「恋人とデートする時間が全然ない。最悪だ」
いえいえ、最悪どころか、最高です。
好きな人とデートするときは、時間に余裕があるより、時間が制限されているほうが熱くなれます。
限られた時間の中だからこそ、気持ちも高ぶりやすくなり、心に残るデートができます。
私は彼女とデートをするときには、よく会社帰りを利用しています。
会社帰りなので、夕方からのデートです。
あまり時間に余裕がありません。
時間がないとだらだらしてしまい、印象に残りにくくなります。
「どこに行こうか」
「どうしようか」
「まあ、適当に歩こうか」
余裕がある状況が返って邪魔になり、何がしたいのかよくわからないデートになります。
目的も行動も気持ちも曖昧で、後から思い出せないデートになります。
しかし、時間がないと、気持ちが引き締まります。
限られた時間の中で、食事をしたり遊びに出かけたりするので、無駄がありません。
会社帰りに、東京ディズニーシーに出かけたことがあります。
夕方からの入場は、入場料は安く、人も少なくて、快適でした。
食事も面倒なので、園内で食事をしてしまいます。
テーマパークと食事を同時に楽しめます。
時間がない状況は、意外な発想をさせます。
そういうプレッシャーを大いに利用します。
プレッシャーを感じる思い出のほうが、普段のデートより、記憶に深く残っています。
「大変だ! 時間がない! 急ごう!」
映画のワンシーンのように、焦りを感じている状況のほうが、頭の回転がよくなっているので記憶もしっかり残ります。
思い出に残る場面は、だらだらした状況ではありません。
焦りを感じている状況のほうが、思い出に残りやすくなります。
思い出を作りやすいデートを作るコツは、ここです。
あえて時間のない状況を喜びましょう。
プレッシャーをプラスに変えればいい。
時間がないからとデートを諦めるのではなく、そういうときこそ、実は思い出に残るデートをする絶好のタイミングなのです。