執筆者:水口貴博

離婚の危機を回避する30の方法

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部屋の光と色が明るいと、夫婦仲も明るくなる。

部屋の光と色が明るいと、夫婦仲も明るくなる。 | 離婚の危機を回避する30の方法

ある日の仕事中、光にまつわる不思議な出来事に、2つ、遭遇しました。

まず1つ目の光にまつわる不思議な出来事は、職場で仕事中の事でした。

職場の同僚と、一緒に仕事をしていたときのことです。

同僚は、何かいつもより不機嫌そうな表情をしているように見えました。

私は「何かあったの」と尋ねると、同僚は「いつもと変わらないよ」と答えます。

では、なぜ同僚は不機嫌そうな表情に見えたのか。

理由は単純でした。

部屋が薄暗かった。

部屋が薄暗いと、顔に影ができやすくなります。

その顔にできた影のせいで、不機嫌そうな表情に見えているだけでした。

いつもと変わりない表情でも、薄暗いところの場合、不機嫌そうな表情に見えてしまいます。

「なんだ、暗いから怒っているように見えただけか」

意外な光の効果に、驚きました。

2つ目の光にまつわる不思議な出来事は、昼間に職場で起こりました。

ある日「これからはエコの時代だ」ということで「エコ活動」を始めるようになりました。

その活動の一環として、昼間は電気を消すことになりました。

昼間は仕事もないし、部屋の電気を暗くすれば電気代を節約できます。

一眠りしたい人のためにもちょうどいいということで、すぐ導入されました。

私が電気を消す当番になり、お昼になれば部屋の電気はすべて消すようにしました。

昼間なので外からの光は入ってきますが、お化け屋敷のように薄暗い職場になります。

そのエコ活動を始めてから、不思議な変化を感じるようになりました。

昼食が、いつもより味気なく感じられるようになりました。

昼食はいつもと変わらないメニューですが、部屋の電気を消して暗い中で食べると、不思議と昼食の味がぼんやりしてきます。

言い方は悪いですが、腐っているように見えてしまい、食への感覚に影響を与えていました。

暗いと、せっかくの新鮮な食材も台無しです。

さて、この2つの不思議な現象は、実は職場ではなく、家庭内でも起こっています。

あなたの家の部屋をチェックしましょう。

ずばり、部屋の電気が暗くなっていないでしょうか。

喧嘩しやすい夫婦の部屋は「部屋が暗くて、雰囲気が悪い」という特徴があります。

暗い部屋の中なら、夫のいつもと変わりないはずの顔が、なぜか怒っているように見えます。

妻が一生懸命に作った料理も、暗い部屋の中で見ると、新鮮さに欠けて、味気なく感じます。

どんなににこにこしていても、どんなにおいしい食事も、薄暗い部屋では台無しです。

部屋の電気が暗いというだけで、マイナスの印象を受けてしまいます。

どうでしょうか。

明るさとはいえ、侮れませんね。

そこで大切なのは「部屋の明るさ」です。

部屋の明るさを、もう少し明るくしてみましょう。

部屋が明るくなれば、住んでいる人の心も自然と明るくなり、夫婦の会話が和らぐ効果があります。

明るい雰囲気の仲では、喧嘩がしづらくなります。

夫婦仲を改善させるためには、明るい部屋の雰囲気作りをしていきましょう。

電球を、もう一段階明るいものに取り換えるだけです。

部屋の電気が明るいと、夫婦仲も明るくなるのです。

離婚の危機を回避する方法(7)
  • 部屋を、明るくさせる。
部屋の雰囲気を劇的に変えるのは「照明・カーテン・じゅうたん」の3つがポイント。

離婚の危機を回避する30の方法

  1. 結婚後、変わり始めているのは、相手ではなく自分かもしれない。
  2. 夫だけが使うものは夫のもの。
    妻だけが使うものは妻のもの。
    夫婦が共用するものは夫婦のもの。
  3. 夫婦で共用しようとする意識が薄いと、別居の原因になりかねない。
  4. 「してくれて当たり前」という基準でお礼を伝えれば、夫婦関係は必ずうまくいく。
  5. 熟年離婚の原因から、夫婦円満のポイントを探れ!
  6. 「いつもありがとう」と言い続けているうちは、絶対に悪くならない。
  7. 部屋の光と色が明るいと、夫婦仲も明るくなる。
  8. 部屋の雰囲気を劇的に変えるのは「照明・カーテン・じゅうたん」の3つがポイント。
  9. 会話で本当に注意が必要なのは、たった一言。
  10. 言葉の善しあしは「自分が言われて不快を感じるかどうか」で判断する。
  11. 口喧嘩をするから早口になるのではない。
    早口になるから口喧嘩になる。
  12. 夫婦仲を改善させようと無理に同行させた結果、逆に夫婦仲が悪くなる矛盾。
  13. 集合する時間と場所を決め、別々に行動すれば、自由になれる。
  14. ソファーが、夫婦関係を改善させるきっかけになる。
  15. マッサージは、さりげなくスキンシップを増やす方法になる。
  16. 嘘の罪は、夫婦だからこそ大きい。
    1つでも嘘が見つかると、すべてが信用できなくなる。
  17. 「夫婦」という2文字にとらわれすぎていませんか。
  18. 普段から小さな喧嘩をしている夫婦は、別れることはない。
  19. 違いはあって当然。
    違いを楽しめることが必要だ。
  20. 子どもは、反り合っている夫婦のかすがいになる。
  21. ペットを飼うと、夫婦仲がよくなる。
  22. 「離婚」という言葉は、夫婦間では禁句中の禁句。
  23. 1人になる時間があるから、一緒にいる時間が充実する。
  24. 「初心忘るべからず」には、裏の意味がある。
  25. 家族全員が初心に返ることができるシンプルな方法。
  26. 緩みすぎてから何とかしようと思っても、難しい。
  27. 緊張感のあるイベントを作ると、新婚時の気持ちがフラッシュバックされる。
  28. 心の中で、パートナーと一度離婚する。
  29. 別居によって、お互いの存在価値を再認識できる可能性がある。
  30. 「よい離婚」も、世の中にはある。

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