「この前ゴルフの試合に出たんですよ」
「先週末マラソン大会に参加しました。完走できましたよ」
こういう話があったとき、あなたならどんなリアクションをしますか。
とっさに結果を聞いていないでしょうか。
「スコアはどうでしたか?」「タイムはどのくらいですか?」と。
自然な質問に思えますが、注意が必要です。
試合や大会に参加したとなれば、やはり結果が気になるところでしょう。
しかし、良い結果とは限りません。
ひどいスコアかもしれません。
めちゃくちゃ遅いタイムかもしれません。
何気なく質問すると、良くない結果だったとき、微妙な空気が漂います。
せっかくの楽しい会話に水を差すことになりかねないのです。
「結果が良くないが、頑張った話は聞いてほしい」ということがあるもの。
とにかく頑張ったら、誰かにその話を聞いてもらいたいというときがあります。
だからこそ、結果を聞きそうになったら、ぐっと喉のところで止めておくのが得策です。
試合や大会に参加した話をされたときは、明るい返事だけでいいのです。
「いいですね」「すごいですね」「チャレンジャーですね」と返せばOK。
明るい返事をすれば、明るく話が続きます。
そこから話を広げていけばいいだけです。
結果は聞かなくていいのです。
結果が良ければ、こちらから聞かなくても、相手から話してくれます。
良いスコアや良いタイムなら、拍手をしたり驚きのリアクションを返したりすれば、ますます盛り上がって話に花が咲きます。
あえて結果を聞かないことも、優しい気遣いの1つです。