人生の岐路で注意したいのは「一面的な見方」です。
「好きなことだから」
「かっこいいことから」
「高収入だから」
「安定しているから」
「世間体がいいから」
1つの面だけを見て判断することがあるかもしれません。
自分の気持ちに正直でストレートなのはいいのですが、それだけでは十分とは言えません。
1つの理由だけで道を決めてしまうのは、将来思わぬ落とし穴に落ちる可能性が出てきます。
好きなことことであっても、収入が不安定で苦労するかもしれません。
かっこいいことであっても、信用が得られにくく、将来苦労するかもしれません。
高収入であっても、心労と激務の連続が待ち受けているかもしれません。
安定している仕事であっても、成長や可能性が限られていて、努力が報われにくい環境が待ち受けているかもしれません。
世間体のいいことであっても、やりがいがなくつまらないことかもしれません。
こうした不安要素がまだほかにもあります。
若いうちしかできないことかもしれません。
スキルアップやステップアップが難しい道かもしれません。
独立や転職に不利になるかもしれません。
夢ややりがいだけでは食べていけません。
一面的な見方をしていると、道を間違えたり踏み外したりする可能性が出てきます。
こうした落とし穴に落ちないためにも、人生の岐路では、一面的な見方ではなく多面的な見方が欠かせません。
「この道を選ぶと、何が有利になり、何が不利になるのか。どんなプラスがあり、どんなマイナスがあるのか」
やりがい、収入、成長、信用、将来性など、思いつくかぎりさまざまな方向から考えていくことです。
多面的に見て、総合的に考えたうえで決めれば、後悔することもなくなります。