新幹線や観光バスではリクライニングシートが一般的です。
リクライニングシートは、背もたれを後ろに倒せます。
楽な姿勢を取りたいときや一眠りしたいとき、背もたれを後ろにすると便利ですね。
乗車時間が長くても、リクライニングシートであれば快適に過ごせます。
問題は、降りるときです。
リクライニングシートを戻さずに降りる人がいます。
「添乗員や清掃員がやるだろう」と思っているのです。
たしかにいちいち戻すのは面倒かもしれませんが、こういうときこそ人の品性が出る場面です。
やはり降りるときは、きちんとリクライニングシートを戻すほうがかっこいいのです。
特に新幹線は、清掃時間が限られます。
1分1秒の争う場面では、時間短縮を意識しながら働いています。
リクライニングシートが倒れていると余分に時間が取られるのです。
難しいことでも何でもありません。
座席横のレバーを引くだけで、一瞬の作業です。
次に使う人のことを考えて、使ったものは、きちんと元に戻したい。
添乗員や清掃員がやる仕事だとしても、使ったものを元に戻すことは基本マナーです。
きちんとリクライニングシートを戻したほうが、降りるときも気持ちがいい。
リクライニングシートを戻して降りる人には、品があるのです。