執筆者:水口貴博

人付き合いがうまくなる30のマナー

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夜中に電話をするときは「夜分に恐れ入ります」から始める。

夜中に電話をするときは「夜分に恐れ入ります」から始める。 | 人付き合いがうまくなる30のマナー

大切な用事があって、夜に電話をかけなければならないときがあります。

時間を大切にする今の社会では、よくあることです。

一刻を争うときに時間を無駄にしないためにも、時には夜に電話することもあります。

そのときに大切なことがあります。

夜が更けてから電話をするときは「夜分に、恐れ入ります」という一言を添えるようにしましょう。

つい忘れがちになってしまう一言ですが、夜の電話では最低限言わなければならない一言です。

夜ですから、相手はもう寝ているかもしれません。

お風呂に入っているときかもしれません。

テレビを見ながら、リラックスしているときかもしれません。

就寝前の相手の時間に失礼することですから、夜の電話のときには一言「夜分に恐れ入ります」と言うことが大切です。

私の家庭は、夜の電話にはとても厳しいです。

幼いころ、夜にかけた友人への電話で「夜分に」の一言がなかったため、両親からひどく叱られたことがあります。

「『夜分に恐れ入ります』を言うようにしなさい」と叱られます。

逆に相手から夜の電話に「夜分に」の一言があると「マナーを大切にしている人だな」と思い、品位を感じます。

この一言があるかないかで、夜の電話の印象が変わるのです。

以前、私のところに深夜12時を過ぎてかかってくる電話があり、少し困ったことがありました。

困ったのは電話より、相手がずうずうしかったことです。

突然、自分の用件を話し始めます。

一言でいいから「夜遅くごめんね」の言葉が欲しかったなと思いました。

相手が見えない電話ですから、夜の電話では特にマナーが大切になるのです。

人付き合いがうまくなるマナー(25)
  • 深夜に電話をしなければならないときは「夜分に恐れ入ります」から始める。
「ごめんなさい」が言えることは、人付き合いの基本マナー。

人付き合いがうまくなる30のマナー

  1. マナーを学ぶためには、手本を見つけることが大切。
  2. 身の回りの人から、マナーのいい面だけを取捨選択すればいい。
  3. マナーには、共通点がある。
  4. 友人を無理やり誘わない。
    友人がやりたくないときは、そっとしてあげよう。
  5. 話しかけるタイミングに、センスが表れる。
    ずうずうしく会話に割り込まない。
  6. 「アケオメ、コトヨロ」で友人はがっかりする。
    言葉を省略すると、気持ちまで省略される。
  7. メールは、長く打ちすぎると、かえって長続きしなくなる。
  8. 名刺を渡すときにフルネームを声に出すと、名前を覚えてもらえる。
  9. 「本物の敬語」は難しい。
    「丁寧語」を話せるだけでいい。
  10. キャッチが入り、途中で電話を切ったら、面倒でも折り返し電話する。
  11. プレゼントのヒントは、雑談にある。
  12. 言葉より、態度のほうが、気持ちが伝わる。
  13. 目、顔、体を向ける人は、好印象を持たれる。
  14. 舌打ちが、他人の気分を悪くさせてしまう。
  15. お金を貸すときは、あげてしまうと楽になる。
    できなければ貸さないこと。
  16. メモを取りながら話を聞くと、相手の姿勢が変わる。
  17. 約束を破る人は、信用できない人。
    お酒の場では、約束しない。
  18. 予定変更のマナーは、前倒しにすること。
  19. 「~なんだけど」で終わる会話より「~です」で終わる会話が気持ちいい。
  20. 運転手の暴言が、乗っている人まで気分を悪くさせてしまう。
  21. コミュニケーションの基本は、キャッチボール。
    一方的な会話はやめよう。
  22. ねぎらいの言葉は「ご苦労さま」ではなく「お疲れさま」のほうがいい。
  23. 知らない人がいるときは、雰囲気が固くなる。
    紹介すると、雰囲気が柔らかくなる。
  24. 香水は、強すぎないことが大切。
  25. 夜中に電話をするときは「夜分に恐れ入ります」から始める。
  26. 「ごめんなさい」が言えることは、人付き合いの基本マナー。
  27. 言い訳をして、いいわけがない。
  28. 返事ができる人はモテる。
    返事上手は、付き合い上手。
  29. 報告・連絡・相談をまめにする人が、信用される。
  30. 信用は、人付き合いの大切なマナー。

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