執筆者:水口貴博

子育て上手な父親になる30の方法

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叱るというのは、愛を伝えるということ。

叱るというのは、愛を伝えるということ。 | 子育て上手な父親になる30の方法

「こら! ダメじゃないか!」

叱ると言えばどのようなイメージを持っていますか。

欠点をとがめたり、怒鳴ったりすることだと思っている人が多いのではないでしょうか。

たしかにそういう一面もありますが、それだけではない。

叱るというのは、礼儀や作法を教えるためだけのものではありません。

「愛しているよ」という気持ちを伝えるという側面も持っています。

「叱る」と「愛する」は対義語のようですが、実は同義語です。

子どもが悪さをしたとき、父親は「子どもから嫌われるのは嫌だな」と思います。

そう思う必要はまったくありません。

叱るべきときには、叱ることです。

たとえば、思春期の子どもが門限を破って、深夜に帰ってきたとします。

「どこへ行っていたんだ!」

叱るのは「門限を守りなさい」という意味だけではありません。

「お父さんは本当に心の底から心配しているんだ」という気持ちを伝えるためです。

もちろん単に「こら!」と叱るばかりではなく、子どもを案じる言葉も含めましょう。

「本気で心配していたんだぞ」

「万が一のことがあれば、お父さんは生きていけない」

「お前のためを思って怒っているんだ」

鬼のような表情の中に、温かい愛が感じられます。

叱るのは愛を伝えるものです。

反抗期の子どもともなれば「うるさいなあ」と口答えしてくるでしょう。

しかし、自分のことを心配してくれているという愛は、少しずつ伝わっています。

表面的には反抗していても、きちんと伝わっているものです。

子育て上手な父親になる方法(14)
  • 子どもに愛を伝えるために、叱る。
叱るばかりはいけないが、まったく叱らないのは、もっといけない。

子育て上手な父親になる30の方法

  1. 父親が育児をする、子どもは自分に自信を持つ。
  2. 父が育児に参加することで「父」から「父親」へと成長する。
  3. 父が楽しそうに仕事をする背中を見て、子は育つ。
  4. 子どもの勉強のきっかけは、興味や関心から始まる。
  5. 子どもが破壊行為をし始めたら、強い興味や関心の表れている証拠。
  6. どんな遊びも、突き詰めれば勉強になる。
  7. 本当に家族を大切にする父親は「家族サービス」という言葉を使わない。
  8. 父親の趣味に、子どもを誘ってみよう。
  9. なぜ子どもにとって父は、母より遠い存在と感じてしまうのか。
  10. 母親の大変さを理解するために、男性こそ育児に参加する。
  11. 家族揃って食事ができるように、週に何度かは早く家に帰る。
  12. 特別な日に特別頑張る父は、大幅に評価が向上する。
  13. 疲れて育児に参加できないときは、母親へ育児をねぎらう言葉だけでも伝える。
  14. 叱るというのは、愛を伝えるということ。
  15. 叱るばかりはいけないが、まったく叱らないのは、もっといけない。
  16. 母親からの愚痴には「解決策」の前に「共感」からかけよう。
  17. 甘える父親は、もう1人の子どもである。
  18. 父親という遊び相手ほど、面白い相手はいない。
  19. ストレス発散をするなら、子どもの遊び相手になればいい。
  20. 親から暴力を振るわれた子どもは、友人にも暴力を振るうようになる。
  21. 父の仕事現場を見せてあげると、父の仕事のイメージが湧くようになる。
  22. 早く家に帰られる人は、気の利いた父親になるための気遣いをしよう。
  23. 愛の伝わるスキンシップがあれば、回数は少なくてもいい。
  24. 正しい力の使い方とは、大切な人を守るためである。
  25. 子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならない。
  26. 男らしい父親なら、曖昧な返事は返さない。
  27. 夫婦仲のいい家庭は、子育てにもいい影響を与える。
  28. 子どもの失敗は、褒めたたえるくらいでいい。
  29. 子どもの話に、小難しい評価や感想はいらない。
    単に共感するだけでいい。
  30. 家の手伝いは、言い換えれば「体育の授業」である。

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