「もし間違えたらどうしよう」
「間違えたら大変なことになる」
そんな焦りを感じることがあれば、思い出してほしい場面があります。
時限爆弾を解除する場面です。
漫画や映画では、主人公が時限爆弾を解除する場面を見かけることがあります。
犯人が仕掛けた時限爆弾を、主人公が慎重に配線を選びながら、1つずつ切っていきます。
はらはらどきどきして息をのむシーンであり、緊張が漂います。
うっかり解除の仕方を間違えると、爆弾が爆発して死んでしまいます。
自分が死ぬだけでなく、深刻な被害をもたらし、多くの犠牲者を出すことになるでしょう。
そうした時限爆弾を解除する場面と比べれば、自分が直面している場面など、小さなことに思えるはずです。
「間違えたら大変なことになる」と思いますが、そう思うだけです。
現実はさほど大変なことになりません。
間違っても、時限爆弾のように、爆発することはありません。
「泣く」「叱られる」「恥をかく」といった程度のことでしょう。
評価が落ちたり給料が下がったりするかもしれませんが、いきなり死ぬわけではありません。
少し寿命は縮むかもしれませんが、命に別条はない。
はっと我に返り、物事を大げさに考えすぎていた自分に気づくでしょう。
「間違えたらどうしよう」と思いますが、その程度にすぎない現実に気づいてください。
勇気を出してください。
間違うことを過剰に恐れていませんか。
いいえ、恐れることなどありません。
あらためて考えると、間違えても大したことないはずです。
「間違ったらどうしよう」と怖がるのではありません。
「別に間違っても大丈夫」と開き直るのです。
時限爆弾の解除に比べれば、小さなことなのです。