執筆者:水口貴博

離婚の危機を回避する30の方法

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「夫婦」という2文字にとらわれすぎていませんか。

「夫婦」という2文字にとらわれすぎていませんか。 | 離婚の危機を回避する30の方法

どんなに仲が悪い夫婦でも、赤の他人と接するときは、機嫌がよくなります。

声のトーンまで変わります。

夫婦で会話をしているときに、電話が鳴って、電話に出たとき、声のトーンは急に変わります。

なぜか他人とのほうが適度な距離感が保てます。

夫婦でいるときには、パートナーのささいなことまで気になっていらいらしてしまいますが、他人には、なぜか心が広くなるでしょう。

「夫婦」という2文字にとらわれすぎていませんか。

夫婦は、手をつながなければいけない。

夫婦は、一緒に行動しなければならない。

夫婦は、常に会話をしなければならない。

「夫婦はこうあるべきだ」という考え方にとらわれすぎていると、お互いが窮屈に感じます。

自分にとってストレスを感じるだけでなく、なにより相手もストレスになってしまいます。

他人と接するときに楽になるのは「こうあるべきだ」という考えがないからです。

「さまざまな人がいるのだから、まあいいだろう」と思っている。

他人に対しては、人は寛大になります。

その器の大きさを、ぜひ夫婦にも適用しましょう。

型にはめすぎた考え方が行きすぎると、自分の理想と違うことばかりで、ささいなことでも腹が立ってきます。

夫婦として接するときはうまくいかないのに、他人と接するときはうまくいくなら、夫婦も他人と同じように接すればいい。

「夫婦だから」という考え方を捨ててください。

特に、すでに亀裂が入った夫婦が修復関係に向かうためには、そういう思いきった改革が必要です。

夫婦でありながら、どこか他人だと思うくらいでいい。

「夫婦らしからぬ行動」と思うくらいでいい。

そうすると、ほら、肩の力が抜けませんか。

ぴりぴりしていた関係が、少し和らいできます。

うまい距離感が保てるようになります。

他人だと思うと、話しかけやすくなったり謝りやすくなったりするはずです。

そこを突破口にして、近づくきっかけに変えるのです。

離婚の危機を回避する方法(17)
  • 「夫婦だから」という固定観念にとらわれるのは、やめる。
普段から小さな喧嘩をしている夫婦は、別れることはない。

離婚の危機を回避する30の方法

  1. 結婚後、変わり始めているのは、相手ではなく自分かもしれない。
  2. 夫だけが使うものは夫のもの。
    妻だけが使うものは妻のもの。
    夫婦が共用するものは夫婦のもの。
  3. 夫婦で共用しようとする意識が薄いと、別居の原因になりかねない。
  4. 「してくれて当たり前」という基準でお礼を伝えれば、夫婦関係は必ずうまくいく。
  5. 熟年離婚の原因から、夫婦円満のポイントを探れ!
  6. 「いつもありがとう」と言い続けているうちは、絶対に悪くならない。
  7. 部屋の光と色が明るいと、夫婦仲も明るくなる。
  8. 部屋の雰囲気を劇的に変えるのは「照明・カーテン・じゅうたん」の3つがポイント。
  9. 会話で本当に注意が必要なのは、たった一言。
  10. 言葉の善しあしは「自分が言われて不快を感じるかどうか」で判断する。
  11. 口喧嘩をするから早口になるのではない。
    早口になるから口喧嘩になる。
  12. 夫婦仲を改善させようと無理に同行させた結果、逆に夫婦仲が悪くなる矛盾。
  13. 集合する時間と場所を決め、別々に行動すれば、自由になれる。
  14. ソファーが、夫婦関係を改善させるきっかけになる。
  15. マッサージは、さりげなくスキンシップを増やす方法になる。
  16. 嘘の罪は、夫婦だからこそ大きい。
    1つでも嘘が見つかると、すべてが信用できなくなる。
  17. 「夫婦」という2文字にとらわれすぎていませんか。
  18. 普段から小さな喧嘩をしている夫婦は、別れることはない。
  19. 違いはあって当然。
    違いを楽しめることが必要だ。
  20. 子どもは、反り合っている夫婦のかすがいになる。
  21. ペットを飼うと、夫婦仲がよくなる。
  22. 「離婚」という言葉は、夫婦間では禁句中の禁句。
  23. 1人になる時間があるから、一緒にいる時間が充実する。
  24. 「初心忘るべからず」には、裏の意味がある。
  25. 家族全員が初心に返ることができるシンプルな方法。
  26. 緩みすぎてから何とかしようと思っても、難しい。
  27. 緊張感のあるイベントを作ると、新婚時の気持ちがフラッシュバックされる。
  28. 心の中で、パートナーと一度離婚する。
  29. 別居によって、お互いの存在価値を再認識できる可能性がある。
  30. 「よい離婚」も、世の中にはある。

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