執筆者:水口貴博

離婚の危機を回避する30の方法

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別居によって、お互いの存在価値を再認識できる可能性がある。

別居によって、お互いの存在価値を再認識できる可能性がある。 | 離婚の危機を回避する30の方法

「もう嫌だ。別れたい!」

そういうときに、いきなり離婚に踏み切るのはよくありません。

夫婦生活なら、すれ違いはあります。

パートナーの身勝手な行動に、腹が立つことがあります。

そういうとき、気の早い人は、いきなり離婚と考えます。

いつもそばにいるほど、相手の価値がなかなかわかりにくいです。

毎日一緒にいる夫婦生活では、一緒にいる時間が長いがゆえにお互いの価値観を見失ってしまいがちです。

すべてが当たり前と感じてしまう。

相手のしていることが目障りに感じてしまい始めると、少し休憩も必要です。

その休憩こそ「別居」です。

少し大胆な方法ではありますが、仕方ないときには有効な手段の1つです。

別居とは、いわば、疑似的な離婚です。

別居を、悪いことだと考えないでください。

まだ離婚届を提出しているわけではありません。

お互いの価値を見直すための「人生の休憩」と考えます。

お互いに少し距離を離してみましょう。

別居をすると、1人で静かに考える時間ができます。

パートナーがいなくなったときに、さまざまな不足を感じることでしょう。

1人で生活をすべてやりくりしようとするときの不便さが出てきます。

離婚するということは、生活のすべてを1人で全部やりくりしなければならないということです。

仕事でお金を稼いで、食事・掃除・洗濯・子どもがいれば子育てです。

そういうとき、自分の力不足を感じると同時に、今まで支えてくれていたパートナーの存在の大きさに気づくことでしょう。

寂しい気持ちになり、大きな心の支えになっていたことも気づくきっかけになります。

客観的になれ、お互いの価値観を見直す機会になります。

別居は、離婚してしまったかのような疑似的な状況を作り出せます。

お互いの存在価値を再認識する機会になり、夫婦関係が好転する突破口になる可能性が大きいのです。

離婚の危機を回避する方法(29)
  • いきなり離婚ではなく、別居から始め、距離を置いてみる。
「よい離婚」も、世の中にはある。

離婚の危機を回避する30の方法

  1. 結婚後、変わり始めているのは、相手ではなく自分かもしれない。
  2. 夫だけが使うものは夫のもの。
    妻だけが使うものは妻のもの。
    夫婦が共用するものは夫婦のもの。
  3. 夫婦で共用しようとする意識が薄いと、別居の原因になりかねない。
  4. 「してくれて当たり前」という基準でお礼を伝えれば、夫婦関係は必ずうまくいく。
  5. 熟年離婚の原因から、夫婦円満のポイントを探れ!
  6. 「いつもありがとう」と言い続けているうちは、絶対に悪くならない。
  7. 部屋の光と色が明るいと、夫婦仲も明るくなる。
  8. 部屋の雰囲気を劇的に変えるのは「照明・カーテン・じゅうたん」の3つがポイント。
  9. 会話で本当に注意が必要なのは、たった一言。
  10. 言葉の善しあしは「自分が言われて不快を感じるかどうか」で判断する。
  11. 口喧嘩をするから早口になるのではない。
    早口になるから口喧嘩になる。
  12. 夫婦仲を改善させようと無理に同行させた結果、逆に夫婦仲が悪くなる矛盾。
  13. 集合する時間と場所を決め、別々に行動すれば、自由になれる。
  14. ソファーが、夫婦関係を改善させるきっかけになる。
  15. マッサージは、さりげなくスキンシップを増やす方法になる。
  16. 嘘の罪は、夫婦だからこそ大きい。
    1つでも嘘が見つかると、すべてが信用できなくなる。
  17. 「夫婦」という2文字にとらわれすぎていませんか。
  18. 普段から小さな喧嘩をしている夫婦は、別れることはない。
  19. 違いはあって当然。
    違いを楽しめることが必要だ。
  20. 子どもは、反り合っている夫婦のかすがいになる。
  21. ペットを飼うと、夫婦仲がよくなる。
  22. 「離婚」という言葉は、夫婦間では禁句中の禁句。
  23. 1人になる時間があるから、一緒にいる時間が充実する。
  24. 「初心忘るべからず」には、裏の意味がある。
  25. 家族全員が初心に返ることができるシンプルな方法。
  26. 緩みすぎてから何とかしようと思っても、難しい。
  27. 緊張感のあるイベントを作ると、新婚時の気持ちがフラッシュバックされる。
  28. 心の中で、パートナーと一度離婚する。
  29. 別居によって、お互いの存在価値を再認識できる可能性がある。
  30. 「よい離婚」も、世の中にはある。

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