自分の晩年は、どう過ごせばいいのでしょうか。
その答えを知るのは、あなたの親です。
親の晩年の立ち振る舞いを思い出しましょう。
親が、今のあなたと同じ年齢のとき、親はどのような生き方をしていましたか。
起きる時間、寝る時間。
食事の内容、食事の仕方。
趣味の楽しみ方、人付き合いの仕方、車の運転、家族旅行。
できるだけ細かく思い出しましょう。
さまざまな親の様子が思い浮かぶことでしょう。
当時のあなたから見て、親の晩年から受ける印象があったはずです。
「素晴らしいな」と思う親の姿があれば、ぜひ自分の生き方に取り入れましょう。
趣味を楽しむ姿が立派であったと思うなら、自分も同じように生きてみます。
人に頼らず、自分の力でしようとする姿勢に感心した思い出があるなら、自分もそうしてみます。
親ができるなら、きっとあなたもできます。
血を引いているのですから、素質もある可能性があります。
逆に「こうすればよかったのに」という親の生き方があれば、反面教師にします。
タバコや酒に明け暮れた様子が痛々しければ、自分はそうならないように心がけます。
頑固な振る舞いに苦労させられた思い出があるなら、自分は素直を心がけます。
親ができなかったことは、あなたが乗り越える出番です。
親から課せられた宿題だと思い、子であるあなたが克服します。
親の晩年を参考にして、親より豊かに、長生きを心がけることです。