執筆者:水口貴博

離婚の危機を回避する30の方法

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子どもは、反り合っている夫婦のかすがいになる。

子どもは、反り合っている夫婦のかすがいになる。 | 離婚の危機を回避する30の方法

仲がいいときは、気兼ねなく話しかけやすい。

パートナーから話しかけられても、別に何も思わないものです。

コミュニケーションの量も自然と増え、どんどん仲は深まっていくという好循環です。

しかし、一転して仲が悪くなれば、話しかけるのもおっくうになります。

パートナーから話しかけられるのも緊張感が漂います。

亀裂の入った夫婦関係は、本来、夫婦の間で解決すればいい話です。

しかし、反り合っている関係だからこそ、そうしたくてもなかなか難しいことがあります。

コミュニケーションの量が減ると、さらに夫婦は冷めていくという悪循環。

いいときにはどんどんよくなるが、悪いときにはどんどん悪くなる。

これが人間関係の特徴です。

夫婦間でも同様に、いいときにはどんどんよくなるが、悪いときにはどんどん悪くなります。

この悪循環を断ち切るために、意外な救世主がいます。

あなたのお子さんです。

お子さんがいる家庭に限った話ですが、もしお子さんがいるなら、悪化している夫婦の仲が、早く解決する可能性があります。

子どもを利用するわけではありませんが、子どもを通して、関係改善の活路を見いだします。

たとえば、わが子を話題にして、話しかけてみましょう。

「最近、わが子はどんな様子なのか」

「学校で何か変わったことはあったか」

昼間、夫は会社にいるので、日中のわが子の様子がわかりません。

学校でわが子がうまくやっているのかどうかという話には、積極的に耳を傾けるはずです。

逆に妻も夫にわが子について報告をするという口実で、話しかけてみましょう。

「今日、かけっこで一等賞を取ったのよ」

「最近友人が増えたみたいよ」

子どもの成長を聞いたり報告したりすることで、夫婦間の改善に向かいます。

話をするきっかけをうまく作りやすくなります。

かわいい子どもの様子が気になるのは、夫も妻も同じです。

また子どもに要望を代弁してもらうのも、1つの手です。

子どもに言ってもらったほうが、話がスムーズに進むことは、よくあります。

苦手なパートナーが「たまには家族旅行に行って思い出を作りたい」と言うと「面倒だな」と思います。

愛するわが子から「たまには家族旅行に行って思い出を作りたい」と言われると「たしかにそうだな」と思います。

愛するわが子からのお願いには反論できません。

子どもは夫婦をつなげる役目を持ちます。

子どもの純粋で無邪気さが、夫婦間の緊張を緩め、夫婦関係の改善に向かうのです。

離婚の危機を回避する方法(20)
  • 子どもを、かすがいにする。
ペットを飼うと、夫婦仲がよくなる。

離婚の危機を回避する30の方法

  1. 結婚後、変わり始めているのは、相手ではなく自分かもしれない。
  2. 夫だけが使うものは夫のもの。
    妻だけが使うものは妻のもの。
    夫婦が共用するものは夫婦のもの。
  3. 夫婦で共用しようとする意識が薄いと、別居の原因になりかねない。
  4. 「してくれて当たり前」という基準でお礼を伝えれば、夫婦関係は必ずうまくいく。
  5. 熟年離婚の原因から、夫婦円満のポイントを探れ!
  6. 「いつもありがとう」と言い続けているうちは、絶対に悪くならない。
  7. 部屋の光と色が明るいと、夫婦仲も明るくなる。
  8. 部屋の雰囲気を劇的に変えるのは「照明・カーテン・じゅうたん」の3つがポイント。
  9. 会話で本当に注意が必要なのは、たった一言。
  10. 言葉の善しあしは「自分が言われて不快を感じるかどうか」で判断する。
  11. 口喧嘩をするから早口になるのではない。
    早口になるから口喧嘩になる。
  12. 夫婦仲を改善させようと無理に同行させた結果、逆に夫婦仲が悪くなる矛盾。
  13. 集合する時間と場所を決め、別々に行動すれば、自由になれる。
  14. ソファーが、夫婦関係を改善させるきっかけになる。
  15. マッサージは、さりげなくスキンシップを増やす方法になる。
  16. 嘘の罪は、夫婦だからこそ大きい。
    1つでも嘘が見つかると、すべてが信用できなくなる。
  17. 「夫婦」という2文字にとらわれすぎていませんか。
  18. 普段から小さな喧嘩をしている夫婦は、別れることはない。
  19. 違いはあって当然。
    違いを楽しめることが必要だ。
  20. 子どもは、反り合っている夫婦のかすがいになる。
  21. ペットを飼うと、夫婦仲がよくなる。
  22. 「離婚」という言葉は、夫婦間では禁句中の禁句。
  23. 1人になる時間があるから、一緒にいる時間が充実する。
  24. 「初心忘るべからず」には、裏の意味がある。
  25. 家族全員が初心に返ることができるシンプルな方法。
  26. 緩みすぎてから何とかしようと思っても、難しい。
  27. 緊張感のあるイベントを作ると、新婚時の気持ちがフラッシュバックされる。
  28. 心の中で、パートナーと一度離婚する。
  29. 別居によって、お互いの存在価値を再認識できる可能性がある。
  30. 「よい離婚」も、世の中にはある。

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