大きなことにチャレンジをするとき、助走をしてばかりの人がいます。
留学、就職、転職、起業、開業。
「しっかり助走がしなければいけない。もっと助走をつけなければいけない」
仕事をするときは、ToDoリストです。
タスクを頭の中だけで考えるのは良くありません。
頭の中だけで考えていると、記憶が曖昧になったり、うっかり忘れたりするのがオチです。
大きな仕事や複雑な仕事に取り組むとき必要なのは、なんと言っても「計画」です。
もちろん一瞬で終わる小さな仕事であれば、いちいち計画は不要ですが、大きな仕事や複雑な仕事では計画が欠かせません。
無計画で進めるのは、失敗をしに行くようなもの。
完璧な準備は必要ありません。
そもそも完璧な準備は非現実的と考えてください。
完璧な準備を考え始めると、あらゆる事態を想定しなければいけなくなります。
「時間がない」と言いつつ、きちんと定時で帰っている人がいます。
これはおかしい。
毎日遅くまで残業であればわかりますが、定時で帰っているなら普通に時間はあるはずです。
「やる気が出てから取りかかろう」
「もう少したってから取りかかろう」
「今見ているテレビ番組が終わってから取りかかろう」
あなたの日常では、メリハリがついていますか。
メリハリをつけないと、仕事と休憩の境目があやふやになり、だらだらしてしまいます。
なかなか仕事に集中できなかったり、きちんと休憩ができなかったりするのです。
無駄な時間が発生しやすいのは、買い物のシーンです。
買い物の買い忘れを一度もしたことがないという人はいないでしょう。
買い物に行って自宅に戻ってから「しまった、○○を買うのを忘れた!」と慌てることがあるもの。
職場で上司や先輩から仕事のやり方を教えてもらうことがあるでしょう。
仕事のやり方を教えてもらうときは「メモ帳」が欠かせません。
一度聞いただけで完璧に覚えるのは難しい。
無駄な時間をなくしたいなら、仕事のマルチタスクに注意してください。
もともとマルチタスクとは「複数の処理を同時に実行する」というコンピューター用語ですが、ビジネスシーンでもよく使われます。
仕事ができる人は、マルチタスクで複数の仕事を一挙に進めているイメージがあるのではないでしょうか。
ぐだぐだ言い訳をする人がいます。
遅刻をしたとき、言い訳をします。
「電車が遅延が発生したので……」
上司から依頼されたとき、とっさに「はい、わかりました」と答える人がいます。
過去にやったことがある仕事なら即快諾で決まりですが、初めての仕事で進め方がよくわからないときもあります。
初めての仕事で進め方がわからないにもかかわらず、とっさに「はい、わかりました」と答えてしまうのは要注意です。
無駄な時間の1つが、落ち込んでいる時間です。
人は感情を持った生き物です。
嫌なことや悲しいことがあると、気分が沈んで落ち込んでしまいます。
いらいらしそうになったら、自分にこう言い聞かせてください。
「いらいらするだけ時間の無駄」と。
いらいらしたところで、何かいいことはあるでしょうか。
使い終わったものは、元の場所に戻しましょう。
「片付けるのが面倒」「片付ける時間がもったいない」といって出したままにしている人がいます。
たしかにいちいち片付けるのはちょっとだけ手間暇がかかります。
未来のことを考えては、不安を募らせる人がいます。
「試験に落ちたらどうしよう」
「就活に失敗したらどうしよう」
プレゼンの発表会で前提条件を伝えると、文句を言う人がいます。
「持ち時間は5分です」と言われると「短すぎます。もっと時間をください。せめて10分は欲しいです」とぶつぶつ文句を言います。
もちろん前提条件に不公平があるなら別です。
書店に足を運んで店内を見て回っていると、面白そうな本を見つけました。
ところがここで購入を迷います。
「面白そうだな。買ってみようかな。でも読み切れるかなあ。値段がちょっとなあ。でもやっぱり読んでみたいなあ……」
体の調子が悪いのに、なかなか病院に行こうとしない人がいます。
「別にたいしたことはない」
「これくらい我慢できる」
数学の勉強の際、解けない問題に行き詰まり、ずっとうなっている人がいます。
問題文をじっと見つめ、解けない問題に延々と時間を費やし、時計の針だけが進んでいるのです。
もちろん諦めずに考えることは大事なことです。
時間を無駄にしたくない人にありがちなのは、睡眠時間の削減です。
睡眠時間を8時間から6時間に減らせば、2時間の時間が生まれます。
睡眠時間を8時間から5時間に減らせば、3時間の時間が生まれます。
行きたいお店があるなら、今すぐ予約を取りましょう。
善は急げです。
もたもたしているうちに、どんどん予約が埋まります。
無駄な時間を減らすなら「水回り」に注目です。
キッチン、シンク、浴室、洗面所、トイレ。
それぞれどのようなタイミングで掃除をしているでしょうか。
新しいことを学ぼうとするとき、最初から分厚い本に手をつける人がいます。
分厚い本のほうが情報量が多く、網羅されている感じがあります。
分厚い本を持って読んでいる人がいれば、知的でかっこいい印象を受けるでしょう。
私たちの生活で意外と時間を使っているのが、買い物です。
一言で「買い物の時間」と言っても、細かな時間が集まっています。
お店に行く時間、商品を探す時間、見比べて選ぶ時間、レジの待ち時間、自宅まで運ぶ時間。
時間を無駄にしたくないからといって、さっとシャワーで済ませる人がいます。
たしかに湯船に浸かると、それだけ時間が奪われます。
湯船にお湯をためるだけでも一定時間がかかります。
レストランでメニューを選ぶとき、注文を決めるのが遅い人がいます。
「これもおいしそうだな。おや、これもおいしそうだな。迷ってしまうな」
食欲をかき立てる料理がたくさんあると目移りしてしまい、決めるのに時間がかかりますね。
ロールプレーイングゲームでは、キャラクターのレベルを上げなければいけない場面があります。
いわゆる「レベル上げ」です。
レベル上げは退屈な作業です。
いじめが社会問題になっています。
自分より弱い立場にいる人を、肉体的・精神的な苦痛を与えることで苦しめます。
言葉、暴力、無視、強要、仲間外れ。
やる気が出ない。
なかなか重い腰が上がらない。
やらなければいけないとわかっているのに、面倒くさくて手をつけられない。