公開日:2025年9月19日
執筆者:水口貴博

習い事で心がける30のマナー

  • お金を払う立場でも、
    先生に敬意を払い、
    礼を尽くす。
習い事で心がける30のマナー

習い事を申し込んだことに満足してはいけない。

習い事を申し込んだものの、すぐ通わなくなる人がいます。
最初の数回こそ何とか頑張って通いますが、その後だんだん足が遠のきます。
そして数週間後には、欠席するのが当たり前になっている。

挨拶と感謝は、習い事の基本。

習い事で先生と会ったら、まずすることは何でしょうか。
答えはもちろん、挨拶です。
無言のまま着席するのはNGです。

授業中は、スマホの使用を控えるのがマナー。

授業中は、スマホの使用を控えましょう。
SNSやニュースをチェックすれば、集中力が低下して、学びにマイナスの影響を及ぼします。
着信や通知があるたびに注意がそちらに向き、集中が途切れてしまいます。

「先生」ではなく「○○先生」と呼ぶ。

習い事では先生がいます。
あなたは先生のことを何と呼んでいますか。
普通に「先生」という呼び方をしている人もいるかもしれません。

習い事の自己紹介では、社名と役職は伏せるのが良い。

習い事を始めると、まず自己紹介の場があります。
自分はどんな人間なのか周りに紹介する大切な機会です。
ここで注意したいことがあります。

先生の言うことは否定しない。
とことん素直になることが大切。

習い事では、先生の言うことを否定しないことです。
質問をするのはかまいませんが、否定はNGです。
「こうするんですよ」「こうやりましょう」と教えているのに「それは違うと思います」「それは変です」と否定していませんか。

腹ごしらえをしてこそ、習い事にも身が入る。

習い事で大切なのは「腹ごしらえ」です。
習い事とは関係ないように思えますが、実は重要なポイントです。
空腹でおなかがぐうぐう鳴っていると、頭は回らず力も入らず、パフォーマンスが低下します。

授業が始まる前には、きちんとお手洗いを済ませておく。

授業が始まる前には、きちんとお手洗いを済ませておきましょう。
当たり前のことですね。
ところがうっかりすることがあるものです。

先生から好かれる生徒になるための3つのポイント。

習い事では、先生と生徒との人間関係があります。
その中で大切なのは「先生から好かれる生徒になること」です。
先生はそれぞれの生徒に対し、分け隔てなく平等に接しようと心がけています。

自分磨き・自己投資をしている人にからかう言葉をかけない。

自分磨きや自己投資を真剣に取り組む人に対し、冷ややかな目を向ける人がいます。
「何をそんなに必死になってるんだろう」
「これが意識高い系ってやつか」

うまくいかないからといって、道具に当たらない。

うまくいかなかったとき、道具に当たる人がいます。
・思うように演奏できず、楽器に当たる人
・テニスで負けて、ラケットを地面に叩きつける人

「先生が何とかしてくれる」という姿勢では、うまくいかない。

わからないことがあったり、壁にぶつかったりして、前に進めなくなるときがあります。
そんなとき「先生が何とかしてくれる」と考える人もいるでしょう。
もちろん先生は一生懸命サポートしてくれます。

先生の話の途中で口を挟まない、先回りして答えない。

先生が指導している途中で「こうですよね」と返す人がいます。
頭の回転が速い人は理解が早い。
「なるほど、つまり言いたいことはこうですね」と先回りして答えてしまいがちです。

リラックスして授業を受けるのはOK。
だらだらして授業を受けるのはNG。

習い事の中には、だらだらした態度で授業を受ける生徒もいます。
リラックスして授業を受けるのは問題ないのです。
肩の力を抜いて、楽な姿勢で受ければ、授業内容も頭にすいすい入ってきます。

自分が使ったウェアは、自分で洗う。
自分が使った道具は、自分がお手入れをする。

習い事によっては、ウェアや道具が必要になることがあります。
テニスならテニスウェアやテニスラケット、水泳なら水着やビート板があるでしょう。
工作系の習い事なら作業着や工具、料理系の習い事ならエプロンや調理器具があるでしょう。

自分のやり方やペースを人に押しつけないこと。

人のやり方やペースに口を出す人がいます。
ストイックに自己投資をする人は、のんびり取り組む人を見て、こう言います。
「そんな生ぬるいやり方ではいけない。もっと自分を追い込んだほうがいい」と。

人の発表中、自分には関係ないからといって無視するのはNG。

グループレッスンでは、一人ずつ順番に発表する場面があります。
このとき、人の発表にまったく目を向けない人がいます。
「自分には関係ない」と思って無視するのです。

お金を払う立場でも、先生に敬意を払い、礼を尽くす。

ときどき習い事で偉そうにしている人がいます。
「私は客なんだから」
「お金を払っているのはこちらなんだから」

何から何まで先生に頼ってはいけない。

習い事で注意したいのは、何から何まで先生に頼ってしまうことです。
「えっ?! 先生に頼っていいじゃないの? 先生がすべて教えてくれるんじゃないの?」と思うかもしれません。
もちろん基本コースや基礎コースであれば、初心者でもわかりやすく教えてもらえます。

和食の値段が気になるときの考え方。

あなたは和食が好きですか。
和食は、一汁三菜を基本とする、日本の伝統的な料理です。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されていて、その価値は世界的にも認められています。

値切る行為はマナー違反。
値切った分だけ、それ相応の授業となる。

習い事を受講するとき、授業料を値切ろうとする人がいます。
パーソナルトレーナーを付けるとき、レッスン料を値切ろうとする人もいます。
「少しお安くなりませんか。負けてもらえませんか。そこを何とか……」と言って値切ろうとするのです。

先生がいつもと様子が違うからといって、詮索しないこと。

「あれ、今日は先生の様子がいつもと少し違うな」
そんなときがあるかもしれません。
少し元気がなさそうだったり、そわそわして落ち着きがなかったり、不機嫌そうだったりなどなど。

風邪を引いたら、授業を休む。
無理して授業に来られても、周りが迷惑。

風邪を引いたとき、あなたならどうしますか。
よりによって習い事の日に、風邪を引いてしまうことがあります。
少し熱が出ていても、頑張り屋さんなら、気合で授業に出ようとするかもしれません。

仲間がうまくなっていることに気づいたら、どしどし声をかけるのがよし。

習い事には、一緒に頑張る仲間がいます。
教室で顔なじみの人だったり、グループレッスンで一緒の人だったり。
あるときふと、仲間が前よりうまくなっていることに気づくことがあるはずです。

先生の急な欠席に文句を言わない。

習い事では、先生が欠席になることがあります。
教室に到着してから知ることもあれば、事前に連絡が入る場合もあるでしょう。
授業自体は行われるものの、代わりの先生が急きょ担当している場面をよく目にします。

後から入ってきた生徒に対して、先輩面をしていないか。

習い事を始めてしばらくすると、新しい生徒が入ってきます。
このとき「先輩面」をしないよう注意が必要です。
「私のほうが先に入ったのだから、言うことを聞くべきだ」

授業が終わってから、だらだらしない。

授業が終わっても、なかなか帰らない人がいます。
教室のメンバー同士でぺちゃくちゃおしゃべりしているのです。
おしゃべりの内容が、授業の復習や反省会になっているならまだいいのです。

授業が終わってから、質問攻めで先生を長々と引き留めない。

授業が終わってから、先生に質問しに行く人がいます。
授業中に質問すると中断させてしまうからと、授業が終わってから質問攻めにするのです。
たしかに授業中の質問が多くなると、授業の進行に支障を来すことがあります。

辞めようとする生徒を引き留めるなら、1回まで。

習い事をしていると、仲間が辞めようとする場面に出くわすことがあります。
大切な仲間が辞めていくのは悲しいこと。
特に親しい人であればなおさらです。

先生が異動することになったとき、どうするか。

習い事をしてときどきあるのが、先生の異動です。
個人経営の教室なら別ですが、法人組織としてやっている教室の場合、先生が異動になることは珍しくありません。
習い事になじんできて、先生との信頼関係も築かれ「さあこれから!」というときに、先生が異動の告知をします。

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