不思議な読書体験はどこにあるのでしょうか。
「あとがき」にあります。
あとがきとは、本の終わりに書き添える文章のことです。
一般的には本のまとめが書かれていますが、その限りではありません。
あとがきは意外と面白いのです。
著者が1冊を書き終えたときの思いや感想などが書かれています。
膨大な原稿を書き終わった解放感・達成感があるのでしょう。
あとがきには、秘話や裏話が書かれていることが多い。
メインコンテンツとは違った文調であることが多く、著者の本音が書かれていることも少なくありません。
著者の人柄が感じられる文章もよく目にし、なかなか面白く読ませられます。
時には本のメインコンテンツより面白いことがあります。
「1冊読み終わって一番印象的だったのがあとがきだった」ということも少なくありません。
私たちは本を読むとき、1ページ目から順番に読んでいき、あとがきは最後に読みます。
しかし、あとがきだからといって、最後に読まなければいけないルールはありません。
不思議な読書体験はここにあります。
いきなりあとがきから読んでしまうのです。
最初にあとがきを読んでから、1ページ目から読んだり、気になったところから読んだりします。
まとめから先にチェックすることで、すいすい読み進められます。
本の秘話や裏話を知ってから読み始められます。
いつもと違った読み方なので、不思議な読書体験を楽しめます。
あとがきだからといって、最後に読まなければいけないルールはありません。
最初にあとがきを読んでみることで、普段とは違ったユニークな読書体験を楽しめます。
不思議な読書体験は、あとがきにあるのです。