執筆者:水口貴博

離婚の危機を回避する30の方法

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違いはあって当然。違いを楽しめることが必要だ。

違いはあって当然。違いを楽しめることが必要だ。 | 離婚の危機を回避する30の方法

どんな夫婦も、結婚してから、必ず思うことがあります。

「離婚したほうがいいのか」という迷いです。

最高だと思って結婚したはずのカップルが夫婦になり、一緒に暮らし始めると、後から変わることがあります。

態度が変わったり、言葉遣いが変化したり、新しい癖や習慣ができたりなどです。

夫婦前は仲良かったのに、夫婦になってしばらく経つと、なぜか対立や衝突が増えてしまいます。

なぜでしょうか。

成長をすれば、人は必ず変わるからです。

昨日のあなたと今日のあなたは、わずかに違うはずです。

去年と今年とで比較すれば、差はもっと大きくなるでしょう。

それは相手も同じです。

「こんな人より、もっといい人が世の中にいるに違いない」

そういうことを考え始めていると、切りがありません。

理想だと思って結婚した当初は、たしかに趣味も考え方も一緒であった。

そのときは、たしかにそうだったのでしょう。

しかし、結婚後、成長するにつれて次第に違いが生まれてきます。

これは、誰と結婚しても同じです。

成長によって、あなたも変わるし、パートナーも変わります。

すれ違いはあって当然。

時間が経ち、経験を積めば、わずかな違いは増えます。

昔とは変わったから、腹を立てるばかりでは仕方ありません。

結婚後に大切なのは、そうしたお互いの成長による違いを楽しむことです。

「変わったことしているね。面白いね」

「何だか変だよ。珍しいね」

「おかしいよ。でもいいかもしれない」

そういう受け入れる心があれば、逆に夫婦の仲はよくなります。

夫婦とは、一緒に受け入れる器を広げていくことです。

成長して、違いが生まれ、それを楽しむ姿勢があれば、寛大になって受け入れることができるようになります。

それが円満な夫婦生活になるのです。

離婚の危機を回避する方法(19)
  • 違いに、腹を立てるのではなく、楽しむ。
子どもは、反り合っている夫婦のかすがいになる。

離婚の危機を回避する30の方法

  1. 結婚後、変わり始めているのは、相手ではなく自分かもしれない。
  2. 夫だけが使うものは夫のもの。
    妻だけが使うものは妻のもの。
    夫婦が共用するものは夫婦のもの。
  3. 夫婦で共用しようとする意識が薄いと、別居の原因になりかねない。
  4. 「してくれて当たり前」という基準でお礼を伝えれば、夫婦関係は必ずうまくいく。
  5. 熟年離婚の原因から、夫婦円満のポイントを探れ!
  6. 「いつもありがとう」と言い続けているうちは、絶対に悪くならない。
  7. 部屋の光と色が明るいと、夫婦仲も明るくなる。
  8. 部屋の雰囲気を劇的に変えるのは「照明・カーテン・じゅうたん」の3つがポイント。
  9. 会話で本当に注意が必要なのは、たった一言。
  10. 言葉の善しあしは「自分が言われて不快を感じるかどうか」で判断する。
  11. 口喧嘩をするから早口になるのではない。
    早口になるから口喧嘩になる。
  12. 夫婦仲を改善させようと無理に同行させた結果、逆に夫婦仲が悪くなる矛盾。
  13. 集合する時間と場所を決め、別々に行動すれば、自由になれる。
  14. ソファーが、夫婦関係を改善させるきっかけになる。
  15. マッサージは、さりげなくスキンシップを増やす方法になる。
  16. 嘘の罪は、夫婦だからこそ大きい。
    1つでも嘘が見つかると、すべてが信用できなくなる。
  17. 「夫婦」という2文字にとらわれすぎていませんか。
  18. 普段から小さな喧嘩をしている夫婦は、別れることはない。
  19. 違いはあって当然。
    違いを楽しめることが必要だ。
  20. 子どもは、反り合っている夫婦のかすがいになる。
  21. ペットを飼うと、夫婦仲がよくなる。
  22. 「離婚」という言葉は、夫婦間では禁句中の禁句。
  23. 1人になる時間があるから、一緒にいる時間が充実する。
  24. 「初心忘るべからず」には、裏の意味がある。
  25. 家族全員が初心に返ることができるシンプルな方法。
  26. 緩みすぎてから何とかしようと思っても、難しい。
  27. 緊張感のあるイベントを作ると、新婚時の気持ちがフラッシュバックされる。
  28. 心の中で、パートナーと一度離婚する。
  29. 別居によって、お互いの存在価値を再認識できる可能性がある。
  30. 「よい離婚」も、世の中にはある。

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