家の購入は慎重な判断が必要です。
家があれば、多くの自由が手に入ります。
自分の家だという満足感。
内装も自由。
賃貸より持ち家のほうが、支払う総額も小さくなる場合が大半です。
しかし、不自由なこともあります。
ローンで持ち家を購入すれば、長期にわたる返済に苦しみます。
大きな固定費ができるため、贅沢もしにくくなるでしょう。
不動産のため、引っ越しもできない。
それらの不自由を「怖い」「許せない」「耐えられない」と思うなら、考え直す必要があります。
持ち家を購入したために、多くの不自由に苦しめられ、かえって不幸になる可能性もあるのです。
「一生賃貸」という選択肢もあります。
家の購入に比べて、支払う総額が高くなるでしょうが、持ち家では実現できない自由があります。
いつでも引っ越しができます。
家の長期ローンもないため、贅沢もしやすくなるでしょう。
収入や家族が増えたり減ったりなどの変化にも、柔軟に対応できます。
総合的に考えた結果、賃貸のほうが幸せになれる場合もあります。
「大人になれば持ち家を持つのが当然。持ち家を持たなければ幸せになれない」と思うのは誤解です。
世の中をよく見てください。
持ち家を持ったために、不幸になった人がいます。
持ち家を諦めたから、幸せになれた人もいます。
「一国一城のあるじ」というキャッチコピーに踊らされないことです。
見栄や世間体のために家を買うのは、愚かな判断です。
持ち家を諦めたときの自由を想像してみてください。
「家を買えば幸せになれる」というのは固定観念です。
幸せの価値観は人それぞれですから、家の必要性も人それぞれです。
固定観念を外して、自分にとってふさわしい幸せを考えてみることです。
世間の価値観ではなく、あくまで自分の価値観で決めることが大切です。
一生賃貸であっても、自分の価値観に合っていれば、素晴らしい選択です。