習い事をしていると、モチベーションが下がって悩まされます。
習い始めたころは高いモチベーションでしたが、慣れてくると同じことの繰り返しが多くなります。
最初は毎回新しい気づきや発見がありましたが、ある程度上達すると、それも減ってきます。
あなたが習い事をするとき、肩の様子を振り返ってみてください。
肩に力が入りすぎていないでしょうか。
「さあ、頑張ろう!」と意気込むとき、知らず知らずのうちに肩に力が入っていることがあります。
ダイヤの原石は、そのままでは光り輝きません。
磨くことで、光り輝くようになります。
自分磨きも同じです。
変わった趣味をする人に対して「それって何の役に立つの?」と聞く人がいます。
それは愚問です。
好きな趣味は、必ず役立ちます。
習い事で「元が取れますか」と聞く人がいます。
「何カ月で元が取れますか」「どのくらい通えば元が取れますか」「どれくらいやれば元が取れますか」と。
それは先生に聞くことではありません。
習い事の先生は、とても優しいということがあるでしょう。
優しいのは嬉しいものですが「少し優しすぎる」と感じることもあるでしょう。
そうなると、物足りなさを覚えたり、簡単すぎると感じたりするかもしれません。
自己投資で大切なことは「ゴール」と「期間」です。
何をいつまでに達成するかです。
ともすると自己投資は、抽象的や無制限になりがちです。
習い事をしていると、自分より上手な人に出会うことがあります。
「あの人なんてうまいのだろう。それに比べて自分は……」
自分と比較して、落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
「なかなか成長できない」
「なかなかレベルアップできない」
その原因は、今のやり方に固執しているせいかもしれません。
「自分磨きのやる気が出ない」という人がいます。
とにかく動けばいいのです。
・やる気がなくても、とにかく本を読む
「本で学んでも、実践の機会がないから身につかない」という人がいます。
マナーやスキルの習得は、座学だけではきちんと身につかず、実践の機会を通して身につけるものです。
機会に恵まれた環境があればいいのですが、なかなか機会がないため身につかないこともあるでしょう。
「上達はお金で買える」と思っている人がいます。
習い事には費用がかかります。
無料というわけにはいきません。
習い事では「いつものルーティン」があります。
いつもの準備運動、いつものトレーニング、いつものエクササイズ。
このとき「またいつもの……」となりがちです。
旅行は、立派な自己投資になります。
お金をかけた分だけ、視野が広がり、見識も深まります。
もちろんどんな旅行でも自己投資になりますが、より効果を高めたいなら、ちょっとした工夫があります。
習い事のご褒美は何でしょうか。
成長なのです。
「前よりうまくなった」
体を使う習い事では、汗をかきます。
たとえば、運動やスポーツです。
体を動かせば動かすほど体温が上がり、自然と汗が出てきます。
習い事の前は「楽しみ」と考えましょう。
期待感が高まり、わくわくしてテンションが上がります。
ポジティブな気持ちも生まれ、気合も入り、やる気も出て、習い事を前向きに取り組めるようになります。
習い事が終われば、家に帰ります。
「今日も頑張った!」「今日もたくさん勉強できたなあ!」という思いがあり、達成感がありますね。
もちろん気持ちのいい達成感に浸ることも大切ですが、習い事が終わったら、振り返りの時間を作ってみてください。
習い事の素晴らしい点の1つは、必ずポジティブになれることです。
授業中は、目の前のことに集中します。
何かに一生懸命になっているときは、心地よい時間が流れます。
授業は、最後まで気を抜かないことです。
大切なのは「最後まで真剣に取り組めるか」です。
試験を受けるとき、誰もが最後まで気を抜きません。
いらいらしながら自分磨きをしていませんか。
いらいらしながら、運動。
いらいらしながら、勉強。
習い事で苦しいときは、次の言葉を思い出してください。
「成長は、苦しいことの後にやってくる」
苦しいと感じるのは、それだけ心や体に負荷がかかっている証拠です。
習い事で先生から褒められることはどれだけあるでしょうか。
よく褒めてくれる先生もいれば、なかなか褒めてくれない先生もいるでしょう。
習い事のモチベーションを上げるために「先生から褒められたい」という気持ちを持つことも大切です。
『日々是好日』という映画があります。
主人公の典子は、20歳の大学生。
そろそろ就職を考えなければいけない時期が近づいているものの、本当にやりたいことが見つかりません。
一度でもいいので、実際に経験してみることです。
「一度では少なすぎる」「たった一度なんて無意味に等しい」と思うかもしれません。
気軽に経験できないことであれば、なおさらです。
習い事では、スランプに陥ることがあります。
「練習してもうまくならない」
「成長が止まってしまった」
「成長は早いほうが良い」というのが一般的な考えです。
試験勉強であれば、暗記も理解も、できるだけ早いほうが良いでしょう。
試験日というゴールがあります。
習い事を「自分磨き」と言い換えてみてください。
・「習い事をしに行く」→「自分磨きをしに行く」
・「習い事を頑張る」→「自分磨きを頑張る」
習い事を始めたばかりのころは、成長が右肩上がりです。
授業のたびに「わかるようになった」「できるようになった」という実感があります。
毎回何かしらの進歩があって、やればやるほど上達します。
習い事が1年続くごとに、お祝いをしてみてはいかがでしょうか。
始めるのは簡単です。
興味を持ち、勢いで申し込めば、誰でも始められます。