自分磨きや自己投資に取り組むとき注意したいのは「やりすぎ」です。
やればやるほど効果が出ると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
限界を無視してやりすぎれば、プラスどころかマイナスになることもあります。
たとえば「スリムになってモテたい」と思い、ダイエットに取り組みます。
適度な食事制限をするのは効果的ですが、極端になると危険です。
げっそりやつれたり、暗い表情が増えたりすれば、悲愴感が漂い、かえって近寄りがたい印象を与えます。
モテるどころか、逆効果となります。
さらには栄養バランスを崩して、健康を害することもあるのです。
健康維持のために、筋トレやランニングに取り組む場合も同じです。
無理をして体を痛めてしまうと、運動そのものができなくなります。
長期療養が必要になれば、むしろ体がなまってしまいます。
趣味を極めようと、一直線に取り組む場合も同じです。
夢中になって取り組むのはいいのですが、趣味は「底なし沼」とも言われます。
趣味にお金をかけすぎて大きな借金を背負うことになっては本末転倒です。
時間をかけすぎてしまうと、日常生活に支障が出ることもあります。
アクセルを踏むだけでなく、適切な場面でブレーキを踏むことも大切です。
何事も限度を超えると逆効果になるものですが、それは自分磨きも同じこと。
「やればやるほどいい」「頑張れば頑張るほどいい」とは限りません。
「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉もあるように、大切なのは「ほどほど」です。
正しく効果が出ていてこそ意味があるのです。
目的達成のために頑張ることは大切ですが、やりすぎると、効果が薄れます。
場合によっては、マイナスのほうが大きくなり、逆効果になることもあるのです。
定期的に自分磨きの取り組みを振り返ってみましょう。
やりすぎの状態になっていないかをチェックする習慣を持ちましょう。