習い事を申し込んだものの、すぐ通わなくなる人がいます。
最初の数回こそなんとか頑張って通いますが、その後だんだん足が遠のきます。
そして数週間後には、欠席するのが当たり前になっている。
習い事で先生と会ったら、まずすることは何でしょうか。
答えはもちろん、挨拶です。
無言のまま着席するのはNGです。
授業中は、スマホの使用を控えましょう。
SNSやニュースをチェックすれば、集中力が低下して、学びにマイナスの影響を及ぼします。
着信や通知があるたびに注意がそちらに向き、集中が途切れてしまいます。
習い事では先生がいます。
あなたは先生のことを何と呼んでいますか。
普通に「先生」という呼び方をしている人もいるかもしれません。
習い事を始めると、まず自己紹介の場があります。
自分はどんな人間なのか周りに紹介する大切な機会です。
ここで注意したいことがあります。
習い事では、先生の言うことを否定しないことです。
質問をするのはかまいませんが、否定はNGです。
「こうするんですよ」「こうやりましょう」と教えているのに「それは違うと思います」「それは変です」と否定していませんか。
習い事で大切なのは「腹ごしらえ」です。
習い事とは関係ないように思えますが、実は重要なポイントです。
空腹でおなかがぐうぐう鳴っていると、頭は回らず力も入らず、パフォーマンスが低下します。
授業が始まる前には、きちんとお手洗いを済ませておきましょう。
当たり前のことですね。
ところがうっかりすることがあるものです。
習い事では、先生と生徒との人間関係があります。
その中で大切なのは「先生から好かれる生徒になること」です。
先生はそれぞれの生徒に対し、分け隔てなく平等に接しようと心がけています。
自分磨きや自己投資を真剣に取り組む人に対し、冷ややかな目を向ける人がいます。
「何をそんなに必死になってるんだろう」
「これが意識高い系ってやつか」
うまくいかなかったとき、道具に当たる人がいます。
・思うように演奏できず、楽器に当たる人
・テニスで負けて、ラケットを地面に叩きつける人
わからないことがあったり、壁にぶつかったりして、前に進めなくなるときがあります。
そんなとき「先生がなんとかしてくれる」と考える人もいるでしょう。
もちろん先生は一生懸命サポートしてくれます。
先生が指導している途中で「こうですよね」と返す人がいます。
頭の回転が速い人は理解が早い。
「なるほど、つまり言いたいことはこうですね」と先回りして答えてしまいがちです。
習い事の中には、だらだらした態度で授業を受ける生徒もいます。
リラックスして授業を受けるのは問題ないのです。
肩の力を抜いて、楽な姿勢で受ければ、授業内容も頭にすいすい入ってきます。
習い事によっては、ウェアや道具が必要になることがあります。
テニスならテニスウェアやテニスラケット、水泳なら水着やビート板があるでしょう。
工作系の習い事なら作業着や工具、料理系の習い事ならエプロンや調理器具があるでしょう。
人のやり方やペースに口を出す人がいます。
ストイックに取り組む人は、のんびり取り組む人を見て、こう言います。
「そんな生ぬるいやり方ではいけない。もっと自分を追い込んだほうがいい」と。
グループレッスンでは、一人ずつ順番に発表する場面があります。
このとき、人の発表にまったく目を向けない人がいます。
「自分には関係ない」と思って無視するのです。
ときどき習い事で偉そうにしている人がいます。
「私は客なんだから」
「お金を払っているのはこちらなんだから」
習い事で注意したいのは、何から何まで先生に頼ってしまうことです。
「えっ?! 先生に頼っていいじゃないの? 先生がすべて教えてくれるんじゃないの?」と思うかもしれません。
もちろん基本コースや基礎コースであれば、初心者でもわかりやすく教えてもらえます。
謝罪するとき「後悔」という言葉を使う人がいます。
自分のミスで相手に迷惑をかけてしまい「後悔しています。申し訳ございません」といったセリフで相手に謝罪します。
普通に聞くと間違っていないように思われますが、実はここに「NGワード」が含まれています。
習い事を受講するとき、授業料を値切ろうとする人がいます。
パーソナルトレーナーを付けるとき、レッスン料を値切ろうとする人もいます。
「少しお安くなりませんか。負けてもらえませんか。そこをなんとか……」と言って値切ろうとするのです。
「あれ、今日は先生の様子がいつもと少し違うな」
そんなときがあるかもしれません。
少し元気がなさそうだったり、そわそわして落ち着きがなかったり、不機嫌そうだったりなど。
風邪をひいたとき、あなたならどうしますか。
よりによって習い事の日に、風邪をひいてしまうことがあります。
少し熱が出ていても、頑張り屋さんなら、気合で授業に出ようとするかもしれません。
習い事には、一緒に頑張る仲間がいます。
教室で顔なじみの人だったり、グループレッスンで一緒の人だったり。
あるときふと、仲間が前よりうまくなっていることに気づくことがあるはずです。
習い事では、先生が欠席になることがあります。
教室に到着してから知ることもあれば、事前に連絡が入る場合もあるでしょう。
授業自体は行われるものの、代わりの先生が急きょ担当している場面をよく目にします。
習い事を始めてしばらくすると、新しい生徒が入ってきます。
このとき「先輩面」をしないよう注意が必要です。
「私のほうが先に入ったのだから、言うことを聞くべきだ」
授業が終わっても、なかなか帰らない人がいます。
教室のメンバー同士でぺちゃくちゃおしゃべりしているのです。
おしゃべりの内容が、授業の復習や反省会になっているならまだいいのです。
授業が終わってから、先生に質問しに行く人がいます。
授業中に質問すると中断させてしまうからと、授業が終わってから質問攻めにするのです。
たしかに授業中の質問が多くなると、授業の進行に支障を来すことがあります。
習い事をしていると、仲間が辞めようとする場面に出くわすことがあります。
大切な仲間が辞めていくのは悲しいこと。
特に親しい人であればなおさらです。
習い事をしてときどきあるのが、先生の異動です。
個人経営の教室なら別ですが、法人組織としてやっている教室の場合、先生が異動になることは珍しくありません。
習い事になじんできて、先生との信頼関係も築かれ「さあこれから!」というときに、先生が異動の告知をします。
習い事を申し込んだものの、すぐ通わなくなる人がいます。
最初の数回こそなんとか頑張って通いますが、その後だんだん足が遠のきます。
そして数週間後には、欠席するのが当たり前になっている。
そんなケースも少なくありません。
こういう人は、申し込んだことに満足しているのです。
申し込んだ直後は、いちばんテンションが高い状態です。
「よし、習い事に申し込んだぞ!」という達成感に浸っています。
しかし肝心のレッスンにはほとんど足を運びません。
これでは何の意味もありません。
どれだけ素晴らしい習い事でも、通わなければ、何も得られません。
スキルも何も身につかず、月謝だけが口座から引き落とされます。
お金を無駄にしているのと同じです。
これは、本を買っただけで読まないのと同じです。
どんな名著も、読まなければ、意味がないのです。
習い事も同様です。
申し込んだことに満足して終わるのではありません。
きちんと通い、継続することにこそ価値があります。
特に大切なのは「申し込んでから最初の3カ月」です。
習い事を生活に根付かせるための勝負の時期と考えてください。
多くの人にとってテンションの高い時期ですが、ここでサボったらサボり癖がつき、幽霊部員になります。
逆にこの3カ月を乗り越えられれば、うまく習慣化され、長く続けられるようになります。
週1回でもかまいません。
大事なのは「定期的に通うこと」。
習うと決めたのは自分なのですから、少々つらく感じても「自分との約束」として、きちんと通うようにしてください。
習い事は申し込んで終わりではありません。
申し込んでからがスタートであり、その先にこそ本当の価値があります。
きちんと通うことが大切なのです。
習い事で先生と会ったら、まずすることは何でしょうか。
答えはもちろん、挨拶です。
無言のまま着席するのはNGです。
挨拶をするのは当たり前のことですが、うっかり忘れてしまうこともあります。
毎日のこととなると、だんだん気が緩み、ついおろそかになることもあるでしょう。
挨拶は単に「よろしくお願いします」と言うだけではありません。
先生と目を合わせ、しっかり頭を下げることも大切です。
丁寧に挨拶をする生徒は、先生の目にも好印象に映ります。
信頼関係の構築にもつながり、より熱心に指導してもらえるようになります。
声をかけるのは、授業前の挨拶だけではありません。
授業の後には、しっかり感謝の気持ちを伝えましょう。
「ありがとうございました」の一言です。
習い事は、先生が人生をかけて学んできたことを教えてもらえる貴重な場です。
その大切な時間を共有できたことに、心から感謝の気持ちを込めて伝えましょう。
このときも、先生と目を合わせ、頭を下げながら伝えることが大切です。
挨拶と感謝は、すべての習い事に共通する基本です。
すでにできていることも多いでしょうが、いま一度、意識してみてください。
この基本を大切にするだけで、習い事の学びがより豊かなものになります。
授業中は、スマホの使用を控えましょう。
SNSやニュースをチェックすれば、集中力が低下して、学びにマイナスの影響を及ぼします。
着信や通知があるたびに注意がそちらに向き、集中が途切れてしまいます。
一度切れた集中は取り戻すのには時間がかかるものです。
マナーモードだとしても安心はできません。
わずかな振動にも音があります。
わずかな音や振動でも気が散り、周りの迷惑にもなるのです。
授業中ちらっと確認するのも控えましょう。
「少しくらいいいではないか」と思うかもしれません。
少しだとしても確実に集中が削られます。
確認したくなっても、授業が終わるまではぐっと我慢するのが賢明です。
ほとんどの授業で、スマホは必要ないはずです。
電源を切るか機内モードにして、カバンにしまい、視界に入れないようにしておきましょう。
ロッカーがあるなら、そこにしまうのがさらに賢明です。
物理的に体から離しておけば、着信や通知があっても気になりません。
抵抗を感じるかもしれませんが、時間とお金をかけて習い事に来ているのです。
だからこそ、授業の時間は全神経を集中させたいもの。
集中力がないという人は、集中できないのではなく、集中を妨げるものに囲まれているだけです。
集中力を妨げるものを排除すれば、おのずと集中力は高まります。
「もし連絡があったら」と思うかもしれませんが、無用の心配です。
緊急の連絡はめったにありません。
着信があれば、あとからかけ直せばいいことです。
「授業中だった」と一言言えば済むことです。
授業中は授業に集中です。
集中は、いくら大切にしてもしすぎることはありません。
せっかく時間とお金をかけて習い事に来ているのですから、集中を妨げるものはすべて排除することが大切です。
習い事では先生がいます。
あなたは先生のことを何と呼んでいますか。
普通に「先生」という呼び方をしている人もいるかもしれません。
「先生」という呼び方は最も一般的です。
もちろん問題はありませんが、もう一歩踏み込んだ呼び方をしてみませんか。
名字を添えて「○○先生」という呼び方をするのです。
たとえば、田中という名字の先生なら「先生」ではなく「田中先生」と呼びます。
鈴木という名字の先生なら「先生」ではなく「鈴木先生」と呼びます。
人は誰でも、自分の名前を呼ばれると嬉しいものです。
名字を添えて呼ぶことで、先生も「尊重されている」と感じ、好印象を持ちます。
あなたが名前を呼ぶことで、先生もあなたの名前を覚えやすくなります。
小さなことですが、こうした配慮が、先生との信頼関係を深めるきっかけになるのです。
この工夫は、習い事に限らず、医療機関を受診するときにも有効です。
かかりつけの医師がいるなら、シンプルに「先生」と呼ぶより「○○先生」と呼んだほうが喜ばれます。
名前を呼ぶことが、ここでも信頼関係の構築につながるのです。
習い事を始めると、まず自己紹介の場があります。
自分はどんな人間なのか周りに紹介する大切な機会です。
ここで注意したいことがあります。
うっかり社名や役職を言ってしまうことです。
自己紹介だからはっきり言ったほうがいいと思いがちですが、何でも包み隠さず話すのが良いわけではありません。
小さな会社や普通の平社員ならまだしも、有名企業や高い役職の場合、相手は恐縮してしまいます。
「えっ、そんな有名な会社に勤めているの? そんな偉い人なの?!」
さっと引かれてしまう恐れがあるのです。
本人にそのつもりはなくても、やはり有名企業や高い役職はインパクトがあって、第一印象に強く影響しやすいもの。
余計な印象を持たれたり、相手から距離を置かれたりする原因になることもあります。
自分では気にしていなくても、気にする人もいます。
「お金持ち」「肩書自慢」「上から目線」など、変なふうに思われるのも心外でしょう。
相手から余計なイメージや変な誤解を持たれる場合もあるのです。
自己紹介の際、いきなり社名や役職を言うと、せっかくの出会いに水を差すことになりかねません。
有名な会社や高い役職であればなおさらです。
そのため自己紹介の際は、社名や役職は言わず、適度にぼかしておくのが得策です。
たとえば「都内でITの仕事をしています」「出版関係の仕事をしています」くらいにしておくのが良いでしょう。
余計な壁はつくらないに越したことはありません。
社名や役職などの情報は伏せておくことで、壁がなくなり、話しかけてもらいやすくなります。
では、いつまでも伏せておくのかというと、そうではありません。
十分親しくなってからであれば「実はこんな会社に勤めていて、こんな役職です」と伝えても問題ありません。
自己紹介の際は社名や役職は伏せておき、相手と距離ができたり仲良くなるチャンスを失ったりしないよう注意しましょう。
習い事では、先生の言うことを否定しないことです。
質問をするのはかまいませんが、否定はNGです。
「こうするんですよ」「こうやりましょう」と教えているのに「それは違うと思います」「それは変です」と否定していませんか。
心当たりがあればイエローカードです。
先生の言うことを否定すると、授業の進行がスムーズにいかなくなります。
先生自身も不快な気持ちになるかもしれません。
先生は、その道のプロフェッショナルです。
豊富なキャリアと実績を持ち、多くの生徒を指導してきています。
生徒のレベルに応じて、最適な教え方をしています。
アマチュアの段階では、先生の指導の意図が理解できないこともあるでしょう。
時には違和感を覚える教え方に感じられるかもしれません。
それでもできるだけ先生の教えには素直に従うことが大切です。
先生の言うことを否定してしまうと、そこで会話や指導が止まってしまいます。
水を差すことになれば、吸収できることも吸収できなくなるのです。
教えてもらうときは、余計な否定はせず、まずは先生の言うとおりにやってみましょう。
その場ではまだ理解できなくてもいいので、とりあえず先生の言うとおりにしてみます。
後になって「なるほど、そういう意味があったのか!」と腑に落ちることが多いもの。
「1から100まですべて信じる」という姿勢になることが大切です。
先生の言うことを信じないと、きちんと教えてもらえません。
教えるには「方法」があり「段階」があります。
その方法や段階を否定すると、先生も上手に教えられなくなります。
とことん素直になって、100%信じることです。
それが上達の近道です。
プロの指導に従うことで、効率的な学習ができます。
先生の言うことに素直に耳を傾けるほど、上達のスピードも速くなるのです。
習い事で大切なのは「腹ごしらえ」です。
習い事とは関係ないように思えますが、実は重要なポイントです。
空腹でおなかがぐうぐう鳴っていると、頭は回らず力も入らず、パフォーマンスが低下します。
注意も散漫になってろくなことになりません。
「腹が減っては戦はできぬ」という言葉もあるように、空腹だとパフォーマンスががくんと落ちるのです。
習い事は、1時間から2時間程度が一般的です。
授業中は神経を研ぎ澄まし、先生の話を一言一句漏らすことないよう集中しなければいけません。
集中力を保ち続けるためにも、まず授業を受ける前には腹ごしらえをしておくことが大切です。
体力を使う習い事なら、なおさらなのです。
ただし、腹ごしらえといっても、満腹まで食べるのはおすすめしません。
おなかいっぱいまで食べると、食後は消化活動で大忙しとなり、胃や腸に負担がかかります。
座っていると眠くなるし、運動だと動きにくくなります。
良かれと思った腹ごしらえが逆効果になることもあるので注意が必要です。
腹ごしらえをするなら、軽食や間食など小腹を満たす程度に留め、食べすぎないことが重要です。
腹を満たせば、頭や体のパフォーマンスがアップして、集中して授業を受けられるのです。
授業が始まる前には、きちんとお手洗いを済ませておきましょう。
当たり前のことですね。
ところがうっかりすることがあるものです。
もちろん授業中に、お手洗いを行っていけないわけではありません。
授業中にお手洗いを行ってもいいのです。
生理現象を我慢するのは体に良くありません。
しかしだからといって、軽い気持ちで中座するのは要注意です。
お手洗いで、3分中座するとします。
その3分で、重要なことを聞き逃してしまうことがあります。
大事な話はいつ出てくるかわからないのです。
また一度中座すると、緊張の糸も切れてしまいます。
集中力ががくっと落ちるのです。
いったん落ちた集中力を取り戻すのに23分かかるという研究結果もあります。
授業中は、1分1秒が真剣勝負なのです。
忘れてはならないのはお金です。
お手洗いの時間も、授業料が発生しています。
1時間3,000円の授業があるとしたら、3分の中座は150円の損失です。
1時間1万円の授業であれば、3分の中座は500円の損失という計算になります。
小さな金額でも大事なお金です。
身銭を切って習いに来ているからには、無視できない金額です。
できるだけ中座することがないよう、授業前にはきちんとお手洗いを済ませておきましょう。
当たり前のことですが、いま一度きちんと心がけておきたいポイントです。
さて、ここで水分補給について、ひとつ注意点があります。
飲み物によって、吸収の早さに違いがあることをご存じですか。
水分補給をする場合「冷たい飲み物」に注意してください。
冷たい飲み物は水分吸収が早いため、それだけ尿意を感じるのも早くなる傾向があります。
授業前にお手洗いを済ませても、冷たい飲み物をがぶがぶ飲むと、すぐまたトイレに行きたくなります。
30分もしないうちに尿意を感じることも少なくありません。
また冷たい飲み物は、体を冷やしたり胃腸への負担がかかったりして、腹痛や下痢など体調不良の原因になる恐れもあります。
たくさん汗をかくスポーツ系の習い事なら別ですが、あまり汗をかかない座学中心の習い事なら、冷たい飲み物に要注意です。
水分補給で飲み物を飲むなら、常温、もしくは温かい飲み物がおすすめです。
習い事では、先生と生徒との人間関係があります。
その中で大切なのは「先生から好かれる生徒になること」です。
先生はそれぞれの生徒に対し、分け隔てなく平等に接しようと心がけています。
しかし、実際には感情を持った1人の人間です。
聖人君子ではありません。
苦手な生徒や悪印象の生徒もいれば、得意な生徒や好印象の生徒もいます。
やはり印象の良い生徒のほうが、先生も力を入れて教えたくなるものです。
先生から好かれることで、より熱心に、より丁寧に、より深く教えてもらえる可能性があります。
時には少しだけ特別なレッスンを受けられることもあるかもしれません。
へつらう必要はありませんが、少なくとも、好かれて損はありません。
好かれる生徒になるには、生徒側にもある程度の努力が求められるのです。
では、どんな生徒が好かれるのでしょうか。
大きく3つのポイントが挙げられます。
最初に大切なのは「素直であること」です。
先生は、教えることが役割です。
いちいち否定してきたり言うことを聞かなかったりする生徒には抵抗を感じます。
教えたことを否定せず、素直に言うことを聞く生徒は先生から好かれます。
「はい」「わかりました」と素直に言うことを聞く生徒は、先生も教えがいのある存在として映ります。
つい力を入れて教えたくなるのです。
2つ目のポイントは「真面目であること」です。
授業には遅刻をすることなく、きちんと時間前に到着します。
体調不良を除き、授業には欠かさず出席し、サボることもしません。
授業後の掃除や後片付けもきちんと行い、宿題も真面目に取り組みます。
真面目な生徒は、それだけ成長も早く、やはり先生から見て好印象です。
先生からの信頼を得ることにもつながるのです。
3つ目のポイントは「礼儀正しいこと」です。
授業の前には「よろしくお願いします」と頭を下げます。
授業が終われば「ありがとうございました」とお礼を伝えます。
先生に敬意を払う姿勢は大切です。
すべての習い事は「礼に始まり礼に終わる」が基本です。
礼儀正しい生徒には、先生も自然と丁寧になります。
こうした生徒がいれば、先生も嬉しいし、笑顔で接したくなります。
なにより「もっと教えてあげたい」と思うものです。
習い事の際は、素直であること・真面目であること・礼儀正しいことの3つを意識し、先生から好かれる生徒を目指しましょう。
「教えがいがある」と思ってもらえることも、大切なスキルの1つです。
自分磨きや自己投資を真剣に取り組む人に対し、冷ややかな目を向ける人がいます。
「何をそんなに必死になってるんだろう」
「これが意識高い系ってやつか」
「自分に酔ってるんじゃない?」
そんなふうに努力している人をからかうような声をかける。
はっきりばかにするような声をかける人もいます。
これはもったいない態度です。
自分自身の未来の可能性を狭めてしまう行為だからです。
からかう声をかけると、自分はそれをできなくなります。
自分がからかったことを、自分がやるのはおかしなことです。
自分がやろうとすると、発言と行動に矛盾が生じてしまい、強い違和感やストレスが生じます。
これを心理学で「認知的不協和」といいます。
「自分が否定したことを今さら自分がするなんて……」と違和感に苦しめられ、一歩踏み出せなくなるのです。
「自分は自分磨きも自己投資もしない」と今は思っていても、人生はわかりません。
人生には節目があります。
いつか気が変わって、自分磨き・自己投資をしたい気持ちになるかわかりません。
年齢を重ねると、昔とは違った価値観になることもあります。
ふとしたことがきっかけで、自分磨き・自己投資に目覚めることがあるかもしれません。
人は誰でも、自分をよりよくしたいと思うもの。
自分のために何か取り組みたいと思うのは当然です。
からかうと、自分はそれをできなくなる。
自分磨き・自己投資を否定していると、いざ自分がその道に進みたくてもストップがかかり、できなくなるのです。
努力する人をからかう言葉は、未来の自分を縛る「呪いの言葉」となるのです。
だからこそ、努力する人をばかにしません。
冷たい声もかけません。
むしろ努力を認め、称賛の声をかけるのです。
「頑張っているね!」
「いい自分、いい未来をつくろうと、努力しているんだなあ!」
「自分もぜひ見習いたい!」
自分磨き・自己投資をしている人を褒めたたえれば、自分もそれをやりやすくなります。
自分にも優しくなれ、成長を受け入れられるようになります。
努力する人からパワーをもらって、自分磨き・自己投資をしやすくなるのです。
内面であれ外見であれ、積極的に自分を向上させたいと思うことは素晴らしいことです。
うまくいかなかったとき、道具に当たる人がいます。
うまくいかないからといって、道具に当たらないことです。
道具に罪はありません。
むしろ道具は、いつも黙って支えてくれています。
うまくいかなかった原因は、道具ではなく、自分の技術や経験の不足にあります。
どれだけ丁寧に手入れをしても、道具に当たったら意味がありません。
汚れたり、傷がついたりします。
時には壊れてしまうこともあります。
壊れたら買い換えるしかなく、思わぬ臨時出費を招くのです。
うまくいかなかった悔しさは、自分に向けるのが正解です。
練習や復習にしっかり取り組んで、次に生かせばいいだけです。
悔しさを感じたら、それをバネにしましょう。
練習・復習に力を入れれば、必ずスキルは向上するのです。
わからないことがあったり、壁にぶつかったりして、前に進めなくなるときがあります。
そんなとき「先生がなんとかしてくれる」と考える人もいるでしょう。
もちろん先生は一生懸命サポートしてくれます。
質問すれば、丁寧に教えてくれるでしょう。
壁にぶつかったときは、一緒に解決策を考えてくれるでしょう。
励ましの声をかけてくれ、熱心に指導をしてくれます。
しかしだからといって、すべてを先生に任せる姿勢は良くありません。
べったり頼ると依存状態となり、かえって成長を妨げるからです。
どれだけ教え方が上手な先生でも、実際に取り組むのは生徒本人です。
知識を身につけるのも、スキルを磨くのも、結局は本人の努力によるものです。
本人が努力しなければ、知識もスキルも身につきません。
壁にぶつかったときも同じです。
先生は全力でサポートしてくれますが、壁を乗り越えるのはあくまで生徒本人です。
先生はあくまで伴走者です。
生徒に教えることはできても、代わりに取り組むことはできません。
習い事の主役は、先生ではなく、生徒である自分だと意識する必要があります。
「先生がなんとかしてくれる」ではなく「自分でなんとかする」という姿勢で取り組みましょう。
自力本願こそが、成長の要なのです。
先生が指導している途中で「こうですよね」と返す人がいます。
頭の回転が速い人は理解が早い。
「なるほど、つまり言いたいことはこうですね」と先回りして答えてしまいがちです。
ときどき習い事で見かける光景ですが、これは注意したい態度です。
悪気がないのはわかります。
理解の早さを示したい気持ちもわかります。
とはいえ、先生の話の途中で口を挟むのは良くありません。
これは指導を遮っているのと変わりありません。
先生はまだ話を続けています。
話の最中にかぶせて話すのは失礼であり、コミュニケーション上のNG行動です。
理解の早さを示したいとはいえ、話を遮られると、先生はいい気がしません。
指導内容を誤って理解してしまう可能性もあります。
見方によっては先生の指導を尊重していないようにも映り、悪印象につながることもあります。
ささいなことですが、こうした態度が先生との信頼関係に傷をつけることもあるのです。
先生が指導しているときは、話を最後まで聞くことです。
途中で話の結論が見えても、余計な口は挟まず、相槌を打ちながら丁寧に耳を傾けましょう。
最後まで聞くことで、指導内容を正しく理解できます。
「相手の話は最後まで聞く。相手が話し終わってから自分の話を始める」
これはコミュニケーションの基本です。
理解の早さは、先生の話を最後まで聞いたうえで指導通りに動くことで十分伝わるのです。
習い事の中には、だらだらした態度で授業を受ける生徒もいます。
リラックスして授業を受けるのは問題ないのです。
肩の力を抜いて、楽な姿勢で受ければ、授業内容も頭にすいすい入ってきます。
心身の緊張がほどけることで、集中力が高まる効果もあります。
しかし、だらだらした態度は要注意です。
「リラックス」と「だらだら」は似て非なるものです。
リラックスは、心地よい状態でありながらも、やる気と緊張感はあり、真剣な態度があります。
「力」は抜けていても「気」は入っている状態です。
一方、だらだらは、やる気や緊張感がなく、真剣味に欠けています。
「力」も「気」も抜けてしまっている状態なのです。
習い事では、この2つの違いを理解しておく必要があります。
だらだらしていると、授業に集中できず、学びが浅くなります。
その態度は「やる気がありません」「いやいややっています」「授業がつまらない」と言っているようなもの。
先生から見ると失礼に映り、時には不快感を与えることもあります。
さらにだらだらしていると、うとうと眠気まで襲ってくるのです。
仕事終わりで、疲れがたまっていることもあるでしょう。
繁忙期には、教室に着いた時点でぐったりしていることもあるはずです。
そうだとしても、習い事の時間くらいは、気を引き締めることが大切です。
せっかくお金を払って学ぶのですから、最低限の緊張感と真剣な態度は保ちたいところです。
リラックスして授業を受けるのはOKでも、だらだらして授業を受けるのはNGです。
あなたの授業態度はどちらですか。
習い事によっては、ウェアや道具が必要になることがあります。
テニスならテニスウェアやテニスラケット、水泳なら水着やビート板があるでしょう。
工作系の習い事なら作業着や工具、料理系の習い事ならエプロンや調理器具があるでしょう。
習い事によって、ウェアや道具の種類もさまざまで、おもしろいですね。
さて、ここで大切なのは「誰か洗濯をするか、誰がお手入れをするか」です。
洗濯もお手入れも、自分ですることが大切です。
自分が使っているものだからです。
ウェアでも道具でも何でも、自分が使ったものは、自分で洗濯・お手入れをするのが基本です。
洗濯やお手入れを他人にやらせると、それらに対する思いや感謝が希薄になります。
自分が使っているものは自分がきちんとすることで、習い事に対する意識も高まります。
人に洗ってもらったり、誰かにお手入れをさせたりするのは良くありません。
自分がすべき仕事を、他人にやらせることになります。
習い事を半分サボっているようなものです。
洗濯やお手入れは、習い事の上達にもつながります。
ウェアの洗濯や道具のお手入れをしているとき、じっくり見たり触ったりすることで、発見があります。
「ここが汚れているのは動きに癖があるのだろう。ここにしわが寄っているのは力が入りすぎているせいかな」とわかります。
汚れ方やしわの寄り方を見て、自分の動きの癖がわかり、習い事の改善につながります。
洗濯やお手入れは、上達への近道でもあるのです。
なにより洗濯やお手入れを自分がすることで、感謝や愛着が湧くのです。
洗濯やお手入れをしていると、いつもお世話になっていることを実感できる機会になります。
習い事をしているときは、使っているもの・身につけているものになかなか注意が向きません。
洗濯やお手入れをしているときは、1対1になります。
いかに支えてもらっているか、その存在の大きさに気づかされます。
「ありがとうございます。お世話になっています。これからもよろしくお願いします」という気持ちになり、感謝が湧いてきます。
そして「これからも大事に扱おう」と思いや愛着につながっていくのです。
道具もウェアも、習い事に欠かせない大切なパートナーです。
自分が洗濯やお手入れをすることで、習い事に対する意識が高まります。
「大事に使っていこう! もっと頑張ろう!」という気持ちが高まることで、習い事のモチベーションにもつながるのです。
人のやり方やペースに口を出す人がいます。
ストイックに取り組む人は、のんびり取り組む人を見て、こう言います。
「そんな生ぬるいやり方ではいけない。もっと自分を追い込んだほうがいい」と。
一方、のんびり取り組む人は、ストイックに取り組む人を見て、こう言います。
「そこまで徹底しなくていいのに。やりすぎではないか」と。
自分のやり方やペースを人に押し付けてしまいがちです。
しかし、これは避けておきたいことです。
習い事に励む者同士、相手を否定すれば、人間関係がぎくしゃくします。
大切なことは、人のやり方やペースを尊重することです。
人にはそれぞれのスタイルがあります。
やり方も違えば、ペースも違います。
どちらが正解ということはありません。
自分に合っているなら、それが正解です。
習い事は、ストイックに進めても、ゆっくり進めてもかまいません。
人によって性格・考え方・体格が違うのですから、自分に合ったペースも一人ひとりで異なります。
習い事で大切なことは「無理のない範囲で続けること」です。
やり方やペースも、許容できる負荷も、人によって異なります。
時には大きな差があることも珍しくありません。
自分が快適と感じる方法が、相手にとっても快適とは限りません。
ストイックに取り組むのがちょうどいいと感じる人もいれば、ゆっくり取り組むのがちょうどいいと感じる人もいます。
マラソンを思い浮かべてみてください。
速く走る人もいれば、ゆっくり走る人もいます。
速さがすべてではありません。
大切なのは「完走すること」です。
どれだけ速くても、途中で棄権してしまえば意味がありません。
最後まで走りきることで達成感が味わえ、自信につながります。
完走メダルも、完走してこそ得られるのです。
習い事も同じです。
どれだけペースが速くても、途中でやめてしまっては意味がありません。
楽しんだり結果を出したりしてこそ、習い事の価値が生まれます。
ストイックに取り組むのも良し。
のんびり気ままに取り組むのも良し。
どちらも正解です。
習い事では、人のやり方やペースを尊重しましょう。
そうすることで、お互いに気持ちよく学び合える関係を築けるのです。
グループレッスンでは、一人ずつ順番に発表する場面があります。
このとき、人の発表にまったく目を向けない人がいます。
「自分には関係ない」と思って無視するのです。
これは望ましくありません。
自分に集中することは大切ですが、自分の発表だけ集中してしまうのはNGです。
人の発表のときも、きちんと目を向けることが大切です。
人の発表を見ていると、気づきや学びが得られることがあります。
自分より上手な人の発表であれば、参考になるポイントや上達のヒントが得られるでしょう。
一方、自分より不慣れな人の発表でも、もちろん意味はあります。
人の発表を見ながら「こうすればいいのにな」と思うことがあるもの。
「こうすればもっと良くなる」という視点を持てば、何か発見があって、自分の練習にも応用できます。
初心を思い出すきっかけにもなることも少なくありません。
自分と比べるのではなく、あくまで参考にするということです。
さまざまな生徒がいるということは、それだけさまざまな発表があるということ。
さまざまな発表に触れることで、さまざまな学びが得られるのです。
自分の発表のことで頭がいっぱいということもあるかもしれません。
それでも、少しでも人の発表に視線を向ける余裕を持ちたいものです。
「自分に生かせることはないか」という視点で見れば、何かしらの学びが見つかるのです。
習い事では「みんなが先生」という姿勢を持つことが成長の近道です。
ときどき習い事で偉そうにしている人がいます。
「私は客なんだから」
「お金を払っているのはこちらなんだから」
「さあ、私にわかりやすく丁寧に教えなさい」
そう言わんばかりの横柄な態度を見せているのです。
これは良くありません。
たしかにお金を払っているのは生徒ですが、教えるのは先生です。
習い事は、先生がいるからこそ成り立ちます。
いくらお金があっても、先生がいなければ、学ぶことはできません。
先生には「断る権利」があります。
いくらお金を払う立場でも、先生が「あなたは生徒にできません」と断られたら終わりです。
たとえば、落語や職人の世界では、先生にお願いしても、お断りされ、弟子にしてもらえないということが今でもあります。
先生は人生をかけてキャリアを築き上げています。
これまで膨大な時間と労力を費やしています。
知識や経験が豊富で、多くの実績を積んできたプロフェッショナルです。
お金を払う立場でも、先生に敬意を払い、礼を尽くすことが大切です。
教えてもらうときには「よろしくお願いします」と頭を下げて、敬意を払います。
授業を受けるときも、素直な態度で謙虚な姿勢を保ちます。
授業が終われば「ありがとうございました」とお礼を伝えます。
「お金を払ってるから教えてもらって当然」ではなく「お金を払って学ばせてもらう」という姿勢が欠かせないのです。
習い事で注意したいのは、何から何まで先生に頼ってしまうことです。
「えっ?! 先生に頼っていいじゃないの? 先生がすべて教えてくれるんじゃないの?」と思うかもしれません。
もちろん基本コースや基礎コースであれば、初心者でもわかりやすく教えてもらえます。
重要なポイントや注意点、上達のコツなど、先生が丁寧に指導してくれるでしょう。
しかしだからといって「すべてを先生任せにする姿勢」は要注意です。
何から何まで先生に頼る姿勢では、学びが受け身となります。
「言われないと動かない」「教えてもらわなければ学ばない」という状態では、自ら成長する力が育ちません。
また先生への依存も強くなり、基本的な質問ばかりが増えてしまいます。
先生にとっても、何から何まで頼られるのは大きなストレスなのです。
習い事で大切なのは「自主性」と「主体性」です。
教わるのをじっと待つのではありません。
自分でできることは、自分でするのです。
自分で調べられることは、自分で調べます。
自分で解決できることは、自分で動いて解決します。
生徒としても、自主的・主体的に取り組む姿勢が必要です。
基礎知識・基本ルールなどは、いちいち先生に聞かなくても、ネットや書籍で簡単に調べられます。
そのほうが解決が早く、自分の成長にもつながるし、先生への負担も軽くなります。
英会話なら、すべて先生に頼るのではありません。
基本的な単語や文法くらいは自分で調べましょう。
ジムでパーソナルトレーナーをつけるときも、すべて先生に頼るのではありません。
基礎的なトレーニング法や栄養の基本知識などは自分で調べます。
先生に聞くより、自分で調べたほうが早いことは、そうしたほうがいいのです。
そうした自主性・主体性があれば、先生は「しっかり勉強してますね」「一生懸命ですね」と感心して、指導にも力が入ります。
習い事では、自主性・主体性が大事です。
パーソナルに特化したことは先生のサポートが必要ですが、一方で「自分で調べたほうが早い」ということがあるのも事実です。
自分で調べれば簡単にわかることなら、自分で調べておくほうがいいのです。
謝罪するとき「後悔」という言葉を使う人がいます。
自分のミスで相手に迷惑をかけてしまい「後悔しています。申し訳ございません」といったセリフで相手に謝罪します。
普通に聞くと間違っていないように思われますが、実はここに「NGワード」が含まれています。
たとえば、自分のミスで相手に迷惑をかけたとします。
相手に対して謝罪を述べますが、次のセリフを聞いたとき、どちらに誠意を感じるでしょうか。
ほとんど同じに聞こえますが、言われた相手は違った印象を受けます。
1つ目のフレーズは、後悔という言葉が使われています。
ここで後悔という言葉が使われるのは、違和感があります。
「後悔」という言葉には「やらなければ良かった」という悔やむ意味はありますが、相手に対する謝罪の気持ちが感じられません。
「自分のことだけ」になっています。
「後悔しています」と謝り方では、相手は十分な誠意が感じられず、納得しないでしょう。
「自分のことしか考えていないよね。申し訳ないと思ってないよね」と感じ、怒りが収まらないのです。
「反省」は、自分の言動を振り返り、自分が悪いことをしたとはっきり認め、相手に謝罪するという意味です。
反省という言葉には、相手に対する謝罪する気持ちも含まれます。
「自分の行いを反省しています」という言い方なら、相手も怒りが収まるのも早くなります。
後悔と反省は似て非なるもの。
ちょっとした言葉の違いですが、相手が受ける印象は大きく異なります。
相手に謝罪するときは「後悔」より「反省」という言葉が適切なのです。
習い事を受講するとき、授業料を値切ろうとする人がいます。
パーソナルトレーナーを付けるとき、レッスン料を値切ろうとする人もいます。
「少しお安くなりませんか。負けてもらえませんか。そこをなんとか……」と言って値切ろうとするのです。
「言うだけ言ってみて、安くなったらラッキー」と思っています。
安く済ませたい気持ちがあったとしても、これはマナー違反です。
まず先生に対して失礼です。
「あなたの授業には、金額に見合うだけの価値がありません」と言っているようなものです。
口に出さなくても、そうしたニュアンスが伝わります。
これほど失礼なことはありません。
先生の気分を害してしまうのです。
たとえうまく値切れたとしても、裏目に出ます。
あなたが先生の立場になってください。
値切ってくる人がいれば、良い印象を受けないのではないでしょうか。
しっかり教えようという気持ちがなえます。
先生とはいえ、心を持った人間です。
「値切られたのだから、こちらもその分だけ手を抜いてもいいだろう」という心理になります。
親身に教えてもらえなくなります。
こっそり削られたり手を抜かれたりして、本来学べるはずのことを学べなくなります。
値切った分だけ、それ相応の授業となるのです。
少しでも安く済ませたいと思いますが、うまく値切れたところで、結局自分に跳ね返ってくる結果となります。
セミナー代やレッスン代を値切るのは、自分にとって損な話なのです。
正規料金は、きちんと払うのがマナーです。
少々高くても、正規料金をきちんと払うのが賢明です。
グループレッスンにせよ、マンツーマンレッスンにせよ、すべてに通じます。
正規料金を払うことは、先生に敬意を払うことになります。
「あなたの授業には授業料だけの価値があります」と認めることになり、しっかり教えてもらえることにもつながります。
正規料金をきちんと払うから、十分なサービスを受けられます。
自分にとってもプラスとなるのです。
「あれ、今日は先生の様子がいつもと少し違うな」
そんなときがあるかもしれません。
少し元気がなさそうだったり、そわそわして落ち着きがなかったり、不機嫌そうだったりなど。
先生も1人の人間です。
先生にも普段の生活があります。
プライベートで何かあったのかもしれません。
家族や友人との人間関係もあります。
落ち込んで元気がないときもあるはずです。
誰にでも悩みやトラブルがあって、気持ちが落ち着かないことがあるでしょう。
気になることがあれば、そわそわするのは誰でも同じです。
先生がいつもと様子が違うからといって、詮索しないことです。
先生から話す分にはいいのですが、生徒から根掘り葉掘り聞くのはNGです。
誰でも話したくないことがあります。
あまりしつこく聞いてしまうと、先生と生徒の関係にひびが入るかもしれません。
先生の立場としては、授業にプライベートは持ち込まないよう注意しています。
プライベートのトラブルを話したくないと思うのが自然です。
気になっても、根掘り葉掘り詮索しません。
「きっとプライベートで何かあったのだろう」と思えばいいことです。
世の中に完璧な人がいないのですから、先生も不安定になることがあります。
体調が悪そうであれば、優しい声をかけてあげましょう。
生徒の一言で、先生は心が救われ、元気が出るかもしれません。
生徒も人間ですが、先生も人間です。
元気がないときもあれば、調子が悪いときもあるのです。
次のレッスンでは、きっと普段どおりの様子に戻っています。
風邪をひいたとき、あなたならどうしますか。
よりによって習い事の日に、風邪をひいてしまうことがあります。
少し熱が出ていても、頑張り屋さんなら、気合で授業に出ようとするかもしれません。
頑張ればなんとかなりそうというときがあるものです。
風邪薬や解熱剤でごまかして、なんとか授業に出席するということもあるでしょう。
「これくらいの熱なら大丈夫だろう」「症状は軽いから問題ないだろう」というときもあるかもしれません。
身銭を切っている習い事だと、お金を無駄にしたくない気持ちが強いので、そう簡単に授業を休みたくないのです。
しかし、ここは大切なポイントです。
風邪をひいて、気合でなんとかなりそうでも、きちんと休むようにしましょう。
自分は良くても、ほかの人が困るのです。
風邪にもかかわらず無理して授業に来られると、ほかの生徒に風邪を移してしまう恐れがあります。
授業中、咳やくしゃみをされてはたまったものではありません。
ウイルスが飛び出して、教室内に広がります。
「あの人のせいで風邪を移された」と、後で陰口を叩かれるかもしれないのです。
先生に移してしまう可能性もあります。
授業中は生徒と先生が向かい合う形となるので、むしろ先生にこそ移しやすいといえます。
先生が風邪をひいて休むことになったら、生徒全員に迷惑がかかるのです。
これほど迷惑な話はありません。
そもそも風邪の状態で授業に出たところで、学べることも学べません。
頭はぼうっとして、体はだるくて、苦しいだけの時間になります。
運動系の習い事の場合、けがの原因にもなります。
無理をすると、ますます風邪が悪化します。
解熱剤で熱をごまかせても、風邪であることには変わりないのです。
いくら身銭を切っているとはいえ、気合で頑張っていいところと、そうでないところがあります。
身銭を切っていてお金が惜しいかもしれませんが、ここは冷静に対応したい。
風邪をひいたら、素直に休むのが得策です。
生徒や先生に風邪を移さないための配慮であり、自分の健康のためでもあります。
欠席の連絡を入れ、しっかり休養を取ったほうが、風邪の治りも早くなるのです。
習い事には、一緒に頑張る仲間がいます。
教室で顔なじみの人だったり、グループレッスンで一緒の人だったり。
あるときふと、仲間が前よりうまくなっていることに気づくことがあるはずです。
そんなときは、ぜひ明るく声をかけてみましょう。
「前より上達してますね」
「前よりうまくなってますよね」
作品の出来が良ければ「素晴らしいですね」「上手にできてますね」「完成度が高いですね」といった言葉をかけるといいでしょう。
上から目線にならないよう注意し、あくまで対等な立場で、相手の努力を認める姿勢が大切です。
心理学には「社会的報酬」という考え方があります。
人は、誰かに認められると、脳内でドーパミンというやる気や幸福感を得られる物質が放出されます。
これは「報酬系」を呼ばれる脳の働きで、大好物を食べたときや好きな音楽を聴いたときと同じような快感を得るのです。
つまり「上手ですね」「素晴らしいですね」の一言が、相手にとって小さなご褒美となるのです。
努力を認められるのは、誰にとっても嬉しいもの。
自分ではなかなか上達が気づかなくても、人から言われたとき「私はうまくなっているのか!」と気づかされ、嬉しくなるものです。
相手との人間関係もより良くなるのです。
あるピアノ教室では、レッスンの最後に「お互いを褒め合う時間」を取り入れられました。
すると、生徒のやる気が目に見えてアップしたことがあります。
半年後には教室全体のレベルもアップして、保護者から「自宅での練習時間が増えた」との声が続出したそうです。
相手の努力を認めると、自分も相手から嬉しい声をかけてもらえるようになります。
「○○さんも前よりうまくなってるね」と言われるようになるのです。
一言の励ましですから、難しくありませんね。
認める人は、認められます。
自分のやる気アップにもつながるのです。
習い事では、先生が欠席になることがあります。
教室に到着してから知ることもあれば、事前に連絡が入る場合もあるでしょう。
授業自体は行われるものの、代わりの先生が急きょ担当している場面をよく目にします。
そんなとき文句を言う人がいます。
「急に休まないでほしい」「欠席するならもっと早く知らせてほしい」「先生なんだから体調管理はしっかりしてほしい」など。
たしかに到着してから知らされるのは驚きます。
もう少し早く知らせてほしいと思うのも無理はありません。
その先生の授業を楽しみにしている人もいるでしょう。
しかし、先生も1人の人間です。
急な体調不良で休まざるを得ないこともあります。
体調管理に努めていても、100%防げるわけではありません。
マスクをしても風邪をひくことはあります。
朝は元気でも、数時間で体調を崩すこともあります。
どれだけ注意をしても、病気になるときはなるものです。
事故に巻き込まれたケースもあるでしょうし、自分に過失はなくても、もらい事故で動けなくなることもあるでしょう。
家庭の事情のため、やむを得ず欠席せざるを得ないケースもあるでしょう。
先生にもプライベートがあり、どうしても避けられない事情もあります。
詳しいことはわからなくても、まず突然都合が悪くなったことを受け止めることが大切です。
先生も1人の人間であることを、心の片隅に入れておきましょう。
その際、むやみに詮索はしないこともマナーです。
生徒である私たちも、体調不良や家庭の事情などで、やむを得ず欠席することがありますね。
先生の急な欠席があっても「自分も人のことは言えない」と思えば、優しく受け止められます。
「お大事に」「欠席なら仕方ない」と思えばいいことです。
こういうときこそ先生の事情を思いやる気持ちを持ちたいですね。
先生の事情を理解すれば、大きな心で見られるようになります。
習い事を始めてしばらくすると、新しい生徒が入ってきます。
このとき「先輩面」をしないよう注意が必要です。
「私のほうが先に入ったのだから、言うことを聞くべきだ」
そんな態度を取ってしまうと、相手に良い印象を与えません。
少し早く始めただけで、つい上から目線になってしまうことがあります。
威張った態度を取ったり、相手の未熟さをあざ笑ったりするのは避けたいものです。
「先に習い事を始めたからには、先輩らしく振る舞わなければ」と考える人もいるかもしれません。
たしかに教室に通い始めた時期は自分のほうが早く、キャリアも長いことがあるでしょう。
周りから「ベテラン」と呼ばれる立場の人もいるかもしれません。
しかし、どれだけ経験が長くても、横柄な態度を取れば、相手に不快感を与えてしまいます。
またあとから入ってきたからといって、自分よりスキルが劣っているとは限りません。
むしろ自分よりスキルが高く、経験が豊富な人もいるのです。
先輩面をされて、嬉しい人、いい気分になる人はいません。
上から目線で接すれば、相手はむっとして、距離を置くようになるでしょう。
煙たがられ、仲良くなるチャンスを失うことにもなりかねません。
先輩面は、無意識に表れることもあります。
自分では普通に接しているつもりでも、相手には偉そうな態度に見えてしまうことがあるので注意が必要です。
たとえば「わからないことがあったら何でも聞いて」という一言も、言い方しだいで印象が大きく変わります。
「わからないことがあって何でも聞きなさい」という言い方では、上から目線に聞こえ、相手にストレスを与えるかもしれません。
一方「わからないことがあったら遠慮なく聞いてね」と同じ目線の言い方であれば、相手も受け入れやすくなります。
先輩面と思われないよう、できるだけ優しく、柔らかく、親しみのある言い方を心がけることが大切です。
あとから入ってきた生徒と良い関係を築くためにも、自分の態度には気を配りましょう。
授業が終わっても、なかなか帰らない人がいます。
教室のメンバー同士でぺちゃくちゃおしゃべりしているのです。
おしゃべりの内容が、授業の復習や反省会になっているならまだいいのです。
「ここはこうだよね」「ここがわからなかったけど、どういう意味?」といったやりとりなら、有意義な時間です。
授業中は私語を慎みます。
授業が終わってから、わからなかったところを教室にいる人に聞いてみるのは良いことです。
教室メンバーとの交流ということで、おしゃべりを楽しみたいこともあるでしょう。
わいわいするのは楽しいもの。
少しくらいなら悪くありません。
授業の後のおしゃべりは、緊張から解き放たれた反動もあり、よく盛り上がるものです。
しかし、ただ意味もなく、みんなでだらだらしているだけの時間だったら要注意です。
30分も1時間もおしゃべりをしているなら、イエローカードです。
交流ということで、おしゃべりを楽しむのもいいですが、あまり長くなりすぎないように注意しましょう。
相手も楽しんでいる様子だからOKと思うかもしれませんが、実際はわかりません。
自分は楽しくても、相手は仕方なく話に付き合っているだけかもしれません。
いつの間にか相手の帰宅を引き留めていることもあるのです。
だらだらするだけのおしゃべりは、時間の無駄になっていることがあります。
みんなでだらだらしていると、貴重な時間がどんどん過ぎるばかり。
だらだらしたおしゃべりは何も生みません。
ただひたすら貴重な時間を消費するだけ。
自分の時間も相手の時間も失います。
せっかく習い事で有意義な時間を過ごせても、その後がだらだらだと台無しです。
むやみにだらだらすることほど、不毛なことはありません。
時間も大切なリソースです。
だらだらするだけのおしゃべりで時間をつぶすくらいなら、自分のやるべきことに取りかかるのが得策です。
さっさと帰って、自宅で復習するのも良し。
掃除・洗濯・買い物をするのも良し。
書店や映画館に行くのも良し。
習い事のほかにも、やるべきことがあるはずです。
授業が終わって、特に用事がなければ、すぐ次の予定に取りかかるのがベストです。
忙しい人なら、おしゃべりをする時間はないはずです。
特に用事がないなら、さっさと帰りましょう。
おしゃべりを楽しむにしても、だらだらしないように気をつけましょう。
授業が終わってから、先生に質問しに行く人がいます。
授業中に質問すると中断させてしまうからと、授業が終わってから質問攻めにするのです。
たしかに授業中の質問が多くなると、授業の進行に支障を来すことがあります。
できるだけ授業を中断させたくないという気持ちは理解できます。
1人のせいで先生や周りに迷惑がかかるのは申し訳なく感じるでしょう。
「質問を聞かれるのが恥ずかしい」「注目されるのが恥ずかしい」という心理もあるかもしれません。
あまりに基本的な質問だと、周りから「こんなこともわからないのか」と思われそうで授業中の質問をためらうことがあるでしょう。
こうした理由から、授業の後、先生の元に向かう人は少なくありません。
もちろん授業が終わって質問しに行くこと自体は悪くありません。
ただし「質問攻め」には注意しましょう。
10分も20分も先生を引き留めるのは良くありません。
先生にも次の予定があります。
授業の後に質問攻めで引き留めるのは、実質的に授業を延長させているのと同じです。
質問攻めで長々と引き留めると、先生の迷惑になります。
授業が終わってから質問するなら「簡潔さ」を心がけましょう。
要点を整理したうえで質問します。
質問の数も、1~3問程度にしておくのが賢明です。
授業中に先生が「ここまでで何か質問はありますか」と聞いてくれたときは、絶好のチャンスです。
質問があるなら、ためらわず、すぐ手を挙げましょう。
せっかく先生から質問の機会を与えられているのですから、遠慮は不要です。
いちばん乗りで手を上げてください。
少し恥ずかしいかもしれませんが、その場で質問するほうがスムーズに解決できます。
こういう場面での質問は、授業の流れを妨げる心配もなく、先生の迷惑にもなりません。
またあなたの疑問は、他の生徒も同じように感じている可能性があります。
授業中の疑問は、できるだけ授業中に解消させるのがいいのです。
習い事をしていると、仲間が辞めようとする場面に出くわすことがあります。
大切な仲間が辞めていくのは悲しいこと。
特に親しい人であればなおさらです。
事前に相談してくれればいいものの、急に辞めると言うのです。
「なぜ急に? 何があったの? 辞めないで。今までの努力がもったいない」
そんな気持ちから、つい引き留めたくなるものです。
なんとか考えを改めてもらおうと、説得を試みることが多いのではないでしょうか。
もちろんそれはそれで自然なことではありますが、引き留めるのならマナーがあります。
引き留めるなら「1回まで」が原則です。
辞めようとするのは、本人の意思です。
相手の意思を無理に変えさせようとするのは控えるほうが良いのです。
習い事を辞める理由は、人それぞれです。
やる気の低下、経済的な事情、先生との相性、人間関係の悩み、家庭の都合……。
複数の事情が重なることもあります。
人に言えない事情もあるかもしれません。
多くの場合「辞める」と決めた時点で、すでに本人の中では結論が出ています。
昨日や今日の思いつきではありません。
時間をかけて出した答えなのです。
引き留められることで「自分が必要とされている」と感じ、嬉しく思う人もいます。
しかし、そうでない人がいることも理解してください。
引き留めることが、相手にとって重荷と感じることもあります。
すっかり習い事から気持ちが離れているのに、無理に続けさせるのも酷です。
習い事を続けている間は授業料がかかって経済的な負担も増えます。
無理に引き留めるのは逆効果になりかねません。
引き留める気持ちが強すぎると「しつこい人」「空気が読めない人」として距離を置かれることさえあります。
無理に引き留めるのは、その人の新しい人生を邪魔することにもなりかねないのです。
だからこそ、辞めようとする生徒を引き留めるなら、1回までです。
本人の意思を尊重しましょう。
辞めたい人は辞めたいのです。
1回説得してダメなら、そこからは態度を改め、きっぱり相手の考えを受け入れましょう。
大切なのは「気持ちよく送り出す姿勢」です。
「残念だけど、新しい人生を応援しているよ!」と明るく言えばいいのです。
それが大人のマナーでもあるのです。
習い事をしてときどきあるのが、先生の異動です。
個人経営の教室なら別ですが、法人組織としてやっている教室の場合、先生が異動になることは珍しくありません。
習い事になじんできて、先生との信頼関係も築かれ「さあこれから!」というときに、先生が異動の告知をします。
「みなさん。私事で恐縮ですが、来月から異動することになりました」と発表があるのです。
このときどうするかです。
もちろん新しい先生に教えてもらうのもいいですが、心配なこともあります。
新しく来た先生が自分に合っているとは限りません。
まったく自分に合っていない先生だと、習い事の時間が苦痛になります。
新しい先生と一から信頼関係を築き上げなければいけないこともネックです。
習い事は引き継げても、先生との信頼関係は引き継げません。
異動する先生が自分に合っていて、なおかつ異動先が自宅から近いのなら、先生についていくことです。
先生の異動は変更できませんが、生徒が教室を変更するのは可能です。
習い事で大切なのは、先生との信頼関係です。
習い事で大切なのは「何を学ぶか」より「誰から学ぶか」です。
せっかく良い先生に恵まれ、信頼関係も築けているのなら、できるだけ生かしたいもの。
先生との相性が原因で辞める人も多いなか、逆に相性が良い先生と出会いは本当に貴重です。
せっかく素晴らしい先生と出会えたのなら、その出会いは大切にしたい。
1年通っているなら、1年分の信頼が築かれていることになります。
交通費が少し余分にかかるとしても、ついていきたいと思える先生なら、出す価値があるはずです。