自分磨きや自己投資をしているときは、ネガティブなニュースに注意しましょう。
ニュースにはポジティブなものもありますが、残念ながらごくわずかです。
実際には大半がネガティブなもので占めています。
事故、詐欺、強盗、不正問題、自然災害。
さらには戦争やテロといったニュースもあります。
「ニュースの9割はネガティブな情報」と言っても過言ではありません。
ネガティブなニュースを見て、明るい気持ちになる人はいません。
暗いニュースを見ていると、暗い気持ちになるものです。
それは「共感」してしまうからです。
たとえば、戦争で被害に遭った人々の報道があったとしましょう。
そんなニュースを見ると「かわいそうに」と思う気持ちが出てきて、心理的な影響を受けます。
被害に遭った人の苦しみや悲しみを想像してしまい、心や精神が削られるのです。
これを心理学で「共感疲労」といいます。
人は心を持つ生き物です。
共感しようと思わなくても、苦しんでいる人の記事や光景を目にすると、おのずとその状況に思いを寄せてしまいます。
自分の身に起こっていなくても、当事者の気持ちを想像してしまうことで、疲れを感じてしまうのです。
ずっと見続けていると、疲れを感じるばかりか、どっと落ち込んでしまうことも少なくありません。
自分の日常は平和なのに、あたかも悪い出来事が起こったかのような錯覚を覚えるのです。
自分磨きは明るい気持ちで取り組むものです。
ニュースを見ていると、大なり小なり、ネガティブなものに触れることになります。
だんだん気分が沈んでしまい、前向きなエネルギーが失われるのです。
ニュースをチェックするのはいいのですが、取捨選択は意識したほうがいいでしょう。
特にネガティブなニュースは、精神衛生上、避けるのが得策です。
分け隔てなくニュースを見ていると、自然とネガティブなものに触れてしまい、暗い気持ちや悲しい気持ちになります。
気になったとしても、共感疲労を避けるため、意識的に避けておくのがいいでしょう。
ニュースの大半はネガティブなもの、という点を考慮すれば、思い切ってニュースを見ないようにするのも一案です。
生活に支障が出るように思えますが、実際はほとんど影響ありません。
事件や事故のニュースを見たところで、自分には関係ないことです。
今日の自分に関係するニュースといえば、天気の情報くらいではないでしょうか。
人のことや世の中のことを気にする暇があれば、まず自分のことに集中しましょう。