執筆者:水口貴博

人生の節目に強くなる30の方法

18

師弟関係があっても、師匠を尊敬できなくなったら解消していい。

師弟関係があっても、師匠を尊敬できなくなったら解消していい。 | 人生の節目に強くなる30の方法

学問や技芸を習得するためには、弟子入りが有効です。

師匠に弟子入りして、師弟関係を結ぶことがあるでしょう。

師匠はプロです。

師匠から直接指導を受けることができれば、コツやポイントをつかみやすくなり、技芸の上達も早くなります。

夢実現の近道となるに違いありません。

「師弟愛」という言葉があるように、師弟関係は夫婦関係のように深くて強い結びつきがあります。

ところが、弟子入りをしたものの、思わぬ現実に直面することがあります。

一緒に過ごす時間が長くなるにつれて「ちょっと違うな」と感じてくることもあります。

師匠の悪いところが見えてきて、幻滅することもあるでしょう。

最初は素晴らしい師匠であっても、あるときから態度が変わって別人のようになり、尊敬できなくなることがあります。

「もう尊敬できない」

「人が変わってしまった」

「これ以上ついて行けない」

そんなときは、師弟関係を解消して離れてください。

たもとを分かつ決断も必要です。

「師匠に申し訳ない」「師弟関係を解消するなんて非常識」といった考えがあるかもしれません。

「師弟関係は永遠の関係だ」「たもとを分かつなんて言語道断」と叫ぶ人もいますが、それは誤りです。

師弟関係は雇用関係ではありません。

師弟関係を結んだからといって絶対でも永遠でもありません。

もちろん安易な理由で解消するのはよくありませんが、正当な理由であればためらいは不要です。

「師匠を尊敬できなくなった」は正当な理由です。

恋愛や結婚と同じです。

パートナーから気持ちが離れ、愛も信頼も幸せもなくなって苦しみだけの状態になれば、別れの決断も必要です。

それは普通のことであり、珍しいことではありません。

結婚ですら離婚できるのですから、師弟関係も解消できます。

罪悪感があったり良心が痛んだりするかもしれませんが、無理に関係を続けるのはもっと悪影響です。

「師弟関係は永遠の関係」という考えにとらわれていると、貴重な時間やお金を失うばかりになります。

もたもたしているとどんどん時が過ぎていき、貴重な時間を失ってしまいます。

尊敬できなくなったら、師弟関係を見直すタイミングなのです。

人生の節目に強くなる方法(18)
  • 師弟関係があっても、師匠を尊敬できなくなったら、解消する。
アイデアが出るから、メモの習慣があるのではない。
メモの習慣があるから、アイデアが出る。

人生の節目に強くなる30の方法

  1. 計画は慎重に。
    行動は大胆に。
  2. 人生の曲がり角に直面したら、素直に曲がるだけでいい。
    新しい景色は、曲がり角の先にある。
  3. 好きなことに関係している道は、すべて正しい。
  4. 一面的な見方はしない。
    多面的な見方をする。
  5. じっとしているだけでは、何も変わらない。
  6. 降りなければ、行き先は変えられない。
  7. 子どものころによく読んだ漫画を、久しぶりに読んでみる。
    大人になってから読むと、新しい気づきに恵まれる。
  8. 勝負所でブレーキを踏まない。
    アクセルを踏む。
  9. 考えても仕方ないことは、考えない。
  10. 「マイペース」と「だらだらしたペース」は似て非なるもの。
  11. 無難な選択は、無難な未来しかやってこない。
    人生を変えたいなら、リスキーな選択が必要。
  12. 出無精であっても、運動不足は解消できる。
  13. 人はみな、デザイナー。
    自分のライフスタイルをデザインしている。
  14. 友人が減ったのではない。
    本当の友人が残ったのだ。
  15. 「なんだか怪しい」という直感は、おおむね正しい。
    距離を置いて、関わらないでおくのが賢明。
  16. 引き継ぎをきちんとすると、転職先でもうまくいく。
  17. 1歩でフルマラソンをフィニッシュするのは不可能。
    どんなマラソンランナーも、1歩を繰り返しているだけ。
  18. 師弟関係があっても、師匠を尊敬できなくなったら解消していい。
  19. アイデアが出るから、メモの習慣があるのではない。
    メモの習慣があるから、アイデアが出る。
  20. いつも直前になって、ドタキャンで逃げていませんか。
  21. 褒め言葉に対する最高の返事は、褒め言葉。
  22. 書類の束を整理すると、失念していた仕事が見つかる。
  23. 矛盾した行動を取っていませんか。
  24. サボテンは、私たちに大切なことを教えてくれる先生。
  25. 値段が高いと感じるものは、本当に欲しいものではない。
  26. 挑戦も勇気。
    中止撤退も勇気。
  27. 自分が決めた道であっても、間違えることはある。
  28. 階段は「適度な運動」ができる場所。
    階段を使うたびに、運動ができたことを喜ぼう。
  29. ぎりぎり間に合わないときもあれば、ぎりぎり間に合うときもある。
    人生は帳尻が合うようにできている。
  30. 人生は、エスカレーターと同じ。
    踏み出すタイミングは、だいたい合っていればいい。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION