お皿を持っている子どもがいます。
うっかり手を滑らせ、お皿を落として割ってしまいました。
こんなとき、あなたならどんな声をかけますか。
「こら!」
「しっかりしなさい!」
「高いお皿なのに」
「どうしてくれるの?」
「弁償できるの?」
「泣いてる場合じゃないでしょ」
そんな厳しい声をかけていませんか。
心当たりがあるなら、少し立ち止まって考えたいところです。
最初にかけるべき言葉は「けがはない?」の一言です。
叱ることから始めると、子どもは「自分よりお皿のほうが大事なんだ」と受け取ってしまうでしょう。
お皿が割れたことに動揺しているうえ、親から叱られれば、さらにショックを受けます。
ささいな瞬間ですが、こういうところで子どもは傷つくこともあるのです。
いきなり叱るのではありません。
まず心配の声をかけるのです。
どれだけ高価なお皿であっても、まず「けがはない?」の一言から始めましょう。
子どもは「お皿より、まず自分を心配してくれている」と安心します。
たしかに子どもに不注意はあったのかもしれませんが、それは後の話です。
最初にかけるべき言葉は、心配の言葉です。
お皿より、まずは子どもの安全を気遣ってください。
割れたお皿の片付けは、けががないことを確認してからでも間に合います。
最初に心配の声をかけることで、子どもは親からの愛情を実感するのです。