(30)
  • 親より濃い生き方をする。

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