学生時代は、安易にアルバイトをしないことです。
親は、子どもに勉強してほしいと願い、頑張ってお金を工面して学校に通わせています。
にもかかわらず、生活が苦しいからといってアルバイトに明け暮れていると、勉強する時間がなくなります。
これでは本末転倒です。
何のために学校に通っているのかわかりません。
もちろん学生時代のアルバイトにもメリットはあります。
社会を知る経験ができ、ビジネスのマナーやスキルを習得でき、それなりのお金も手に入ります。
学生の中には「社会勉強のため」「ちょっとしたお小遣い稼ぎ」と称してアルバイトをする人もいます。
ここが落とし穴です。
そういうことは、社会人になってからでも間に合います。
一度社会に出れば、やめたくてもやめられないほどの仕事が何十年も待っています。
しかも学生アルバイトは、時給が低いものも多い。
なけなしのお金のために、貴重な時間と若さを切り売りすることになります。
若いときの1日は、大人の1日と比べて、何倍もの価値があります。
その貴重でかけがえない時間を、たかだか時給1,000円程度のアルバイトに費やすのはあまりにもったいないのです。
社会人になっても勉強すればいいと思いますが、なかなか思うようにいきません。
1日8時間ほど仕事で拘束されます。
さらに長時間働かざるを得ないケースもあります。
朝から晩まで仕事に追われる生活では、細切れの時間はあっても、学生時代のようなまとまった時間を確保するのは難しい。
結婚や子育てが始まれば、さらに勉強時間は減ります。
皆無になると言っても過言ではありません。
もちろん家庭の事情で、学費や生活費のためにアルバイトが必要なケースもあるかもしれません。
「家が貧乏」「親からの仕送りが足りない」といった声があるのも事実。
たとえそうだとしても、できるだけ最小限に抑え、勉強を優先する努力が大切です。
親は、子どもの勉強のために、お金を工面して学校に通わせているからです。
学生時代アルバイトに明け暮れていると、社会に出てから後悔します。
「あのときもっと勉強しておくべきだった」と思っても、時間は二度と戻りません。
若い時期は短く、そしてあまりにも貴重です。
学生時代の仕事は、勉強です。
思う存分勉強できるのは、学生時代がラストチャンスと思ってください。
学生時代は、余計なアルバイトはせず、勉強に専念するのが賢明です。
社会勉強・社会経験としてどうしてもアルバイトをしたいなら、短期間限定で済ませるようにしましょう。
学生時代の勉強こそ、最高の自分磨きであり、自己投資です。