夫婦仲が自然と悪くなる原因の1つに「言葉遣い」があります。
一度亀裂が入った夫婦仲を取り戻すためには、言葉遣いを見直すことは必須です。
どこか相手の気分を害するような態度や発言を、本人が気づかないうちにしている場合が多いものです。
言葉が悪いと、知らぬ間に相手に不快な印象を与えます。
もし、あからさまに相手を非難する言葉なら、まだ救いがあります。
「少し言いすぎたな」と気づきやすいため、反省しやすいからです。
「その言葉遣いを直してほしい」というパートナーからの主張も、素直に受け入れてくれることでしょう。
コミュニケーションでは、大きな言葉に重点を置いてしまいがちです。
しかし、本当に注意が必要なのは、実は「たった一言」です。
たった一言の批判で、会話全体が台無しになってしまうことがあります。
「それくらいできるだろう」
「かっこ悪い」
「ばか」
こうした「余分な批判言葉」が入っていませんか。
ほんの一言です。
そういう言葉が、たった一言でも混じると、急に元気がなくなります。
一言でも批判言葉が混じると、会話をするのが嫌になり、会話が少なくなります。
会話が少なくなると、相手の考えていることがわからなくなり、すれ違いが生じやすくなる。
これが、夫婦仲が悪くなる原因です。
これは、口にしている側は気づきにくいです。
たった一言ですから、ダメージも小さく、相手はすぐ忘れるだろうと軽く考えます。
しかし、そういう一言こそ、相手はいつまでも気にしてしまいます。
自然の会話の中でさらっと出た一言だからこそ、相手の本音が見えてしまい、心に突き刺さる。
一言ほど、長く引きずってしまいます。
事の発端は「余分な一言」です。
いま一度、自分の言葉遣いをチェックしてみましょう。
差別用語・見下す言葉・偏見を生む言葉など、使っていませんか。
差別や偏見を生む言葉は、一切使わないように注意しましょう。
注意を向けるべきは、ほんの短い言葉だったのです。