子どもに勉強を教えるのも、親の仕事の1つです。
「勉強は学校に任せているからほうっておけばいい」と思うのは、よくありません。
たしかに学校は勉強を教えるところですが、すべてを教えるわけではありません。
基本的なマナーについては、学校より家庭で学ぶのが、基本です。
家庭も、教育の場です。
家庭だからこそ、実践を通して、詳しく教えることができます。
マナーだけでなく学校の勉強についても、親はできるだけ協力しましょう。
わかる範囲でかまいませんから、子どもの学校の勉強を手助けすることが大切です。
特に付き添ってほしい科目は、社会科です。
すでに社会経験を積み重ねている大人にとって、社会科は、得意中の得意です。
政治家とは何か。
選挙とは何か。
国会とは何をするところか。
まだ基本的な内容ですから、子どもから何を聞かれても、堂々と答えられることでしょう。
大人の力を存分に発揮できます。
親から教えられた経験は、子どもの印象に深く残ります。
あなたも親から教えられた勉強は、よく覚えているのではないでしょうか。
少し怖い印象はありますが、何でも答えてくれる親の姿は「さすがだな」と思ったはずです。
その勉強の手助けも、40代が最後です。
子どもの学習レベルが低い今だから、親も堂々と教えることができます。
自分が50代になるころには、子どもも学年が上がり、学習レベルも高くなっています。
「投票の意味を教えて」くらいは大丈夫でも「マルクスの資本論について教えて」となると、言葉に詰まるでしょう。
「教えて」と言われても、大人でもわからない問題が目立ち、逃げ腰になるのです。
子どもに堂々と勉強を教えられるのも、40代が最後です。
今のうちに、勉強を通して子どもと接する機会を増やしましょう。