品川女子学院では「28プロジェクト」と呼ばれる取り組みがあります。
28歳を仮のゴールとして、生徒が28歳になった自分を思い描きます。
そして、それを実現するために必要なことを洗い出し、行動計画を立て、プロジェクトとして実行していくというものです。
28歳といえば、仕事・結婚・出産など、人生のターニングポイントに差し掛かる時期。
人生を能動的に生きるための、素晴らしい取り組みなのです。
この名門校の「28プロジェクト」は、私たち大人にも応用できます。
今の年齢に10歳をプラスして、プロジェクト名にしてみましょう。
「人生100年時代」と言われて久しい昨今です。
大人であっても、これからの未来を設計する価値は十分あります。
たとえば、25歳の人であれば「35プロジェクト」と名付けてみましょう。
30歳の人であれば「40プロジェクト」、45歳の人であれば「55プロジェクト」です。
その年齢になったとき、どんな自分でいたいのか、どんな人生を歩んでいたいのかを思い描きます。
そしてそれを実現するために、人生を逆算して、今できることを考えます。
目標をリストアップして、行動に移しましょう。
大きな課題の場合は、いくつかのフェーズに分けて進めると効果的です。
人生はまだまだ続いていきますが、仮のゴールとして設定することは大切です。
プロジェクトにすることで、長期プランを立てることが可能となります。
「そんな先のことはわからない」と思うかもしれませんが、大きな方向性として設定してみる価値はあるはずです。
目標に向かって効率よく行動できるようになり、能動的な生き方ができるようになるのです。
自分磨きも自己投資も、長期的な視点で考えるものです。
その目安として「10年」は最適な単位といえるでしょう。
人生には波があります。
上がるときもあれば、下がるときもあります。
10年単位で考えると、途中でつまずくことがあっても「まだ時間はある」「これから挽回すればいい」と前向きになれます。
軌道修正する余裕も生まれるのです。
具体的なイメージが浮かんだら、実現プランを紙に落とし込んでください。
あなただけの「10年プロジェクト」として実行していきましょう。
輝く未来は、自然に訪れるものではありません。
自らの手で、実現させていくものなのです。