田舎の子どもたちは、虫を怖がりません。
カエルやオタマジャクシを、素手で捕まえます。
バッタやコオロギも、平気で捕まえます。
カマキリすら平気という人も少なくありません。
田舎は「触れる機会」があるからです。
そこら中にいろいろな虫が飛び交っていて、触れ合う機会があります。
田んぼにはカエルやオタマジャクシがいて、道端にはバッタやコオロギがいます。
触れていると「なんだ、全然怖くないね」と思います。
最初は見た目や動きにどきっとしても、しばらく触れるなかで危害を加えないとわかると、慣れるのです。
私は、愛媛県の田舎出身です。
自宅周辺には田んぼがあるので、カエルやオタマジャクシはもちろん、バッタやコオロギも平気です。
子どものころは、虫と暮らしているような状態で育ちました。
そうした環境で育ったこともあって、虫は平気です。
私に限らず、田舎育ちはみんな虫を怖がりません。
都会の人は、虫が苦手です。
触れ合う機会がないからです。
「アリが怖い」「テントウムシが怖い」という人すらいます。
触れ合う機会がないと「得体の知れないもの」という感覚があるため、悪いほうに妄想が膨らみます。
「噛みつかれるのではないか」「大変なことになるのではないか」と大げさな妄想が膨らんでいき、恐怖が増大するのです。
恐怖をなくしたければ、触れる機会をつくることです。
「触れないから、恐怖が増える。触れると、恐怖が消える」
この法則を知っておけば、勇気を持ってチャレンジできます。
怖いのは最初だけです。
触れてみると、まったく大したことがないことに気づきます。
なかには噛んでくる虫もいます。
捕まえてみるとわかるのですが、トンボは噛んできます。
オニヤンマは別として、普通の小さなトンボなら、ちくっとした痛み程度で大したことはありません。
そういうことを経験として知っておけば、虫に対する恐怖が消えます。
「なんだ、大したことないね」とわかります。
次に「かわいいじゃないか」に変わります。
「怖い」と思ったら、逆に触れてみてください。
触れてみることで、恐怖は消えます。
慣れると、むしろかわいいとさえ思えてくるのです。